住宅に使用される木材の輸送距離短縮、輸送エネルギー削減、地域材需要活性化を目指し、木材輸送距離に関する指標(ウッドマイルズ)を確立し、全国的な普及を行うため、木造建築物ユーザ、森林木材行政関係者へのセミナー開催を行う。また、建築省エネ基準における地域木材の評価調査等を行うとともにホームページで情報を発信する。
ウッドマイルズ(木材の輸送エネルギーに関する指標)という概念に基づき地域の木材利用を啓発するという活動は、創造性・先駆性に優れている。初年度の国際会議に関する費用対効果が十分でなかったが、高い自己分析力で活動を振り返り、次年度の活動に反映させることにより、自治体や技術者向けの普及啓発に成果を出していることは評価できる。
一方、エンドユーザーである一般市民を対象にした普及啓発については、ホームページの作成に着手したばかりであり、今後、他の媒体も含め啓発方法を工夫することで、さらなる展開が期待される。
※評点について:評点は、下記の5段階評価としています。
評点 | 内容 |
---|---|
A | 極めて高く評価できる水準・状況・結果である |
B | ある程度高く評価できる水準・状況・結果である |
C | 普通の水準・状況・結果である |
D | やや不満足な水準・状況・結果である |
E | 極めて不十分な水準・状況・結果である |