若手プロジェクトリーダー2・3期生合同オリエンテーションの様子
平成28年10月27日(木)・28日(金)に、2期生9名、3期生11名を対象とした第二回研修を国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)において開催しました。
3期生向け研修
研修のねらい
(特非)ハンガー・フリー・ワールド理事/事務局長 渡邉清孝氏、岐阜県立森林文化アカデミー教授 嵯峨創平氏、ラムサールセンター事務局長 中村玲子氏、東京都市大学環境学部教授 佐藤真久氏より、自己の活動や計画に対しての個別コンサルティングを受けました。それぞれ異なる専門性を持つ講師からいろいろなコメントをもらい、研修生たちには大きな刺激となりました。
最後には講師たちより、若者であることの強みや可能性についての熱いメッセージがありました。
研修2日目の最初にはチームビルディングゲームをしました。グループに分かれ、決められた時間内にパスタでタワーを建て頂上にマシュマロを配置し、その高さを競うものです。そのあと、明治大学専門職大学院ガバナンス研究科 教授 長畑誠氏に進行いただき、チームビルディングゲームで得た気づきや、これまでの他者との関わりあいの中で生まれた課題に関するワークを行いました。
たまエンパワー株式会社 代表取締役社長 山川勇一郎氏、NPO法人 開発教育協会 代表理事 上條直美氏より、リーダーシップを発揮すべき場面でどのようにふるまってきたかについて、ご自身の経験から語っていただきました。NPOとして、また組織のリーダーとしてのキャリアが大変豊富なお二人の話から、研修生たちはさまざまな刺激を受け、次のグループトークセッションでは、時間が足りないくらいに活発な意見交換がなされていました。
研修の最後に、今後プロジェクトを推進する際にリーダーとして大事にしたいことを各自書き出し、発表しました。「頼る力」「志」「縁」など、さまざまなキーワードがありました。
山川さん、上條さん、そして長畑さんから温かいエールをもらい、研修生たちは次世代リーダーとしての覚悟を新たにしていました。
日時 | 平成28年10月27日(木)10:00~10月28日(金)15:30 |
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場所 | 国立オリンピック記念青少年総合センター |
内容 | 【研修一日目】
【研修二日目】
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講師 | (1日目) (特非)ハンガー・フリー・ワールド理事/事務局長 渡邉清孝氏 岐阜県立森林文化アカデミー教授 嵯峨創平氏 ラムサールセンター事務局長 中村玲子氏 東京都市大学環境学部教授 佐藤真久氏 (2日目) 明治大学専門職大学院ガバナンス研究科 教授 長畑誠氏 たまエンパワー株式会社 代表取締役社長 山川勇一郎氏 NPO法人 開発教育協会 代表理事 上條直美氏 |
1967年生まれ。1990年東北学院大学工学部応用物理学科卒業。1993年3月 宮城日本電気株式会社退社。1993年3月(特非)ハンガー・フリー・ワールドに入職。ファンドレーザーとして、800社以上の企業・団体を訪問し、様々な社会貢献プログラムを提案・展開してきた。ハイチ担当を経て、2002年事務局長に就任。NGO・NPOのファンドレイジングや組織運営、危機管理研修などの講師も務める。
1961年生まれ。1985年立教大学社会学部卒。(株)社会調査研究所、(財)日本地域開発センターを経て、1995年に独立しフリーランスでまちづくりプランナー&ファシリテーターの活動開始。2003年 NPO法人環境文化のための対話研究所(IDEC)設立・同代表理事。2011年岐阜県立森林文化アカデミー教員となり、山村活性化、里山保全、里山起業などの担当科目と連動した地域プロジェクトを推進している。
過疎地域=農山村の自律的地域振興(まちづくり)が専門。これまで国内の市町村を1000か所以上歩いてきた。主な仕事として「湯布院町総合計画策定調査」(1990-1992)、「福島市こむこむ市民ワークショップ」(2003-2005)、「三島町エコミュージアム・プロジェクト」(2006-2010)など。著書『インタープリター・トレーニング』2014(共著)ほか。
昭和22年東京都生まれ。出版社等を経て、昭和56年から日本野鳥の会事務局にて、道東のタンチョウ繁殖地保護活動に取り組む。 平成2年にラムサールセンターを設立し、同センター事務局長として、アジアを中心に、ラムサール条約の普及と湿地の賢明な利用を促進するための環境教育・普及啓発活動で活躍中。
賞歴:ラムサール湿地保全賞(平成18年、日本人初)
筑波大学第二学群生物学類卒、同大学院修士過程環境科学研究科修了、英国国立サルフォード大学にてPh.D取得(2002年)。
地球環境戦略研究機関(IGES)の第一・二期戦略研究プロジェクト研究員、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)の国際教育協力シニア・プログラム・スペシャリストを経て、現職。
1961年生まれ。東京大学法学部卒。上智大学大学院修士課程修了。在学中からNGO活動に関わり、卒業後(特非)シャプラニールの職員として活動。その後、国際協力NGOセンター調査研究員を経て、2004年に仲間とともにNPOを設立((一社)あいあいネット)、同会専務理事。住民主体の地域づくりやコミュニティ・ファシリテーションをテーマに、日本国内の地域や、インドネシア、ベトナム等で活動。JICA(国際協力機構)の研修員受入事業のコースリーダーや技術協力プロジェクトの短期専門家も務めている。(特非)ソムニード理事、同アジアコミュニティセンター21理事。
『国境をこえた地域づくり』(共著)、『進化する国際協力NGO』(共著)、『バングラディシュを知るための60章』(共著)、『マイクロファイナンス読本』(共著)、『NGO最前線』(共著)。
1975年東京多摩市生まれ。慶応大学大学院政策・メディア研究科卒。企業勤務~豪州在住を経て2003年ホールアース自然学校入社。プロ自然ガイドとして年間3,000人を案内する傍ら、国内外の人材育成・官民連携事業、組織経営に関わる。
震災を機に10年余勤めた同社を退職し、地域エネルギー会社・多摩電力合同会社の立ち上げに参画。市民ファンドによる屋根貸し太陽光発電事業(13施設)を手掛ける。
また、一般社団法人多摩循環型エネルギー協会理事として、大学生向け人材育成プログラムの立ち上げや小学校でのエネルギー環境教育等、自然エネルギーと教育の接点領域での事業開発を担う。
2015年4月、首都圏におけるエネルギーの地産地消を更に推進するため、仲間と共に「たまエンパワー㈱」を設立、現在に至る。
2014年度よりフェリス女学院大学ボランティアセンターコーディネーター。大学卒業後、東京YMCA、明治学院大学国際平和研究所、立教大学ESD研究センター、立教大学異文化コミュニケーション研究科などで働く一方で、大学生の頃から国際協力と教育に関心を持ち、国内外の社会的に不利益を被る人の立場に立った教育活動である「開発教育」というオルタナティブな教育運動の分野でボランティア活動をしており、2014年よりNPO法人開発教育協会の代表を務めている。