すこやかライフNo.45 2015年3月発行
地方公共団体事業レポート:三重県四日市市 ぜん息児のためのチャレンジ・デイキャンプ
2013年に開催したデイキャンプのアンケート結果では、参加者の約8割が「参加したことでぜん息についての知識を深めることができた」という回答をしているとともに、「学校を欠席する回数が減った」という回答もみられました。また、子ども自身の自己効力感(自己管理への自信)が改善したという評価も得られました。
14年もデイキャンプの体験を通じてぜん息児自身が自己管理の必要性を理解できるようになったという声が多く、デイキャンプの効果が明らかになってきています。
「子どもにぜん息の自己管理の必要性をわかってほしい」という理由で参加を決めた保護者からの申込みが多かった一方、子どもが自分から「行きたい」と希望した参加者もいました。
ピークフローについて親子で大切さが理解できました。感覚だけでなく数値で体調が確認できることがありがたいと思いました。また、運動誘発ぜん息があることがわかり、それに対応した予防法を相談させていただくこともできて、よかったです。
デイキャンプに参加して、普段は元気にしているから大丈夫、と子どもの表面的な姿しか見えていなかったことに気づきました。つらい思いをするのは子どもなので、自分も子どもの気持ちになってぜん息とうまく付き合っていけるよう努力していきたいと思いました。
子どもがチラシを学校からもらってきて、自分から参加したいと言ってきました。普段から服薬や吸入も自分からやっていますが、吸入の仕方については雑になっていないか、点検したいと思いました。