助成について

2 つの大震災から学び来るべき都市型地震に備えるアスベスト対策の提言と普及活動

(特非) 東京労働安全衛生センター

活動地域 活動分野
宮城県石巻市、東京都葛飾区、江東区、
愛知県名古屋市、兵庫県神戸市
大気・水・土壌環境保全
イベント参加者数
延べ224人
マッピングの結果特定されたスレートの建物
432棟
マッピングされたスレートの推定量
1,751トン
目標達成度
40%
江東区でのマッピングの様子(8.23)
江東区でのマッピングの様子(8.23)

成果と工夫したポイント

波板スレートの建物をマッピングするために衛星写真を活用する方法とボランティアによる現地調査を組み合わせることによって、量的な把握が可能となり、災害時の排出量が推定できることがわかった。

所在地

〒136-0071
東京都江東区亀戸7 -10- 1  Zビル5 階
TEL:03-3683-9765
FAX:03-3683-9766
http://www.metoshc.org/index.html

助成金額

平成26年度 2,808千円
複数年金額合計 2,808千円

助成の種類

一般助成
1年目
知識の提供・普及啓発

課題

二つの大震災を経てアスベスト対策の課題が明らかになった。来るべき大震災に備えるための平時のアスベスト調査とハイリスクへの対策の確立および建物解体時のアスベスト飛散防止対策の強化が必要である。

活動内容

解体現場での建材取り扱い状況調査として、317現場を訪問し、99現場中18現場で破砕などの問題があった。江東区のマッピング調査では115棟、683トンの、名古屋市の調査では317棟1,068トンの波板スレートの建物を確認し、この手法が災害時の廃棄物の量を推定するために有効であることが確認された。気中濃度測定によって、破砕されたスレート板に起因するアスベストの飛散がみられた。これらの結果を報告した。

今後の課題

震災前の平時の建物調査の推進の部分に課題があり、その方法と効果の宣伝などを検討する必要がある。現状確認のための解体現場調査とマッピングは効果が確認できたので、今後も継続する。良好事例を活用して自治体へ条例・要綱制定の働きかけることが2 年目以降の課題となる。


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