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地球環境基金活動報告会・シンポジウムを開催しました!

平成27 年12 月11 日(金)、12 日(土)、東京・有明で、平成27 年度地球環境基金活動報告会・シンポジウムを開催しました。

●トークセッション「CSR 担当者が語るNGO・NPO との連携」

「CSR 担当者が語るNGO・NPO との連携」と題して、司会に小山嚴也氏(関東学院大学副学長) 、パネリストに、鈴木正人氏(NEC ネッツエスアイ(株))、加藤正人氏(中外製薬(株))、箕輪優子氏(横河電機(株))をお迎えし、企業がNGO・NPO と連携する時のポイントについてお話しを伺いました。

「企業が日頃どのような分野に関心を持っているか研究をして連携できる部分を探すこと」、「企業の立地する地域や子ども、社会に対して貢献できること」、「写真や文書でコマ目に企業に報告してくれること」などNGO・NPO が企業と連携する際のポイントについて、お話しいただきました。

●助成団体活動報告会・海外派遣研修報告会

活動3 年目の助成団体が地球環境基金の助成活動の成果や経過について、政策提言、実践型自然保護、環境教育・普及啓発、地球温暖化・循環型社会形成のグループに分かれ、それぞれ30 分ずつ報告を行いました。

また、今年9 月にパラオで実施した海外派遣研修の研修報告会も行いました。パラオでは、「循環型社会形成」「エコツーリズム」「環境教育」3つのチームの模擬NPO を結成し、現地にて行った実践活動ついて、発表しました。

●シンポジウム「スポーツ×環境保全活動~環境にやさしい東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会をめざして~」

エコプロダクツ2015 同時開催イベントとして、シンポジウム「スポーツ×環境保全活動~環境にやさしい東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会をめざして~」を開催しました。

司会に崎田裕子氏(ジャーナリスト)、パネリストに田中丈夫氏(東京2020 組織委員会持続可能性部長)、大野輝之氏(自然エネルギー財団常務理事)、大津克哉氏(グローバル・スポーツ・アライアンス、東海大学准教授)、深見正仁氏(環境省大臣官房審議官)をお迎えし、東京オリンピック・パラリンピックが歴史に刻む持続可能性のレガシー、市民参加による環境保全活動について議論をしました。

崎田氏からの東京2020 が残したい持続可能性のレガシーとはという質問に、田中氏から は、持続可能な開発目標SDGsの目標としてスポーツは重要なツールとなっているので、人権や労働にも配慮した、持続可能性のある調達についてお話がありました。大野氏からは、オリンピックに関する計画や情報の公開、市民との対話のプロセスについてロンドンの事例を挙げてお話しがありました。大津氏からは形に見えるものだけでなく、人の意識に木を植えるような無形のレガシーを残したいとお話しされました。深見氏からは緑の回廊として、競技会場を点でなく緑でつなぐなど、街づくりの方向性についてお話しがありました。

今回のシンポジウムは、市民参加による環境にやさしい東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会をめざす第一歩として、環境NGO・NPO と組織委員会の方が公に対話する初の機会となり、参加者からは「出席して良かった」との多くの声が寄せられました。

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