WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

小児ぜん息 アレルギーすこやかライフNo.43 2014年3月発行

医療トピックス

医療トピックス 子どものアトピー性皮膚炎のための体の洗い方、外用薬・保湿剤の塗り方実践法

イラストアトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下し、外部からさまざまなアレルゲンや刺激物質が皮膚の中に入ってきてしまうために炎症が起こり、かゆみのある湿疹が慢性的によくなったり悪くなったりを繰り返す病気です。

特集でもご紹介したとおり、アトピー性皮膚炎の治療を適切に行い、皮膚のバリア機能を回復させることは、ぜん息の発症予防につながる可能性があるともされています。

そこで今回は、「皮膚を清潔に保つ洗い方」、「外用薬や保湿剤の塗り方」の実践的な方法について、東京都立小児総合医療センター看護部/小児アレルギーエデュケーターの益子育代先生のお話をもとにまとめました。

より詳しくは、次のメニューからご覧ください

お話をうかがった先生

東京都立小児総合医療センター看護部/小児アレルギーエデュケーター 益子 育代先生

益子 育代先生

プロフィール

1983年群馬大学医療技術短期大学看護学科卒業後、群馬大学医学部附属病院勤務、看護教員経験後、1998年筑波大学体育修士(健康教育)修了。群馬県立県民健康科学大学講師、国立成育医療センター(旧国立小児病院)アレルギー科などを経て、2010年より現職。

メッセージ

薬が効かないとか、塗るのをやめるとすぐ悪くなってしまうという方の多くは、十分に石鹸で洗っていない、軟膏を塗る量が少ない場合がほとんどです。同じ軟膏を使っていても、効果的な洗い方、塗り方ができれば、効果はてきめんに現れます。しっかり効果がでれば、子どもも実感できるので、スキンケアに対する本人のやる気も高まります。アトピーだからかゆいのが当たり前ではなく、アトピーなのにかゆくないのが当たり前となる治療をめざしましょう。

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