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助成活動の紹介

ヌスラト・ジャハーン大学ナシール教育文化振興財団

活動地域: パキスタン国パンジャブ州チニオット県

パキスタン国チニオット地域の飲用地下水の水質汚染への対策及び意識啓発


プロジェクトの地下水質の調査分析結果や意識啓発活動成果は、ヌスラト・ジャハーン大学にて開催された国際シンポジウム(2017年、2018年)において発表されました。

国連UNICEFの調査によれば、パキスタンでは、水質汚染に由来する疾病が入院患者の20-40%を占めるまでになって居ます。水を原因とする疾病は、とりわけ児童にとっては非常に危険であり時には死に至ります。そのため、飲用水源とされる地下水の水質を適切な指標をもとに評価すること、そして水質に関する適切な情報を学校など教育施設に提供することは極めて重要です。本プロジェクトでは、チニオット県の各学校で飲用水として利用されている地下水の水質を分析し、その結果をもとに学校教職員・生徒・関係者に対して、地下水利用や保全に関する意識啓発を行います。

本プロジェクトでの指標は、(1)分析を行った学校数及び、(2)意識啓セミナーの開催数であり、以下の実績です。

  1. (1)水質分析を行った学校数
      2017年度 350校
      2018年度 256校
  2. (2)意識啓発セミナーの開催数
      2017年度 14回
      2018年度 21回

地下水の水質(重金属)分析法ワークショップの実施状況。本プロジェクトでは、チニオット県の学校飲用水の水質分析を行い、ヒ素及びマンガンの汚染実態を明らかにしました。

チニオット県の小学校で行った水と衛生に関する意識啓発セミナーの風景。チニオット県には計894校(生徒数144,641人)の公立・私立学校があるが、いずれも飲用水のほとんどを井戸(地下水)に依拠しています。

ヌスラト・ジャハーン大学ナシール教育文化振興財団は、パキスタンの教育文化の振興を目的として1987年に設立されたNGOです。大学や学校の研究・教育活動支援等を行っています。
団体住所: パンジャブ州チニオット県ラブワ市ダルール・ワーマト・ワスティ
URL:http://njc.edu.pk/別ウィンドウ


ミルザ・ナセル・アフマッド(プロジェクト・マネージャー/ヌスラト・ジャハーン大学地質科学科長)

2020年度

2019年度

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