WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.49 2017年3月発行

小児ぜん息 成人ぜん息特集:ぜん息発作の原因を見つけて自分に合った対策を立てよう!

どこで、どんなときに発作が起こるのかチェックトライアンドエラーを繰り返しましょう

チェックする前提として、まずは、医師から処方された薬を指示どおり使ったうえで、症状が出るかどうか確認しましょう。うまくぜん息をコントロールできていれば、今以上の対策は不要です。しかし、薬を使っていても発作が起こるのであれば、その原因をチェックし、対策を立てましょう。

チェックは、「時間」「特定の状況」に分かれています。どんなときに発作が起こるのかチェックして、まずは該当する項目への対策を、重点的に考えましょう。

対策を実行して、発作が出なくなった、少なくなったという効果がみられた場合は、その対策をしばらく続けてみましょう。しかし、一向に発作がおさまらない場合には、そこが原因ではない可能性があります。再度チェックし、ほかの原因を探りましょう。

また、チェックがつかない項目は、今のところ発作の原因にはなっていない、ということになりますが、原因は変化します。一度ではなく定期的にチェックすることが必要です。

発作が出なくなり調子のよい状態が続けば、使っている薬を減らせる可能性もあります。薬を減らしていくときに発作が出てしまうようであれば、同じように原因をチェックし、対策を立てる、というサイクルを繰り返しましょう。

このトライアンドエラーを繰り返すことで、将来的に薬を使わなくても症状が出ない、という状態にまでできる可能性があります。

発作の原因を整理すれば、対策は意外と簡単になるかもしれませんよ。

目次

このページの先頭へ