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助成活動の紹介

特定非営利活動法人 ザ・ピープル

活動地域:福島県

福島浜通りでの帰還を後押しコットンベルト実現化事業


スタッフは一からコットンのことを学び、工夫を重ねながら栽培している

東日本大震災から8年。ザ・ピープルが活動の拠点とするいわき市では、地震だけでなく原発の問題も抱え、いまだにさまざまな地域の課題があります。震災後、農家では、原発事故の影響から、野菜を作っても買ってもらえないという風評被害に悩まされ、農業をやめてしまう人たちも多くいました。また、周囲の町からいわき市に避難してきた被災者と地域住民との間で、それぞれの置かれた立場や、復興に対する思いなどの違いから、コミュニティーのつながりに亀裂が生じる危機にも陥りました。


在来種の茶綿を栽培。コットンには、ゴシポールという動物が苦手な成分が含まれており、獣害はほとんどない

そんな状況のなか、ザ・ピープル理事長の吉田恵美子さんは「誰も置き去りにしない世界」を実現するために、震災直後からボランティアセンターの運営など、さまざまな復興支援活動を行ってきました。その一環として、2012年から風評被害の払拭や避難者と地域住民とのコミュニティー問題の解決を目標に、有機農法で育てるコットン栽培事業を開始しました。コットンの栽培を選んだ理由は、塩害に強いというコットンがもつ特性以外にもあったと吉田さんは話します。

「重要なのは、人が口に入れない作物といことです。また、コットンは放射性セシウムの移行係数が低く、獣害にも強い作物ということがわかったので、福島県だからこそできる、これまでとは違う農業の形が生み出せるのではないかと感じました」


収穫したコットンは手作りの人形を作ったり、紡績工場で糸にされ、タオルなどに加工される

コットンを手紡ぎした糸で作られるランプシェードはイルミネーションイベントで注目されている

吉田さんはコットン栽培事業への思いを「自然の大切さと怖さを体感している福島県の人間だからこそ発信できるメッセージがあるはずです。がんばっている福島県を一緒に手助けしてくれる仲間を増やしたいです。県内に広がるコットンベルトを実現することで、地域のつながりが強くなると思います。そして、福島県から主体的に行動し、情報を発信していくような、復興の次のステップへ進みたいです」と語ります。


理事長 吉田 恵美子さん

ザ・ピープルは、福島県いわき市を拠点とし、「住民主体のまちづくり」をモットーにさまざまな支援事業を行っている団体。古着リサイクルなどの事業を行いながら、東日本大震災後からは、復興支援事業に注力し、オーガニックコットンの栽培・ものづくり事業 やフードバンク事業を展開しています。

団体所在:福島県いわき市
団体HP:https://npo-thepeople.com/別ウィンドウ

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