Q ぜん息を持っている子どもが4 月から入学します。学校への連絡はどのようにしたらいいのでしょうか?

学校でのアレルギー疾患対策の基本となるのが、「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」であり、主治医、保護者、学校の情報共有の手段として使用されるのが「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」です。
この学校生活管理指導表を活用し、学校と保護者が相談・協力しながら取り組むことが大切です。

学校生活管理指導表の活用の仕方

  1. ①管理指導表は基本的に、入学前の就学時健診の際にアレルギーがあることを伝え、学校から受け取ります。
  2. ②提出が必要なのは、学校生活において学校側の配慮が必要と保護者が考えるアレルギー児のみです。
    たとえば「ぜん息がある」という場合でも、症状がコントロールされており、特に学校での特別な配慮が必要でない児童・生徒は提出する必要はありません。ただし、中にはアレルギーがあるとわかった場合、必ず提出を求める学校もあるため、学校側に確認しておきましょう。
  3. ③自己判断で書くのではなく、医師が正しい診断のもとに記入します。
    学校生活管理指導表は医師の診断書代わりです。医師の正しい診断、客観的な評価が根拠となってはじめて、保護者の思い込みではなく学校での対応が必要であることを、学校側に伝えることができます。
    ※文書料が発生することがあります。あらかじめ病院に確認しましょう。
  4. ④教職員全員で情報共有してもらうことに同意しましょう。
    学校において子どもが重篤な症状に陥ってしまった場合、どの学校職員にも一刻も早く気づいて対応してもらうためには、職員全員で情報共有してもらうことが重要です。情報共有欄に必ず署名して提出しましょう。
  5. ⑤緊急時の「連絡医療機関」を事前に確認しましょう。
    緊急時の連絡先が必要だと考えられる児童、生徒(たとえば、アナフィラキシーショックやぜん息の大発作で、緊急搬送が必要になるおそれのある児童、生徒)の場合に医師が記載する欄です。緊急時の搬送先などについては、主治医に相談しましょう。

面談時、学校に伝えておきたいこと

学校生活管理指導表の提出後、面談の場が設けられます。
「何かあったら」というような抽象的な表現ではなく、「どんな症状のときにどうするのか」など具体的なルール作りをすることが大切です。
学校生活管理指導表だけでは伝えきれないことは書面にまとめ、提出するとよいでしょう。

伝える内容
*症 状*

  • ・現在の症状の程度、どんな治療を行っているか
  • ・アレルゲンは何か、どんな場合に発作が起こりやすいか

*日常生活*

  • ・通院による遅刻や欠席について
  • ・薬の使用または夜中の発作による日中の眠気について
  • ・運動などの制限があるかないか
  • ・発作が起きた場合どうすればいいか(対応など)
  • ・常に保護者と連絡がとれる連絡先

このほか、学校内での吸入薬やピークフローメーターの使用について配慮してもらえることがあります。どこまで対応できるかは、その学校やケースによりさまざまですが、まずは相談してみることをおすすめします。