ぜん息などの情報館

Q9 夜中や早朝によく発作が起きますが、薬の吸入・服用時間と関係ありますか?

A9

気管支ぜん息患者さんでは、深夜から早朝にかけてモーニングディップと呼ばれる呼吸機能の低下が認められます。そのため、気管支ぜん息の症状である発作性の呼吸困難ぜん鳴などは、夜間・ 早朝に多く出現します。しかし、夜間や早朝に症状が出るということは病状が不安定であることを示しており、これは吸入・服用時間の関係というより、長期管理自体が十分にできていない状況にあると考えられます。

従来は、気管支拡張剤の持続型作用薬を寝る前に服用しての対応が多かったかと思います。また薬によっては、夜間に目覚ましをかけておいて服薬をするなどの対応がなされた時期もありました。もちろん発作治療薬は発作をしずめるためにあるのですが、理解していただきたいのは、発作治療薬を使用しなければいけない状況となる「発作」が出ているということです。ここで、「大丈夫」「いずれ治まる」などとはお考えにならないように。もしまだ吸入ステロイド薬などの長期管理薬を使用していないのであれば、ぜひとも病状を安定させるために、長期管理薬である吸入ステロイド薬の使用を始めてください。すでに使っている方の場合は、病状が不安定になってきていることを体が示しています。主治医に夜間・早朝に発作が出てきていることを告げ、種々の長期管理薬の併用、あるいは吸入ステロイド薬の増量などについて、先生と相談して対処してください。

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