コンテンツ 読者Q&A

本誌に寄せられているぜん息&COPDに関するさまざまな悩みや疑問に、編集委員の先生方がわかりやすくお答えします。

  • Q.1
    高齢期や、寝たきりになったときにはどのようなぜん息治療が推奨されますか。
    (65歳・男性)
    A.1
    高齢期でも今の第一選択薬は吸入ステロイド配合薬による吸入療法です

    高齢期になると、吸入器による治療の際の吸気不足がみられます。特にドライパウダー吸入では吸う力(吸気力)が必要です。吸っているつもりにならないように医療者に確認してもらいましょう。吸入器は加圧噴霧型吸入器(スプレータイプ)もありますので、医師と相談しましょう。加圧噴霧型ではボタンを押せなかったり、吸気のタイミングが合わず口から漏れたりしている方をお見受けします。このようなときは、補助器具を付けたり、スペーサーを間にしたりして吸いましょう。寝たきりの場合は更に吸気力は衰えます。加圧噴霧型で介助者の方に押していただいて吸う方もおられますが難しい状況ですので、吸気力が衰えたら、内服薬による組み合わせを行います。薬の飲み込みがうまくいかない場合は貼付薬で様子をみます。ぜん息症状が悪化した場合は、元気なときでも同じでレスキューのための薬剤を使用します。

    社会福祉法人あそか会 あそか病院長・昭和医科大学名誉教授 田中 一正先生
  • Q.2
    ぜん息患者にとって最適な布団の選び方を教えてください。
    (57歳・女性)
    A.2
    アレルゲンを減らし、洗濯しやすい材質のものがおすすめです

    日々の生活の中で、体力を回復するためにも睡眠は大事な時間です。有意義な時間にするためにも、布団の選び方は大切です。アレルゲンとなるホコリやダニを減らす材質や、洗濯しやすい材質を選びましょう。具体的には、化繊や綿、枕はパイプ枕などがよいです。布団類には高密度繊維のダニ加工が施されたカバーやシーツの使用が推奨されています。高密度繊維の防ダニシーツ・カバーは、ダニの侵入を防ぎ、掃除機がけの効果が高まり、洗濯が容易なので効果と手間の両方に優れています。また、お手入れも非常に大切です。必ずシーツ・カバーをかけ、週に1回の洗濯をおすすめします。乾燥も大切です。日光干しは湿度の少ない時間帯に、裏表まんべんなく行います。干すのが難しい場合や、ダニを死滅させるためには布団乾燥機の利用も有効です。乾燥させた後は、布団の両面を、室内掃除の時と同じように1㎡あたり20~30秒かけて掃除機をかける事をおすすめします。

    川崎市健康福祉局保健医療政策部 環境保健・アレルギー疾患対策課 川本 一代さん
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