ぜん息などの情報館

Q11 月経の前や後にぜん息の症状がひどくなります。なぜでしょうか?

A11

一般にぜん息を持っている女性で、月経のある方の約3分の1 に、月経のはじまる2〜3日前からぜん息症状の悪化がみられ、いわゆる月経ぜん息として知られています。非常に強いものから軽いものまで症状はさまざまですが、月に1回くり返していますと長年のうちに気道が過敏になって重症化につながりますので、十分な注意が必要です。

なぜ月経ぜん息が起こるのかについては、いまのところまだはっきりとした結論は出ていませんが、月経期にはホルモンのバランスが変化しますので、その結果肺内に何らかの要因で水分がうっ滞し、ぜん息症状が悪化するのではないかと考えられています。

対策としては、経験的に月経のはじまる前の胸が重苦しく感じるときに、利尿薬を内服して利尿を促すと、胸部の閉塞感を防いでぜん息発作に至らないことがあります。月経がはじまると1〜2 日くらいで悪化が治まりますので、その時点で利尿薬の使用をストップしましょう。患者さんの多くが、利尿薬を服用することで胸がすっきりとし症状が改善するなど、いわゆる肺のうっ滞の所見がとれた感じを表現しています。

このページの先頭へ