WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.44 2014年10月発行

小児ぜん息、成人ぜん息特集:ぜん息治療 薬だけに頼っていませんか?

コントロール状態を把握することも重要

自分にとってのアレルゲンや悪化要因を知って対処することに加えて、自分のぜん息のコントロール状態を確認することも、よりよい気道の状態を保ち、発作のない毎日を送ることにつながっていきます。コントロール状態を把握するためのさまざまな方法が開発されていますので、活用してみましょう。

活用しよう ぜん息日誌とピークフローメーター

自分のぜん息発作はどんなときに起こってしまうのか、忘れないようにメモしておく"ぜん息日誌"はアレルゲンや悪化の原因を知るためにとても有効な道具です。また、自宅でできる肺機能測定の器具"ピークフローメーター"を使うと、目に見えない気道の状態を数値化してみることができます。

くわしくはこちらをご覧ください
ピークフローメーターの使い方や日誌のつけ方について

まずは試しに期間限定で活用を

毎日毎日、日誌をつけ続けるのはなかなか大変なことでしょう。そこで、薬を定期的に吸入しているのになぜか発作が続いてしまうようなときや、かぜをひいてぜん息も悪化してしまいそうなとき、運動会など行事の前など、1カ月くらいの期間限定で活用してみるといいでしょう。そして、気になることが出てきたら、日誌をもとに主治医に相談してみましょう。

高増先生からのアドバイスでした。

自分のぜん息のコントロール状態を知るテスト JPAC、ACT

気道をよい状態に保てているか、を確認するためのさまざまなテストがあります。これらのテストの結果を医師に見てもらうことで、うまくぜん息治療が進んでいるかなどを把握することができます。

くわしくはこちらをご覧ください
JPACコントロールテスト(乳幼児用、小児用)

くわしくはこちらをご覧ください
喘息コントロールテスト ACT (12歳以上が対象)
*小児(4~11歳)用も掲載されています。
*外部サイトにリンクします。


目次

このページの先頭へ