WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.40 2012年10月発行

いざというときに備えよう!アナフィラキシーに対応するために

エピペン®の効果と使い方

エピペン® の構造

エピペン®は、強いアナフィラキシーが起こった時に患者が応急処置をするための自己注射薬で、アドレナリンの薬液と注射針が内蔵されたキットです。アドレナリンには、心臓の機能を高めて血圧を上昇させ、ショック症状を改善する効果があり、アナフィラキシーショック時に唯一有効な薬です。気道を広げて呼吸器症状を改善する効果もあります。

左の写真のようにペン型になっており、オレンジ色の先端部分を太ももの前外側に強く押し付けると、バネの力で針が出てきて薬液が筋肉に注射されるしくみになっています。現在、体重が15㎏以上~30㎏未満用の0.15㎎製剤と、体重30㎏以上用の0.3㎎製剤の2種類があります。

緊急時に使用するために、正しい使用法をふだんからしっかり理解しておくことと、あくまでショック状態緩和のための補助治療薬ですので、使用後は直ちに医療機関を受診することが大切です。なお、アドレナリンは光に弱いため、必ず携帯用ケースに収め、高温の場所や冷蔵庫内など低温の場所は避け、常温で保管しましょう。

エピペン® の使用方法 ステップ1:準備…ケースのカバーキャップを押し開け、エピペン®を取り出します。誤って注射しないために「グー」にしてエピペン®を持ち、青色の安全キャップをはずしてロックを解除します。 ステップ2:注射…エピペン®を太ももの前外側の位置で、太ももに直角になるようにオレンジ色のニードルカバーの先端を「カチッ」と音がするまで押しあてます。数秒間その状態を保ちます。 ステップ3:確認…注射後、オレンジ色のニードルカバーが伸びていれば注射は完了(針はニードルカバー内に出ています)。ステップ4:片付け…使用後のエピペン®は、オレンジ色のニードルカバー側から、専用ケースに戻します。 使用のタイミング…●ショック症状(血圧低下、意識障害など)が現れた時点。●喉頭症状(のどが詰まる感じ、声がれ、声が出ない・出にくいなど)、ショック症状の一歩手前 (ぐったり、明らかな活動性の低下)と、それにともなう強い呼吸器症状や消化器症状などが 現れた時点。●過去にアナフィラキシーショックを起こしたことがある場合、その原因アレルゲンを摂取・接 触してしまい、明らかな症状が現れた時点。

ファイザー株式会社 エピペン®について


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