研修・講座について

平成29年度 第三回若手プロジェクトリーダー研修を開催しました


平成30年1月11日(木)・12日(金)に、2期生8名、3期生10名、4期生8名を対象とした平成29年度第三回の研修を、国際ファッションセンター KFC Hall & Rooms(東京)において開催しました。研修の最後には、今回で3年間計9回のすべての研修プログラムを修了した2期生の修了式を行いました。

4期生向け研修

研修のねらい

  • 今年度の研修や助成活動を振り返り、次年度以降の活動に活かすこと。
  • ステイクホルダーの洗い出しを行い、自団体の置かれている立場を把握する。

研修一日目

研修を通じて活かしたこと又は活かしたいことの共有、若手プロジェクトリーダー研修生OG(一期生)との意見交換会 講師/今永 正文氏、宮川 皓子氏

今永氏によるファシリテーションのもと、研修生の助成活動の振り返りを兼ねて、研修生が自らの団体の活動をプレゼンテーションしました。他の研修生から助成活動に関する意見やコメントをもらうことで、お互いの助成活動への理解がさらに深まりました。

その後、研修生OGとしてお越しいただいた宮川氏に、若手プロジェクトリーダー研修を受けてその内容をどう団体に取り込んでいったか、研修で学んだことで活動の幅が広がった経験を話していただきました。研修生にとっては、これからの研修の活かし方について考える機会となり、良い刺激となりました。
これを踏まえて、研修生にはこれまでに2回受講した研修の中で、今後活かしたいことについて改めて発表し合うことで、研修の意義や有効性を共有しました。

助成活動(一年間)で行った活動及び自団体の課題の発表 講師/見山 謙一郎氏

見山氏には、研修生の助成活動や自団体の課題について助言・指摘をしていただきました。研修生の課題や悩みに対して何度も「なぜ?」、「どうして?」にこだわりながら追求し、根本的な原因を明らかにすることの重要性を教えていただきました。そして、研修生の悩みや課題に対する解決策を見出していただき、次年度の活動の方向性を再調整しました。

研修二日目

ミニレクチャー「他者と共に動く」、ワークショップ「ステイクホルダーの洗い出し」 講師/池本 桂子氏

池本氏より、活動計画の精度向上に向けたステイクホルダーの巻き込みや関係性、合意形成についてミニレクチャーをしていただきました。その後、ワークショップでは研修生の助成活動における仲間や対立者、キーパーソンに分類したステイクホルダーの洗い出しを行い、ステイクホルダーにどのような役割をしてもらうかを考え、全体像を把握しました。このワークショップを終えて、自団体の活動の課題や不足要素を把握することができ、ステイクホルダーの役割を再確認することができました。

開催概要

日時 平成30年1月11日(木)10:00~1月12日(金)15:30
場所 国際ファッションセンター KFC Hall & Rooms
内容 【研修一日目】
  • 研修を通じて活かしたこと又は活かしたいことの共有
  • 若手PL研修生OG(一期生)との意見交換会
  • 助成活動(一年間)で行った活動及び自団体の課題の発表

【研修二日目】
  • ミニレクチャー「他者と共に働く」
  • ワークショップ「ステイクホルダーの洗い出し」
  • ワークショップの振り返り
講師 一般社団法人 日本環境NPOネットワーク 事務局長、特定非営利活動法人 プロセスコンサルタントWARAKU 代表 今永 正文 氏
特定非営利活動法人 nature center risen 宮川 皓子 氏
事業構想大学院 特任教授 見山 謙一郎 氏
認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 常務理事 池本 桂子氏

講師紹介

今永 正文氏/(一社)日本環境NPOネットワーク 事務局長、(特非)プロセスコンサルタントWARAKU 代表

ファシリテーター、プロセスコンサルタントとして様々な分野で活躍するかたわら、自身も環境保全や地域振興の現場で活動。静岡市地域づくりアドバイザー、社団法人国土緑化推進機構「森林NPO活動指導者育成研修事業」検討委員/関東ブロック担当(2009年~)、「静岡・田舎で働き隊」/事業推進委員(2010年~)、「森づくりファシリテーター・ミーティング実行委員会」事務局長 など

宮川 皓子氏/(特非)nature center risen

1985年生まれ。大学卒業後、商社に就職。その後、特定非営利活動法人nature center risenの非常勤職員として環境教育活動にかかわりながら、東京大学大学院農学生命科学研究科において学術支援職員として環境科学の経験を積む。2012年3月より特定非営利活動法人 nature center risen の職員として、環境教育を行う地域(東京都御蔵島村や豊島区、カンボジア、ベトナムなどを中心とする)の現地調査や交渉、授業内容や教材などの作製を中心に活動を行う。

見山 謙一郎氏/事業構想大学院大学 特任教授

1967年東京生まれ。1990年立教大学法学部卒業、2005年立教大学大学院ビジネスデザイン研究科修了 (MBA)、専門は戦略・マーケティング。1990年住友銀行(現三井住友銀行)入行。東京営業部、本店営業部等で財務・戦略提案やM&A等の業務に従事。2005年三井住友銀行を退職し、アーティストが立ち上げた非営利の環境融資機関(NPO バンク)ap bankに理事として参画。2009年に独立し株式会社フィールド・デザイン・ネットワークスを設立。現在は環境省中央環境審議会委員や総務省地域活性化アドバイザー等の行政委員の他、日本マーケティング協会の機関誌「マーケティングホライズン」編集委員や次世代人財塾・適十塾塾長等を兼務。

池本 桂子氏/認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 常務理事

1975年東京生まれ。女子栄養大学で管理栄養士資格取得後、公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会に入職。会員管理やイベント運営等の経験を積んで、3年後に退職し、フリーランスに。認定NPO法人野生生物保全論研究会など、自然環境・野生生物保全活動分野の複数NPOでバックオフィス業務を担当した。様々な団体を比較しながら、裏方業務にコストをかける団体は、活動でもよい成果をあげると強く信念を持つに至る。並行して、NPO・NGO・市民活動の法人制度や税制にも関心をもち、認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会の運営委員を務める。2010年からは職員となり、国会議員や行政への政策提言活動で事務局業務全般を担当。2015年7月より常務理事に就任。

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