モンゴル国フブスゴル地域における環境教育を伴うエコツーリズムの確立

課題

2002年から2009年にかけて、モンゴル最大のDarhadyn 湿地帯全域の生態系調査、 および湿地帯遊牧民と環境保全の共生問題を取り上げ、この地の持続可能な生態系保 全策をまとめ提言した。

活動内容

その一つは自然環境の保護＋観光業の成立＋地域振興の融合を目指す観光の提言であった。それにより、旅行者に魅力的な地域資源とのふれあいの機会が永続的に提供され、地域の暮らしが安定し、資源が守られていくと考えた。また、われわれの提言の底流には「モンゴル国の環境保全はモンゴル人の手による」があって、当地域住民の手によって、当地の観光開発・自然保護の施策を策定し実行することにある。

今後の課題

• エコクラブの中学生200人・教員60人に対して26年度に作成したツアーガイドブックを教本にツアーガイドの講義をモンゴル国立教育大学観光学科の学生が行う。
• 文化的遺産発掘のためにツァータン族のルーツについて調査研究。
• 環境教育を受けた地元中学生の中から30人をツアーガイドとして認定育成する。