今年度も全国ユース環境ネットワーク促進事業に協賛いただいている協栄産業株式会社にご協力いただき、高校生企業研修を行いました。
今回は茨城県立水戸第二高等学校のみなさんが、2020年1月18日に協栄産業グループの最新工場を訪問し、限りある資源を次世代につなげるために、今の私たちに何ができるかを学んできました。
研修の初めに、水戸第二高校の生徒から環境問題に係る発表がありました。マイクロプラスチック問題に関する生徒たちの問題意識や、解決につなげるための若者のアイディアには、協栄産業株式会社の古澤社長からも高い関心が寄せられました。
続いて古澤社長から、協栄産業グループの取り組みについて講話いただきました。協栄産業グループは、これまで不可能とされていたPETボトルが再びPETボトルによみがえる日本初の「ボトルto ボトル」リサイクルを2011年に実現。翌年にはリサイクル樹脂100%のボトルも登場し、PETボトルを作る際に新たな石油資源を使う必要がない資源循環を実現したことや、2018年には従来の再生方法より二酸化炭素排出量を約25%削減できる技術を開発したことなど、最新の技術や情報をお話しいただきました。
その後、実際に工場内の見学を行いました。関東各地から集められ、リサイクルを待つPETボトルの山を見て、その量に驚く姿や、工場内の大きな機械の説明を熱心に聞き入る姿が印象的でした。
最後に参加高校生から研修の感想と、古澤社長の締めくくりの言葉があり、研修は終了となりました。
高校生からは「ペットボトルを使えば使うほどプラスチックごみが増え、環境に悪影響を与えると思っていましたが、ペットボトルに再生することでごみを出さずに済むということを知り驚きました」「プラスチックを有効的に使うために、一人ひとりの意識、正しい認識、ペットボトルの循環が当たり前になることが大切だと思いました」といった感想がありました。
ご参加いただいた高校生の皆さん、ありがとうございました!
「全国ユース環境ネットワーク」は、今後も環境活動に取り組むユース世代を応援してまいります。
日時 | 令和2年1月18日(土) |
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場所 | ジャパンテック株式会社 東日本PETボトルMRセンター |
主催 | 独立行政法人環境再生保全機構 全国ユース環境ネットワーク事務局 |
協賛 | 協栄産業株式会社 |