助成について

環境保全米認証による地域環境評価システムづくり

(特非) 環境保全米ネットワーク

活動地域 活動分野
宮城県 環境保全型農業等
イベント参加者数
延べ500人
市民への理解度
70%
生きもの調査
( 3 年間で延べ)30,000件
目標達成度
90%
田んぼでの動力除草機公開運行
田んぼでの動力除草機公開運行

成果と工夫したポイント

当会が2014年に行ったアンケートでは、環境保全米を「環境に優しそう」「安全・安心である」と答えたものが70%を超えている。環境と食の安全安心に寄与していることへの理解が深まっていると考えられる。

所在地

〒980-0011
宮城県仙台市青葉区上杉1 -16- 3 JAビル別館5 階
TEL:022-261-7348
FAX:022-261-7488
http://www.epfnetwork.org/okome/

助成金額

平成26年度 1,200千円
平成25年度 1,600千円
平成24年度 2,000千円

助成の種類

一般助成
3年目
知識の提供・普及啓発

課題

農薬や化学肥料を減らして栽培した「環境保全米」は、東日本大震災による津波被害や原発事故の風評被害を受けて消費量が伸び悩んでいる。環境や生き物を大切にする環境保全米栽培のメリットを再認識してもらう。

目標

  • 環境保全米が生き物を守ることを明らかにする。 
  • 除草剤を減らすために導入した動力除草機による除草方法を確立する。 
  • 環境保全米の栽培に取り組んでも品質がよく、減収しない管理方法を確立する。

活動内容

  • 生産者自身が行う生き物調査を毎年実施した。よく見かける10種類の生き物を対象にした簡単な調査で、3 年間の延べ回収件数は30,000件を超えた。調査内容や手法に改良を重ねて、最終年度は他に3 種類の生き物調査を行うまでに充実させた。
  • 動力除草機の公開運行を登米市、石巻市、角田市の3 か所で3 年間行った。毎年延べ100名に参加していただき実施した。
  • 環境保全米の生産を行っても、品質の良いお米が収穫できることを実証するために実証水田を設けて3 年間調査した。
  • 環境保全米の栽培方法を導入すると二酸化排出量削減効果が得られることを明らかにした。

達成できたこと

  • 3 年間の生き物調査で延べ30,000件以上の生き物調査を実施した。3 年とも環境保全米栽培を実施した方が、慣行栽培に比べて生き物の数が多いという調査結果が得られた。
  • 動力除草機の効果を発揮するためには、田植え前の2 ~ 3 回の耕起及び2 ~ 3 回の代かきが効果的であること。
  • 除草剤の代わりに動力除草機を使えば60%以上CO 2 削減!種もみの消毒も農薬から温湯消毒に代えることで60% CO 2 削減!

達成できなかったこと

  • 環境保全米栽培に取り組んだ場合の生産費を調べ、慣行栽培よりコストがかかるのかどうか明らかにしたかったが、事例が多く集められず、はっきりとした結論が得られなかった。

今後の展望

様々な日本一を目指して情報発信していきます!

  1. 生産者が参加する生き物調査日本一!
  2. 動力除草機の実施面積日本一!
  3. 温湯消毒の取組み日本一!
  4. 一等米比率日本一!

目次

このページの先頭へ