助成について

東アジア(主にモンスーン地域) の「湿地の文化と技術」のインベントリー作成

(特非)日本国際湿地保全連合

活動地域 活動分野
日本全国 東アジア 自然保護・保全・復元
イベント参加者数
延べ150人
イベント満足度
80%
現地調査実施箇国
7 ヶ国
目標達成度
98%
作成した『湿地の文化と技術 東アジア編』
作成した『湿地の文化と技術 東アジア編』

成果と工夫したポイント

『湿地の文化と技術 東アジア編』、『WetlandCulture in East Asia』冊子を作成し、約150の関係者・団体に配布。より関心が得られるよう、55の事例と画質のよい写真で構成した。

所在地

〒103-0013
東京都中央区日本橋人形町3 - 7 - 3  NCC人形町ビル6 階
TEL:03-5614-2150
FAX:03-6806-4187
http://japan.wetlands.org/

助成金額

平成26年度 5,900 千円
平成25年度 7,000千円
平成24年度 6,400千円

助成の種類

一般助成
3年目
調査研究

課題

東アジア地域には、地域の人々に密着した湿地の文化があるが、多くの国の政府やNGO 関係者は保全に重点を置き、ワイズユース・CEPA を含めた総合的な湿地の文化の視点が弱く、地域の豊かな文化が評価されない。

目標

各湿地に即した湿地の保全・再生、ワイズユース、CEPAに関する取組みについての総合的な認識が形成され、共有される。さらに、地域の人々の間での相互承認と湿地の環境保全への協力的な活動が促進される。

活動内容

  • 現地調査: 3 年間で韓国、中国( 2 回)、タイ( 2 回)、ベトナム、インドネシア、ネパール、日本の7 ヶ国で、国際チームメンバーと一緒に現地調査
  • 『 湿地の文化と技術 東アジア編~受け継がれた地域の技と知識と智慧~』冊子900部印刷
  • 『 Wetland Culture in East Asia ~ A lasting legacy ofskills, knowledge and wisdom』冊子1,100部印刷
  • 『 東亜湿地文化』電子版データ作成
  • 日本国内で公開専門家会議を2013年12月と2015年2 月に開催。合計約40名の参加
  • 現地ワークショップ:韓国・釜山、中国・北京、インドネシア・ボゴールにて開催

達成できたこと

  • 少なくとも現地調査を行った韓国、中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ネパール、日本の7 ヶ国において、100名以上の湿地の関係者に、総合的な湿地の文化の視点や、地域の豊かな湿地の文化を評価すべきことが伝えられた。
  • 北海道版とも言える本が2014年に出版、中国では2015年度中に中国語版の印刷が予定され、インドネシアでは、インドネシア語版作成の機運が高まるなど、今後の展開が期待できる。

達成できなかったこと

冊子のPDF 版を団体HP 等からダウンロード可能にする予定であったが、画質の良い写真を各国の観光局や美術館等から借りたため、その制約等によりできなかった。

今後の展望

2015年6 月にウルグアイで開催されるラムサール条約締約国会議において、サイドイベント開催と『WetlandCulture in East Asia』の配布を予定。世界版作成を条約関係者に呼び掛ける。


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