「ダンボール箱を使った生ごみ堆肥化」手法の普及啓発、「生ごみの循環利用推進のための実験」、「堆肥を使った地域循環システム」の調査検討と情報収集を継続の上、本年度は事業評価、報告書を作成。
段ボール箱という入手可能で利用意義の高い素材を用いた生ゴミの堆肥化推進活動は具体的で、捨てる素材の有効利用という観点からも環境への負荷を減らすための意義がある技術であり、高い普及可能性が見込まれる。また、移動講座を通して着実に北海道内に普及を試みたこと、年間を通して、寒冷地でも可能な簡便な生ごみ処理の技術が確立されたことは評価できる。
一方、プロジェクトの実施目的と団体の成長をつなげる視点が欠けているところや、視座が「生ごみ」にとどまっており、環境教育の目的である社会変革への意識とそのため戦略や団体としての客観的評価が十分確立されていない点が課題である。
※評点について:評点は、下記の5段階評価としています。
評点 | 内容 |
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A | 極めて高く評価できる水準・状況・結果である |
B | ある程度高く評価できる水準・状況・結果である |
C | 普通の水準・状況・結果である |
D | やや不満足な水準・状況・結果である |
E | 極めて不十分な水準・状況・結果である |