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倉敷公害訴訟

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ビデオ「見つめて下さい倉敷の公害」(15分53秒)動画をみる

このビデオは「元気な人にはわからない病状や苦しみを裁判官に理解してもらえるようなことはないか」と患者さん自らが参加して作製された作品です。1991年5月29日の倉敷公害裁判第1次訴訟第43回口頭弁論において上映。
ビデオには水島の工場及び隣接する住宅の様子、認定患者の家庭や病院での生活、年一度認定の見直しで受ける肺機能検査の様子、発作が出たときの様子などが収録されています。
撮影チームには公害患者も参加していました。患者が患者を撮影したのです。ぜんそく発作の撮影は非常に困難でした。発作が出た時の様子は「発作が出そうなときは知らせてほしい。電話のベルを二度ほどならせば、それを合図に至急駆けつけるから」と出演者の患者さんと約束をして撮影されたそうです。発作の苦しみを知る撮影チームは心を鬼にして撮影に臨みましたが、その夜は気分が落ち込んで夕食をとることが出来なかったそうです。
その後、このビデオは1992年8月8日に開催された大気公害県民連主催「8・8地球環境と公害裁判のつどい」において上映され、聴衆に裁判支援の協力を訴えました。
ビデオ「見つめて下さい倉敷の公害」
ビデオ「見つめて下さい倉敷の公害」

作成者

倉敷市公害患者と家族の会

ビデオの出演者

中西つる(認定病名:気管支喘息)
物部美佐子(認定病名:慢性気管支炎・気管支喘息)
中川真一(認定病名:慢性気管支炎)
森永哲夫(認定病名:肺気腫)
篠原サキエ(認定病名:慢性気管支炎)
長谷川綾子(認定病名:慢性気管支炎)

倉敷公害裁判記録はみずしま財団にて閲覧できます。
個人情報が記載されている資料はWebで公開していません。
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