全国ユース環境ネットワーク

第2回全国ユース環境活動発表大会

第2回全国ユース環境活動発表大会を平成29年2月4日(土)~5日(日)に開催しました。
 発表大会の結果は、下記のとおりです。

  • 環境大臣賞 長崎県立諫早農業高等学校
  • 環境再生保全機構理事長賞 慶應義塾湘南藤沢高等部
  • 国連大学サステイナビリティ高等研究所所長賞 兵庫県立御影高等学校
  • 高校生が選ぶ特別賞 群馬県立利根実業高等学校
  • 先生が選ぶ特別賞 北海道帯広農業高等学校
  • 優秀賞 上記以外の出場高校(11校)

■環境大臣賞
  長崎県立諫早農業高等学校 食品科学部
  活動名:農業廃棄物の有効利用法
      かぼちゃのゼロ・エミッションへの挑戦
  活動概要:長崎県のかぼちゃは生産量が全国4位を誇る。しかし約2割が規格外品として処分され、さらに収穫後に広大な畑を覆い尽くす蔓や葉を焼却処分と、生産農家の悩みや現状を知り、研究を始めた。規定外かぼちゃは特産品「つきひめ」として商品開発し、蔓や葉などの農業廃棄物は和紙として有効利用を考えた。様々な産業界と連携し、かぼちゃ廃棄物「ゼロ」を目指している。

■環境再生保全機構理事長賞
  慶應義塾湘南藤沢高等部 有志団体 環境プロジェクト
  活動名:未来の環境は私たちの手に
  活動概要:教育デザイン班、企業連携班、子供支援班、エコキャップ班、古民家班、高校生環境連盟の6つのワーキンググループに分かれ、それぞれが環境活動に取り組んでいる。

■国連大学サステイナビリティ高等研究所所長賞
  兵庫県立御影高等学校 環境科学部生物班
  活動名:六甲山のキノコにはどんな多様性があるのか
      ~地域連携から伝える生物多様性~
  活動概要:六甲山のキノコの多様性を標本作製、生態分析などから明らかにし、多様性の大切さを活動を通して多くの人に伝える啓発活動を行っている。

■高校生が選ぶ特別賞
  群馬県立利根実業高等学校 生物資源部
  活動名:赤城山北西麓におけるイノシシの生態・行動調査と侵入防護柵の製作
  活動概要:イノシシによる農業被害対策のためイノシシの生態・行動を利用した移動が可能な仮設型進入防護柵の研究を行っている。

■先生が選ぶ特別賞
  北海道帯広農業高等学校 十勝川多自然川づくり班
  活動名:十勝川中流部における湿地再生と生物多様性の回復
  活動概要:十勝川流域における微生物、希少種、鳥類の調査を実施し、行政、市民、高校生との「協働」で生物多様性回復を目的とした川づくりを進めている。

日程
2017年2月5日(日)
場所
国連大学 ウ・タント国際会議場
主催
全国ユース環境活動発表大会実行委員会
(環境省/独立行政法人環境再生保全機構/国連大学サステイナビリティ高等研究所)
事務局:独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金内事務局
協力
環境省地方環境パートナーシップオフィス(EPO)
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
全国大学生環境活動コンテスト実行委員会
WWF(世界自然保護基金)ジャパン
一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)
協賛
キリン株式会社
協栄産業株式会社
SGホールディングス株式会社
三井住友海上火災保険株式会社
当日のスケジュール
9:00    受付開始
9:30    開会
9:45    高校生による活動発表
12:35  休憩
13:20  大学生による活動発表
14:00  表彰式
14:30  閉会

※なお、発表大会前日(2月4日)に活動発表参加者を対象とするワークショップを実施しました。(非公開)

高校生

出場校を募集したところ、全国から計96校の応募がありました。独立行政法人環境再生保全機構内に審査委員会を設置し、環境教育・環境保全活動に係る専門家、地方環境パートナーシップオフィス(EPO)の協力を得て、計16校を選考しました。発表大会当日、以下の審査員による審査を行い、環境大臣賞等の決定及び表彰を行いました。

出場校は下記のとおりです。

地区 No. 出場高校 団体名 活動名
北海道
(1校)
1 北海道帯広農業高等学校 十勝川多自然川づくり班 十勝川中流部における湿地再生と生物多様性の回復
東北
(1校)
2 宮城県農業高等学校 科学部復興プロジェクトチーム 津波地域を甦らせる!
~目指すはバラと食物連鎖を利用した環境修復型農業~
関東
(3校)
3 群馬県立利根実業高等学校 生物資源部 赤城山北西麓におけるイノシシの生態・行動調査と侵入防護柵の製作
4 お茶の水女子大学附属高等学校 環境チーム ファッションと環境問題~〈服〉で地球に幸〈福〉を~
5 慶應義塾湘南藤沢高等部 有志団体 環境プロジェクト 未来の環境は私たちの手に
中部
(2校)
6 愛知県立時習館高等学校 SSH生物部環境班 三河湾の環境調査
7 岐阜県立恵那農業高等学校 環境科学科 空心菜栽培による地域貢献・支援活動班
近畿
(3校)
8 兵庫県立御影高等学校 環境科学部生物班 六甲山のキノコにはどんな多様性があるのか ~地域連携から伝える生物多様性~
9 神戸山手女子高等学校 カメら部 イシガメ保全プロジェクト
10 兵庫県立播磨農業高等学校 播磨竹鶏物語 竹チップ大作戦!!~救え、未来の畜産業~
中国
(2校)
11 山陽女子中学校・高等学校 地歴部 マイクロプラスチック:見えない環境問題へのアプローチ
12 広島県立油木高等学校 ニカワプロジェクト 獣害から新たな資源へ、農村の6次産業の可能性
四国
(1校)
13 徳島県立小松島西高等学校&徳島県立新野高等学校 緑のリサイクル・ソーシャル・エコ・プロジェクトチーム ゴミとして捨てるのもったいない!
~資源循環型肥料の開発から次の一手・次の一歩に向けた環境創生への取り組み~
九州・沖縄
(3校)
14 福岡県立水産高等学校 アクアライフ科 豊かな海づくり-Project-T-
15 長崎県立諫早農業高等学校 食品科学部 農業廃棄物の有効利用法 かぼちゃのゼロ・エミッションへの挑戦
16 沖縄県立中部農林高等学校 エコ・リサーチ部 美ら島を守る高校生の挑戦!~伝統ある藺草がつなぐ結い~

< 審査委員 > 五十音順

 審査委員長 小澤 紀美子 東京学芸大学名誉教授
 審査委員 筒井 隆司 WWF(世界自然保護基金)ジャパン事務局長
永見 靖 環境省総合環境政策局環境経済課
環境教育推進室長
幡谷 剛 SGホールディングス株式会社
総務部ゼネラルマネジャー
福井 光彦 独立行政法人環境再生保全機構理事長
渡邉 綱男 国連大学サステイナビリティ高等研究所
シニアプログラムコーディネーター

大学生

「全国大学生環境活動コンテスト」でグランプリ(環境大臣賞)、準グランプリ(独立行政法人環境再生保全機構理事長賞)となった活動の発表及び表彰を行いました。

■グランプリ(環境大臣賞)
  一橋大学 国立あかるくらぶ
  活動名:国立市を日本一きれいな街に
  活動概要:国立市を日本一きれいな街にすることを目的に、ごみ拾い活動に 参加。拾ったごみの位置情報を地図上にマッピングするスマートフォン用の自作アプリを制作。ポイ捨てしにくいまちづくり・ごみをより多く効率的に拾う清掃ルートの作成を提案した。

■準グランプリ(独立行政法人環境再生保全機構理事長賞)
  徳島大学 ふるさと愛好会 山班
  活動名:里山地域での活動と展望
  活動概要:徳島県の9市町村で、地域の課題を地域全体で解決するボトムアップ式のまちづくり活動を実践しており、地域の住民、地域おこし協力隊と協力しながら、様々な地域振興活動に関わる活動を行っている。

詳細は「全国大学生環境活動コンテスト」ホームページ(http://www.ecocon.info//2016別窓ウインドウで開きます)を参照してください。

応募は締め切りましたが、ご興味がある方は情報誌「全国ユース環境ネットワークVOL.3」をご確認ください。
 なお、次の大会の応募詳細については、秋ごろ公開の予定です。

(お問い合わせ先)
独立行政法人環境再生保全機構
地球環境基金内事務局
TEL:044-520-9505
FAX:044-520-2192
Email:youth@erca.go.jp
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