WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.41 2013年3月発行

ガイドラインの改訂とともに治療内容が向上し、ぜん息死も減少

ぜん息死亡者数の推移とガイドライン改訂タイミング

1993 年に「喘息予防・管理ガイドライン」が登場してから20年が経過しました。この間にガイドラインの普及を通じて、ぜん息は「気道の炎症が慢性的に続いている状態」であるという認識が広まりました。同時に、吸入ステロイドが長期管理の基本治療薬であるという認識も広まり、これによってぜん息による死亡者数も大幅に減少しました。2011 年のぜん息死亡者数は2060 人と史上最低を記録しています。

今回のガイドラインでは、長期管理などの基本治療について前回のガイドラインを踏襲しながら、患者さんへよりよい医療が提供されるよう、今までよりもさらに具体的な内容を盛り込んだ改訂が行われました。そのおもなポイントを紹介します。

2012 改訂のおもな変更点

  • 発作治療について、治療内容の軽いものから重いものへ4 段階に分けた「発作治療ステップ」を導入。
  • 医師、看護師、薬剤師など、どの医療スタッフが吸入指導を行っても同一レベルの指導ができるよう、具体的な吸入方法を掲載。
  • 高齢者への対応を充実させ、ぜん息とCOPD の合併(オーバーラップ症候群)についての解説を追加。
  • 鼻炎や中耳炎、アレルギー性気管支肺真菌症、心不全など合併症についてより詳しく記載。
  • 災害時への対応について、はじめて掲載。

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