WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

COPDすこやかライフNo.44 2014年10月発行

医療トピックス

COPDは治療可能な病気に 進歩するCOPD治療を知る

10年以上前は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)には特効薬がなく息切れなどの症状を悪化させないように経過を観察するしかない、と考えられていました。しかし、この10年間でCOPDの治療は飛躍的な進歩を遂げています。今では薬によって呼吸機能の改善や息切れの消失などが認められるようになり、積極的に治療ができる病気になっています。

今回は、進歩するCOPDの治療法について、亀田京橋クリニック副院長 金子教宏先生のお話をもとにまとめました。

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お話をうかがった先生

亀田京橋クリニック 副院長 金子 教宏先生

金子 教宏先生

プロフィール

1988年昭和大学医学部卒業後、昭和大学藤が丘病院勤務を経て、97年亀田総合病院呼吸器内科部長代理として着任。98年同呼吸器内科部長に就任し、2013年7月から亀田京橋クリニック副院長に就任。

メッセージ

COPDは今では治療可能、予防可能な疾患になってきました。さまざまな治療薬の進歩により、治療の選択肢が広がり、症状の改善が期待できます。しかし、COPDの最大の原因であるたばこを吸いながらでは治療の効果もあがりません。喫煙者の方は一刻も早く禁煙しましょう。また、COPDは診断が早期であればあるほど、治療の効果、薬の恩恵も大きくなります。喫煙習慣があり、せき、たんの症状が長く続いている方は、一度、医師に相談してください。さらに、COPDが全身の病気につながる恐れもあります。すでにCOPDの診断を受けている方は、全身を診てもらうことも重要です。

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