助成について

瀬戸内沿岸の海浜植生追跡調査と環境保全

活動地域 活動分野
兵庫県 総合環境教育
団体名
瀬戸内の環境を守る連絡会
所在地
〒673-0886
兵庫県明石市東仲ノ町3-15
TEL:078-911-7397/FAX:078-911-7397
URL:http://www.hm.h555.net/~setokan/
団体の設立経緯・目的
1972年に瀬戸内沿岸11府県の住民団体と科学者によって結成された。
以下の活動を実施することにより、瀬戸内沿岸の環境保全に寄与する。
1.月1回の定期的な「瀬戸内海ニュース」を発行し、情報センターとしての窓口業務
2.瀬戸内地域の環境状況を把握するための調査・研究活動
3.瀬戸内沿岸の自然を保護し、良好な環境を取り戻すための方策の立案と提言活動
4.国内外の民間団体との交流会・シンポなどを通じての環境教育と啓蒙活動
主な活動対象地域
兵庫県(須磨海岸・明石海岸・成ケ島・慶野松原・家島諸島)
活動形態
調査研究
活動分野
総合環境教育
本プロジェクト助成継続年数
1年目

兵庫県成ケ島海岸における海浜植生調査風景

活動の概要

活動の背景と目的

高度成長期に開発・埋立てラッシュが続いた瀬戸内沿岸は、海浜植物にもさまざまな影響を与えている。

自然海浜が少なくなった現在、瀬戸内の海浜植物は絶滅したといわれる中で、海浜植生の実態調査を行いその成果と海岸線の状況を広く市民に還元することは、一つの総合環境教育として、水辺の環境保護・保全・復元に対して子供達や市民一般の意識啓発・高揚への寄与となり得る。

そこで、今回の活動では瀬戸内沿岸のうち、須磨海岸、明石海岸、成ケ島、慶野松原、家島の5地域に絞って海浜植生を中心とした海岸線の追跡調査を行い、その結果を報告集にまとめ、報告会を開催し、海浜植生の実態を通して地球環境保全への啓蒙をすることを目的としている。

活動の概要

活動の直接実施者は瀬戸内の環境を守る連絡会で、本活動を特別プロジェクトとして位置づけし、調査団を結成した。

調査団長に兵庫県自然保護指導員の廣瀬重夫氏にお願いし、各地域に調査班(講師+スタッフ+アルバイト+市民)をつくり、実際に現地に足を運び、この目で見て記録する実践活動と、調査内容を分析・検討・研究し、写真と解説文と論文で報告集としてまとめるという執筆活動と、最終的にその結果を報告集と写真で一般市民に公表する普及活動の3本柱で活動を行った。

  • ○調査は2006年7月から11月にかけて延べ90人の参加でおこなった。
  • ○報告書は「生きている海浜植物たち」というタイトルで、カラ―写真入のA4で、114ページのものを2007年3月に作成した。
  • ○報告会は同じく2007年3月に行い、40人が参加した。

活動の結果と効果

今回は専門家の請負型個人調査ではなく、調査団を結成した幅広い調査活動だったので、この目で観察して記録するという、環境教育の観点からも成功したものと考える。

また調査に参加していない人にも、スライドやパワーポイントを使っての報告会で、海浜植生と環境問題の実態について紹介したこと、及び「生きている海浜植物たち」の報告書を関係先に配布することによって、瀬戸内の水辺の環境保全を考える上での間接的な波及効果があるものと思う。さらには新聞記事にも報告会と報告書が取り上げられ、またこれから調査結果をホームページに記載することによってより多くの市民も簡単に海岸植物や海岸の状況を知ることができ、広範囲の人たちに水環境保全への啓蒙が期待できる。

今後の課題は、新しい地域の調査と、既存地域の継続的な追跡調査活動である。今回の調査では若い人達(子供たち)の参加が少なかったこともあり、今後は以前にも増して参加を呼びかけて行きたい。

(助成金額:1,500千円)

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