WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

小児ぜん息 その他のアレルギーすこやかライフNo.46 2015年9月発行

現場レポート

食物アレルギーのある子どもたちの修学旅行時の食事対応について

食物アレルギーの子 京都おこしやす事業

食物アレルギーの子 旅館・ホテル・食事提供施設の対応手順書の表紙画像

プロジェクト会議が作成した、宿泊施設・飲食店における対応手順書

食物アレルギーのある子どもたちに、修学旅行をはじめとする京都での校外活動を安心して楽しんでもらうため、京都府では、食物アレルギー専門医、宿泊施設、レストラン・飲食店、旅行会社、患者団体、行政等の関係者で構成する「食物アレルギーの子 京都おこしやすプロジェクト会議」を結成し、誤食防止のための体制づくりに取り組んでいます。

今回は、その紹介をとおして、食物アレルギーのある子どもが旅行をする際の食事の注意点などを示していきます。

より詳しくは、次のメニューからご覧ください

お話をうかがった先生

同志社女子大学生活科学部食物栄養科学科 同志社女子大学大学院生活科学研究科 特任教授 伊藤 節子先生

伊藤 節子先生

プロフィール

1975年京都大学医学部卒業。京都大学小児科助手、医仁会武田総合病院小児科部長を経て2000年同志社女子大学教授。2015年より現職。日本小児アレルギー学会理事、編集委員、食物アレルギー委員。主な著書「親と子の食物アレルギー」(講談社現代新書)。

メッセージ

今回ご紹介した調査票は、あるリゾートホテルグループと一緒に約1年間かけて作り上げた調査票をベースに作成したものであり、安全性の確保を目指した食物アレルギー対応としての有用性を実証済みです。

乳幼児期から除去を続けているお子さんでいつの間にか医療機関を離れている場合には、受診のきっかけにしてください。すでに治っているかもしれません。まだ治っていない場合にも、「安全に食べること」を目指す治療を受けるきっかけになれば幸いです。

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