WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.41 2013年3月発行

医療トピックス:「喘息予防・管理ガイドライン2012」から学ぶ『ぜん息死ゼロ』に向けたこれからのぜん息治療

アレルギー専門医でなくても標準的なぜん息治療を提供できるよう、科学的根拠をもとに最新の治療方針を示した「喘息予防・管理ガイドライン」が2012 年11 月に改訂されました。より実用的になった本ガイドラインが、みなさまの治療にどのように関わるのか、また今回の改訂における変更点などについて、喘息ガイドライン専門部会長の国立病院機構東京病院院長 大田健先生のお話をもとにまとめました。

このテーマのポイント

  • 「喘息予防・管理ガイドライン」の改訂、普及にともない、吸入ステロイド薬が普及し、ぜん息死が減少している。
  • 日頃から長期管理を怠らずに発作を防ぐことが重要だが、発作がおきたときの対応、救急外来受診のめやすも知っておくこと。
  • 高齢者ではぜん息とCOPDとの合併に注意し、気になる場合は病院で検査を受ける。
  • 合併症があるとぜん息が治りにくくなったり、悪化する要因となる。合併症の治療は、ぜん息治療のためにも重要。
  • ガイドラインがかかげる目標「ぜん息であっても健康な人と同じ生活を送ること」に向かって、日々、自己管理をすることが大切。

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お話をうかがった先生

国立病院機構東京病院 院長 大田 健先生

大田 健先生

プロフィール

1975年東京大学医学部卒業。1977年東京大学医学部附属病院物療内科入局。1980年から3年間、1988年から1年半、米国コロラド州デンバー市ナショナルジュイッシュ医学免疫呼吸器研究センター内科で研究。1997年より帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学教授。2012年より現職。

メッセージ

ガイドラインは、医師が患者さんのためによりよい治療を実行できるようまとめられたものですが、患者さんにとっても、このガイドラインの内容が診療の場で実行されるということは、非常に重要です。あわせて患者さん自身にも、ぜん息が慢性の疾患だということを認識し、吸入薬の使い方などについて理解していただくことが必要だと思っています。ぜん息であっても、健康な人と同じ生活ができる可能性が高い、ということを知っていただき、自己判断をせず、主治医の先生に相談しながら、日々の治療を続けていただきたいと思います。

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