全国ユース環境ネットワーク促進事業に協賛いただいている株式会社タニタのご協力のもと、ユースSDGsフォーラムを開催しました。
今回は、日頃からSDGsに積極的に取り組んでいる8高校、2大学のみなさんが関東各地から読売新聞東京本社に集まり、「ヘルシー郷土料理で健康まちおこし!」をテーマに学び、語り合いました。
当日は、「タニタ食堂」のお弁当を食べながら、和やかに自己紹介から始まりました。お弁当は、塩分量が約3gに抑えられ、野菜は150g~250g使用されているなど、栄養バランスに配慮されたタニタのこだわりが詰まっています。
まずは伊藤さんより、食品ロスとSDGsの深い関わりについて、生活者の目線でお話をいただきました。
現代における食品の大量消費、大量廃棄の現状、また廃棄のための運搬や焼却の際の二酸化炭素排出など、食品ロスが生み出すさまざまな問題を提示。そんな中日本では、2019年に「食品ロス」削減法の制定や、同年のG20大阪サミット「大阪首脳宣言」など、食品ロスの解決に向けた取り組みが進められており、内容について分かりやすくご説明いただきました。
私たちも一消費者として、買いすぎを控えたり、クリスマスケーキやおせち料理などを予約注文とするなど、ちょっとした配慮で食品ロス問題の解決に貢献できるとご提案いただきました。
「ご当地タニタごはんコンテスト」は、「タニタが考える健康的な食事の目安で郷土料理を現代版にアレンジ」を題材として、毎年10月に食と健康の祭典・Sante!の中で全国大会を開催し、グランプリを決定します。
キーワードでもある郷土料理は和食の代表です。タニタの考える健康的な食事のルールをもとにレシピを考えるため、考案者や食べる側の食育となります。さらに郷土料理は地元の食材を豊富に使用しているため、地産地消につながるなど、魅力ある郷土料理を通じた健康的な食育についてご説明いただきました。
今回のワークショップは、「今の自分たちの活動」について考えました。高校、大学と学校単位の席から移動し、他校のみなさんと意見交換が行われました。
まず最初のテーマは、「実力や質の向上」です。自分たちの活動は、どんな人が共感してくれているか?弱点はどこか?克服はできるか?
続いてのテーマは、「次への展開」。今後は何を進めたいか?今の活動を大きくするには、誰とどのように連携したら良いか?
最後のテーマは、「後輩への継承」です。今の活動は持続可能か?後輩の巻き込み、継承は?
今までの自分たちの活動を振り返り、今後を語り合う。同じ課題を共有し、有意義な意見交換になりました。
フォーラムの最後に、自分たちの活動とSDGsの関わりについて、今感じていることを「SDGs宣言」としてまとめ、高校、大学ごとに発表していただきました。
日時 | 令和2年1月11日(土) |
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場所 | 読売新聞東京本社 |
主催 | Sante!実行委員会 独立行政法人環境再生保全機構 全国ユース環境ネットワーク事務局 |
後援 | 読売新聞東京本社 読売中高生新聞 |
協力 |
環境省地方環境パートナーシップオフィス(EPO) 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) ESD活動支援センター 全国大学生環境活動コンテスト実行委員会 |
協賛 | 株式会社タニタ |