活動地域 | 活動分野 |
---|---|
インドネシア共和国 | 森林保全・緑化 |
REDD+ プロジェクトと実施する際のFPIC の重要性に対する認知度の向上は、ガイドライン広報のみならず、作成過程における関係者との協議の場を多く設けることで達成できた。
※ REDD+とは途上国の森林の減少、劣化に由来する排出の削減、持続可能な森林管理、森林炭素ストックの増強・拡大を目指すこと。
〒111-0051
東京都台東区蔵前3 -17- 3
蔵前インテリジェントビル8 階
TEL:03-5825-9735
FAX:03-5825-9737
http://www.gef.or.jp
平成26年度 4,800千円
平成25年度 4,300千円
平成24年度 3,954千円
一般助成
3年目
知識の提供・普及啓発
森林開発・保全の現場で起きる先住民族・地域住民の土地・森林の利用に関する権利の侵害は、森林減少や生物多様性の損失、地域社会の文化喪失のみならず、森林開発・保全プロジェクトの本来の目的達成を阻害している。
REDD+プロジェクト実施のための社会セーフガードツールとしてのFPIC(自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意)ガイドラインを作成、試行、普及する。
文献調査及び現地調査( 3 年間で7 回)、関係者との協議( 3 年間で20回以上)等に基づき「REDD+ プロジェクト実施における「自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意(FPIC)」取得のためのガイドライン」の和文と英文を完成、約1,350件(宛先)にメールベースで配布した。FPICガイドラインをテーマとしたセミナーを2 回開催し(参加者はのべ110名)、REDD+ 等森林保全・開発に関心を持つ事業者など主要な関係者にFPIC の重要性を訴えた。
海外の森林保全に関心を寄せる日本の関係者の間でREDD+ プロジェクトを実施する際の社会セーフガード、特にFPIC の必要性・重要性を広く普及させるため、FPIC ガイドラインの公表のために国内外の関係者を対象としたセミナー( 2 回)開催やメールベースので情報発信に加えて、ガイドライン作成の段階においても、特に日本の関係者(JICA やREDD+ に関心を持つ事業者等)との協議の機会を設けた。
FPIC ガイドラインの試行は、REDD+ プロジェクトの進捗状況との関係から、助成期間内での実施はできなかった。