助成について

マレーシア・サラワク州におけるマングローブ植林「南南協力」プロジェクト

活動概要

マレーシア国サラワク州における住民主体のマングローブ植林及びその保全・管理活動。スリランカ等、先駆的な取組みを行う地域に住民を派遣するとともに、人材育成のためのフィールドワークや研修を行う。また、当地より指導者を招聘し、技術の移転・知識の提供を行う。

評価結果

評点:B

助成活動が、団体の活動として掲げている村委員会の活性化やスタディツアー、修学旅行の実施、SCS(現地カウンターパート団体)が活動目的として掲げている人々の生活向上や、住民参加による開発、ジェンダー課題など、それぞれの団体の活動の中に上手く連動しており、各団体のコンテンツの成果達成に寄与している。助成金の単独評価に留まらず、普遍的な草の根の活動団体事例として評価できる。
「南南協力」を使って適正技術の定着を狙った試みはブレークスルー面を持っている。その一方で、研修後の効果、仕組み作りとそれらを通した具体的な流域保全の見通しの目処が見えていないため、住民が既に保有している集団力、組織力の有効活用を行うことでさらなる展開が期待される。


※評点について:評点は、下記の5段階評価としています。

評点 内容
極めて高く評価できる水準・状況・結果である
ある程度高く評価できる水準・状況・結果である
普通の水準・状況・結果である
やや不満足な水準・状況・結果である
極めて不十分な水準・状況・結果である

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