助成について

富士山麓における協働・参加型による生物多様性に富んだ森づくり

公益財団法人 オイスカ

活動地域 活動分野
山梨県鳴沢村 森林保全・緑化
イベント参加者数
延べ492人
シカ害対策用ネット設置数
2668本
シカ害対策面積
4.84ha
目標達成度
70%
ボランティアによるシカ害対策ネット設置
ボランティアによるシカ害対策ネット設置

成果と工夫したポイント

植栽した苗木のうち、シカの食害の少ないハンノキや、枯死した苗木を除いた約25,600本にシカ害対策ネットを設置。活動の意義を普及啓発する目的も含めてボランティアを募り、平成26年度も492名が参加した。

所在地

〒168-0063
東京都杉並区和泉2 -17- 5
TEL:03-3322-5161
FAX:03-3324-7111
http://www.oisca.org/

助成金額

平成26年度 2,979千円
複数年金額合計 5,972千円

助成の種類

一般助成
2年目
実践

課題

世界文化遺産登録の構成資産エリア(顕著な普遍的価値を有する区域)内において、害虫被害等によりシラベ人工林約100ha に甚大な被害が出ている。単一樹種植栽による生物多様性の劣化が一因と考えられる。

活動内容

多くの企業・団体との協働により、対象地域にもともと自生していた広葉樹種を植栽し、針広混交林として生物多様性に富んだ強い森として再生すべく活動している。約39,000本の広葉樹を植栽し、ほとんどの苗木は順調に生育しているが、一方で全国的に被害が深刻化しているシカの食害リスクが当該地域でも高く、その対策としてシカ害対策用ネットの設置を行った。

今後の課題

一部のエリアにおいては下草が繁茂し(約7.46ha)、また先駆性カラマツ単一更新木が集中発生しており(約3.32ha)、植栽木の生育を阻害することが懸念され、何らかの対応が必要と考えられる。また、集中的に植栽木が枯死してしまった箇所(約3.73ha)については補植が必要である。


目次

このページの先頭へ