環境キーワード一覧

環境(かんきょう)問題(もんだい)地球(ちきゅう)のためにできることを(まな)ぶためのキーワードを
五十音順(ごじゅうおんじゅん)(さが)すことができます。

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愛知目標(あいちもくひょう)

愛知(あいち)目標(もくひょう)は、2010(ねん)10(がつ)愛知県(あいちけん)名古屋市(なごやし)開催(かいさい)された「生物(せいぶつ)多様性(たようせい)(かん)する条約(じょうやく)生物(せいぶつ)多様性(たようせい)条約(じょうやく)(だい)10(かい)締約(ていやく)(こく)会議(かいぎ)(CBD・COP10)」で採択(さいたく)された世界(せかい)目標(もくひょう)です。

2011~2020(ねん)を「国連(こくれん)生物(せいぶつ)多様性(たようせい)の10(ねん)」と(さだ)め、2020(ねん)までに生物(せいぶつ)多様性(たようせい)損失(そんしつ)()めるための効果的(こうかてき)かつ緊急(きんきゅう)行動(こうどう)実施(じっし)、2050(ねん)までに「自然(しぜん)共生(きょうせい)する世界(せかい)」を実現(じつげん)することを目指(めざ)しています。

2020(ねん)9(がつ)生物(せいぶつ)多様性(たようせい)(かん)する条約(じょうやく)生物(せいぶつ)多様性(たようせい)条約(じょうやく)事務局(じむきょく)によって公表(こうひょう)された「地球(ちきゅう)規模(きぼ)生物(せいぶつ)多様性(たようせい)概況(がいきょう)(だい)5(はん)」では、進捗(しんちょく)はあったもののまだ(すべ)ての目標(もくひょう)達成(たっせい)されていないとされ、今後(こんご)生物(せいぶつ)多様性(たようせい)世界(せかい)目標(もくひょう)策定(さくてい)()けた議論(ぎろん)(おこな)われる予定(よてい)です。

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IPCC(あいぴーしーしー)

IPCCとは、気候(きこう)変動(へんどう)(かん)する政府(せいふ)(かん)パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)の略称(りゃくしょう)で、世界(せかい)気象(きしょう)機関(きかん)WMO(だぶりゅーえむおー))と国連(こくれん)環境(かんきょう)計画(けいかく)UNEP(ゆねっぷ))によって1988(ねん)設立(せつりつ)された組織(そしき)です。

IPCCの目的(もくてき)は、各国(かっこく)政府(せいふ)(かんが)える「気候(きこう)変動(へんどう)についての政策(せいさく)」に、科学的(かがくてき)基礎(きそ)(あた)えることです。

世界(せかい)有数(ゆうすう)科学者(かがくしゃ)国家(こっか)機関(きかん)参加(さんか)して、(いま)までに発表(はっぴょう)された温暖化(おんだんか)研究(けんきゅう)調査(ちょうさ)評価(ひょうか)しています。

調査(ちょうさ)結果(けっか)をもとに、世界(せかい)国々(くにぐに)にアドバイスなども(おこな)っています。

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ESG(いーえすじー)

ESGとは、環境(かんきょう)(Environment)、社会(しゃかい)(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字(かしらもじ)()って(つく)られた言葉(ことば)です。

その企業(きぎょう)が、環境(かんきょう)問題(もんだい)解決(かいけつ)()けて()()んでいるか、社会(しゃかい)貢献(こうけん)する活動(かつどう)をしているか、経営者(けいえいしゃ)企業(きぎょう)をしっかりとコントロールしているかなどを(あらわ)します。

投資家(とうしか)企業(きぎょう)株式(かぶしき)などに投資(とうし)するとき、これまでのように売上(うりあげ)支出(ししゅつ)などお(かね)(かん)する財務(ざいむ)状況(じょうきょう)をみるだけではなく、その企業(きぎょう)がESGという社会的(しゃかいてき)課題(かだい)解決(かいけつ)()()んでいるかをチェックして投資(とうし)(おこな)う「ESG投資(とうし)」が、積極的(せっきょくてき)(おこな)われるようになっています。

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硫黄(いおう)酸化物(さんかぶつ)

硫黄(いおう)酸化物(さんかぶつ)とは、通称(つうしょう)「ソックス(SOx)」と()ばれ、硫黄(いおう)(ぶん)(ふく)んだ石油(せきゆ)石炭(せきたん)などの化石(かせき)燃料(ねんりょう)燃焼(ねんしょう)するときに発生(はっせい)する物質(ぶっしつ)です。

空気(くうき)(ちゅう)硫黄(いおう)酸化物(さんかぶつ)濃度(のうど)(たか)くなると気管支炎(きかんしえん)やぜん(そく)()()こします。

高度(こうど)経済(けいざい)成長期(せいちょうき)昭和(しょうわ)30~40年代(ねんだい))の日本(にほん)では、大量(たいりょう)石油(せきゆ)石炭(せきたん)()やしたことで、SOxによる大気(たいき)汚染(おせん)急激(きゅうげき)悪化(あっか)しましたが、さまざまな対策(たいさく)規制(きせい)(もう)けた結果(けっか)硫黄(いおう)酸化物(さんかぶつ)(SOx)の濃度(のうど)減少(げんしょう)してきています。

また、硫黄(いおう)酸化物(さんかぶつ)(SOx)は大気(たいき)(ちゅう)硫酸(りゅうさん)(H2SO4)に変化(へんか)することから、酸性雨(さんせいう)原因(げんいん)(ひと)つになっていることがわかっています。

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異常気象(いじょうきしょう)

異常気象(いじょうきしょう)とは、過去(かこ)平均的(へいきんてき)気候(きこう)(おお)きく(こと)なる気候(きこう)状態(じょうたい)のことで、冷夏(れいか)猛暑(もうしょ)暖冬(だんとう)豪雨(ごうう)など、社会(しゃかい)やくらしに深刻(しんこく)影響(えいきょう)発生(はっせい)します。

気象庁(きしょうちょう)では、「ある場所(ばしょ)地域(ちいき))・ある時期(じき)(しゅう)(つき)季節(きせつ))において30(ねん)に1(かい)以下(いか)発生(はっせい)する現象(げんしょう)」を異常気象(いじょうきしょう)としています。

赤道(せきどう)太平洋(たいへいよう)(いき)海面(かいめん)水温(すいおん)平年(へいねん)よりも(たか)くなり、その状態(じょうたい)が1(ねん)程度(ていど)(つづ)く「エルニーニョ現象(げんしょう)」や、平年(へいねん)より海面(かいめん)水温(すいおん)(ひく)状態(じょうたい)(つづ)く「ラニーニャ現象(げんしょう)」が天候(てんこう)影響(えいきょう)(あた)える原因(げんいん)(ひと)つともいわれています。

また、オゾンホールの破壊(はかい)二酸化(にさんか)炭素(たんそ)増加(ぞうか)など、人間(にんげん)活動(かつどう)による環境(かんきょう)問題(もんだい)との(かか)わりも指摘(してき)されています。

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石綿(いしわた)

石綿(いしわた)とは、アスベストとも()ばれる、天然(てんねん)鉱物(こうぶつ)繊維(せんい)です。

石綿(いしわた)(かみ)()よりもずっと(ほそ)く、耐久性(たいきゅうせい)耐熱性(たいねつせい)(すぐ)れた繊維(せんい)として建築(けんちく)材料(ざいりょう)など生活(せいかつ)のいたるところで使(つか)われていました。

しかし、()()った石綿(いしわた)()()むと、その一部(いちぶ)(はい)(なか)(のこ)ってしまうことが原因(げんいん)となって(はい)がんや中皮腫(ちゅうひしゅ)などの病気(びょうき)()()こすことがあるため、現在(げんざい)日本(にほん)では製造(せいぞう)輸入(ゆにゅう)使用(しよう)禁止(きんし)されています。

石綿(いしわた)(のこ)っている建物(たてもの)もまだ(おお)く、現在(げんざい)(ふる)いビルの解体(かいたい)工事(こうじ)などでは石綿(いしわた)飛散(ひさん)しないよう細心(さいしん)注意(ちゅうい)(はら)われています。

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遺伝子(いでんし)()()

遺伝子(いでんし)()()えとは、ある生物(せいぶつ)()遺伝子(いでんし)(DNA)の一部(いちぶ)を、ほかの生物(せいぶつ)植物(しょくぶつ)細胞(さいぼう)()()み、(あたら)しい性質(せいしつ)をもたせることをいいます。

病気(びょうき)害虫(がいちゅう)(つよ)くなるなど、遺伝子(いでんし)()()えで改良(かいりょう)した農作物(のうさくぶつ)のことを「遺伝子(いでんし)()()農作物(のうさくぶつ)」といいます。

遺伝子(いでんし)()()農作物(のうさくぶつ)は、生物(せいぶつ)多様性(たようせい)影響(えいきょう)(あた)える可能性(かのうせい)もあることから、野生(やせい)生物(せいぶつ)生育(せいいく)(はば)まないか、野生(やせい)動植物(どうしょくぶつ)微生物(びせいぶつ)影響(えいきょう)(あた)えないか、在来(ざいらい)近縁種(きんえんしゅ)交雑種(こうざつしゅ)()()わってしまわないかなどを審査(しんさ)し、問題(もんだい)がないと評価(ひょうか)された場合(ばあい)のみ使用(しよう)することができることとしています。

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エコツアー(エコツーリズム)

エコツアー(エコツーリズム)とは、「環境(かんきょう)」を(あらわ)す『エコロジー』と、「旅行(りょこう)」を(あらわ)す『ツアー』『ツーリズム』を()わせて(つく)られた言葉(ことば)です。

自然(しぜん)観察(かんさつ)したり体験(たいけん)しながらその仕組(しく)みを(まな)自然(しぜん)にやさしい旅行(りょこう)や、()(もの)自然(しぜん)環境(かんきょう)保護(ほご)する活動(かつどう)など、地球(ちきゅう)大切(たいせつ)にするための旅行(りょこう)のことをいいます。

エコツアー(エコツーリズム)では、その地域(ちいき)魅力(みりょく)価値(かち)理解(りかい)されることで、環境(かんきょう)問題(もんだい)発生(はっせい)防止(ぼうし)地域(ちいき)保全(ほぜん)につながっていくことを目指(めざ)しています。また、地域(ちいき)観光(かんこう)活性化(かっせいか)していくことも期待(きたい)されています。

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エシカル消費(しょうひ)

エシカル消費(しょうひ)とは、(ひと)社会(しゃかい)環境(かんきょう)配慮(はいりょ)した()(もの)をする、という意味(いみ)使(つか)われています。

エシカル(ethical)とは、「倫理的(りんりてき)」「道徳(どうとく)(じょう)」という意味(いみ)で、「みんなが公平(こうへい)で、(ただ)しいと(おも)っている」行動(こうどう)のことを()します。

(わたし)たちも、価格(かかく)(やす)さや便利(べんり)さだけではなく、エコバッグを使用(しよう)したり、リサイクル素材(そざい)商品(しょうひん)地域(ちいき)商品(しょうひん)地元(じもと)のお(みせ)()うなど、身近(みぢか)なところでできることがあります。

地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)貧困(ひんこん)児童(じどう)労働(ろうどう)など、世界(せかい)(かか)えるさまざまな課題(かだい)解決(かいけつ)()()事業者(じぎょうしゃ)応援(おうえん)しながら、消費(しょうひ)活動(かつどう)(おこな)うことが重要(じゅうよう)ではないでしょうか。

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SDGs(えすでぃーじーず)

SDGs(えすでぃーじーず)とは、持続(じぞく)可能(かのう)開発(かいはつ)目標(もくひょう)(Sustainable Development Goals)を(りゃく)した言葉(ことば)です。

2015(ねん)9(がつ)国連(こくれん)サミットで採択(さいたく)された、2030(ねん)までに持続(じぞく)可能(かのう)でよりよい世界(せかい)目指(めざ)国際(こくさい)目標(もくひょう)です。

SDGs(えすでぃーじーず)目標(もくひょう)には、17のゴール・169のターゲットがあり、世界(せかい)(ちゅう)の「誰一人(だれひとり)として()(のこ)さないこと」がテーマになっています。

目標(もくひょう)には、世界(せかい)(ちゅう)のすべての(ひと)が、安全(あんぜん)(いえ)()み、栄養(えいよう)のあるご(はん)()べ、きれいな(みず)()み、学校(がっこう)()き、健康(けんこう)()らせること、やりがいのある仕事(しごと)ができる社会(しゃかい)をつくっていくこと、(うみ)(りく)()(もの)自然(しぜん)大切(たいせつ)にし、気候(きこう)変動(へんどう)災害(さいがい)(そな)えていくことなどがあります。

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NGO(えぬじーおー)NPO(えぬぴーおー)

NGOとは、()政府(せいふ)組織(そしき)(Non-Governmental Organization)
NPOとは、()営利(えいり)団体(だんたい)(Non-Profit Organization)
略称(りゃくしょう)です。

どちらも市民(しみん)主体(しゅたい)となって、環境(かんきょう)問題(もんだい)や、貧困(ひんこん)などの問題(もんだい)()()み、平和(へいわ)でよりよい社会(しゃかい)をつくるための活動(かつどう)(おこな)っている団体(だんたい)です。

地球(ちきゅう)環境(かんきょう)基金(ききん)では、NGO・NPOが(おこな)環境(かんきょう)保全(ほぜん)活動(かつどう)支援(しえん)しています。

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オーガニック

オーガニック(Organic)とは、一般的(いっぱんてき)には「有機(ゆうき)」という意味(いみ)(もち)いられますが、環境(かんきょう)問題(もんだい)においては、化学合成(かがくごうせい)農薬(のうやく)化学肥料(かがくひりょう)使(つか)わず、自然(しぜん)循環(じゅんかん)システムを(まも)り、生態系(せいたいけい)維持(いじ)しながら環境(かんきょう)への負荷(ふか)をできる(かぎ)(すく)なくする農法(のうほう)のことをいいます。

日本(にほん)では「有機(ゆうき)農産物(のうさんぶつ)」「有機(ゆうき)加工(かこう)食品(しょくひん)」「有機(ゆうき)畜産物(ちくさんぶつ)」「有機(ゆうき)飼料(しりょう)」の4種類(しゅるい)有機(ゆうき)JAS(じゃす)規格(きかく)日本(にほん)農林(のうりん)規格(きかく))として、(くに)がオーガニック基準(きじゅん)(さだ)めています。

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オゾン(そう)

オゾン(そう)とは、地上(ちじょう)から(やく)10~50㎞上空(じょうくう)成層圏(せいそうけん)にある、オゾンが(おお)存在(そんざい)する(そう)です。

太陽光(たいようこう)(ふく)まれている有害(ゆうがい)紫外線(しがいせん)大部分(だいぶぶん)吸収(きゅうしゅう)することで地球(ちきゅう)(じょう)生物(せいぶつ)(まも)っています。

かつてエアコンや冷蔵(れいぞう)()使(つか)われていたフロンなどの化学(かがく)物質(ぶっしつ)がオゾン(そう)破壊(はかい)してしまうことがわかり、国際(こくさい)条約(じょうやく)によりフロンガスは規制(きせい)されることになりました。

近年(きんねん)南極(なんきょく)上空(じょうくう)では、9(がつ)から11(がつ)(ごろ)にかけて成層圏(せいそうけん)のオゾン(りょう)(いちじる)しく(すく)なくなる「オゾンホール」と()ばれる現象(げんしょう)()こっていましたが、国際的(こくさいてき)なフロンガスの生産(せいさん)使用(しよう)規制(きせい)効果(こうか)によりオゾンホールは現在(げんざい)(ゆる)やかに減少(げんしょう)しており、 オゾン(そう)回復(かいふく)(はじ)めています。

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温室(おんしつ)効果(こうか)ガス

温室(おんしつ)効果(こうか)ガスとは、太陽(たいよう)からの(ひかり)(あたた)められた地球(ちきゅう)表面(ひょうめん)から、地球(ちきゅう)(そと)()かう赤外線(せきがいせん)吸収(きゅうしゅう)する、二酸化(にさんか)炭素(たんそ)やメタン、亜酸化(あさんか)窒素(ちっそ)、フロンなどの気体(きたい)のことです。

化石(かせき)燃料(ねんりょう)使用(しよう)森林(しんりん)減少(げんしょう)など人間(にんげん)経済(けいざい)活動(かつどう)発展(はってん)により、温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの(りょう)()えており、それによって大気(たいき)温室(おんしつ)効果(こうか)(つよ)まったことが、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)原因(げんいん)(かんが)えられており、さまざまな(あく)影響(えいきょう)(およ)ぼしています。

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化石(かせき)燃料(ねんりょう)

化石(かせき)燃料(ねんりょう)とは、(いま)から(なん)百万(びゃくまん)(ねん)(むかし)地質(ちしつ)時代(じだい)動植物(どうしょくぶつ)やプランクトンなどの()がいが(なが)年月(ねんげつ)をかけて変化(へんか)してできた、石炭(せきたん)石油(せきゆ)天然(てんねん)ガスなどの燃料(ねんりょう)のことです。

これらの燃料(ねんりょう)は、(いま)(わたし)たちの生活(せいかつ)にかかせないものですが、化石(かせき)燃料(ねんりょう)()やすと発生(はっせい)する二酸化(にさんか)炭素(たんそ)(CO2)や、硫黄(いおう)酸化物(さんかぶつ)窒素(ちっそ)酸化物(さんかぶつ)は、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)や、大気(たいき)汚染(おせん)などの環境(かんきょう)問題(もんだい)()()こす要因(よういん)にもなっています。 

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開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)

開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)とは、産業(さんぎょう)がまだ十分(じゅうぶん)発展(はってん)しておらず、経済力(けいざいりょく)十分(じゅうぶん)ではない、成長(せいちょう)している途中(とちゅう)(くに)のことをいいます。

開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)では、経済(けいざい)活動(かつどう)拡大(かくだい)過程(かてい)で、しばしば環境(かんきょう)保全(ほぜん)についての配慮(はいりょ)後手(ごて)(まわ)ってしまい、大気(たいき)汚染(おせん)廃棄物(はいきぶつ)水不足(みずぶそく)熱帯(ねったい)雨林(うりん)破壊(はかい)などの環境(かんきょう)問題(もんだい)(しょう)じることがあります。

地球(ちきゅう)環境(かんきょう)基金(ききん)では、日本(にほん)国内(こくない)だけでなく、開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)環境(かんきょう)NGO・NPOが(おこな)環境(かんきょう)保全(ほぜん)活動(かつどう)支援(しえん)しています。

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海面(かいめん)上昇(じょうしょう)

海面(かいめん)上昇(じょうしょう)とは、海洋(かいよう)平均(へいきん)水位(すいい)上昇(じょうしょう)することです。

海面(かいめん)上昇(じょうしょう)のおもな原因(げんいん)は、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)により海水(かいすい)熱膨張(ねつぼうちょう)()こることや、南極(なんきょく)など陸上(りくじょう)氷河(ひょうが)()けて(うみ)(なが)()ることによると(かんが)えられています。

世界(せかい)平均(へいきん)海面(かいめん)水位(すいい)は1901(ねん)から2018(ねん)(あいだ)(やく)0.20m上昇(じょうしょう)しており、IPCC(だい)6()評価(ひょうか)報告書(ほうこくしょ)によると、今世紀末(こんせいきまつ)にはさらに50cm~1m(ちか)くまで上昇(じょうしょう)すると予測(よそく)されています。

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海洋(かいよう)汚染(おせん)

海洋(かいよう)汚染(おせん)とは、深刻(しんこく)環境(かんきょう)問題(もんだい)のひとつで、(うみ)汚染(おせん)されることをいいます。

人間(にんげん)()したごみや(ふね)から流出(りゅうしゅつ)した(あぶら)陸上(りくじょう)工場(こうじょう)家庭(かてい)からの排水(はいすい)などが原因(げんいん)となって、世界中(せかいじゅう)(うみ)汚染(おせん)()きています。

また、海洋(かいよう)汚染(おせん)(うみ)(よご)れることだけにとどまりません。

(うみ)()らす()(もの)()むところが()り、生態系(せいたいけい)のバランスが(くず)れたり、有害(ゆうがい)物質(ぶっしつ)影響(えいきょう)()けた魚介類(ぎょかいるい)人間(にんげん)()べてしまい、病気(びょうき)になることもあります。

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海洋(かいよう)プラスチック

海洋(かいよう)プラスチックとは、海洋(かいよう)(ただよ)うプラスチックごみのことを()します。

プラスチックごみは(なま)ごみと(ちが)ってすぐに分解(ぶんかい)されないため、(うみ)(なが)()たペットボトルやビニール(ぶくろ)何百年(なんびゃくねん)(うみ)(ただよ)うこととなり、海洋(かいよう)生物(せいぶつ)にからみついたり、(あやま)って()べられてしまうことなどが深刻(しんこく)問題(もんだい)となっています。

また、海洋(かいよう)(ちゅう)のマイクロプラスチック(サイズが5mm以下(いか)微細(びさい)なプラスチックごみ)が、(さかな)やサンゴなどの生態系(せいたいけい)や、自然(しぜん)環境(かんきょう)全体(ぜんたい)(おびや)かすものになっています。

適切(てきせつ)対策(たいさく)()らないと、2050(ねん)には海洋(かいよう)へのプラスチックの流出(りゅうしゅつ)拡大(かくだい)により、海洋(かいよう)プラスチックごみの(りょう)(うみ)にいる(さかな)(うわ)(まわ)るという予測(よそく)もされています。

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外来種(がいらいしゅ)

外来種(がいらいしゅ)とは、もともとその地域(ちいき)生息(せいそく)していなかったのに、人間(にんげん)活動(かつどう)によってほかの地域(ちいき)外国(がいこく)から(はい)ってきた生物(せいぶつ)のことを()します。

外来種(がいらいしゅ)(なか)で、地域(ちいき)自然(しぜん)環境(かんきょう)(おお)きな影響(えいきょう)(あた)え、生物(せいぶつ)多様性(たようせい)生態系(せいたいけい)(おびや)かすおそれのあるものを、(とく)侵略的(しんりゃくてき)外来種(がいらいしゅ)といいます。

沖縄(おきなわ)本島(ほんとう)奄美大島(あまみおおしま)にハブ対策(たいさく)として()()まれたマングースなどが代表例(だいひょうれい)です。

近年(きんねん)では、(めずら)しいペットが()()して繁殖(はんしょく)したり、特定(とくてい)(さかな)()えたりすることによる被害(ひがい)数多(かずおお)くみられ、ブラックバスやカミツキガメなどがよく()られています。

生態系(せいたいけい)(とう)への影響(えいきょう)(およ)ぼしかねない外来種(がいらいしゅ)は、むやみに「()れない」こと、すでに()っている外来種(がいらいしゅ)がいる場合(ばあい)絶対(ぜったい)に「()てない」こと、野外(やがい)外来種(がいらいしゅ)繁殖(はんしょく)してしまっている場合(ばあい)には、それ以上(いじょう)(ひろ)げない」ことが大切(たいせつ)です。

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環境(かんきょう)アセスメント

環境(かんきょう)アセスメントとは、「環境(かんきょう)影響(えいきょう)調査(ちょうさ)」のことをいいます。

ダムや道路(どうろ)鉄道(てつどう)などの大規模(だいきぼ)工事(こうじ)をする(まえ)に、その工事(こうじ)やつくるものが環境(かんきょう)にどんな影響(えいきょう)(あた)えるかを調査(ちょうさ)します。

その調査(ちょうさ)内容(ないよう)について、専門家(せんもんか)地域(ちいき)住民(じゅうみん)などさまざまな(ひと)意見(いけん)()きながら、環境(かんきょう)配慮(はいりょ)したより()計画(けいかく)()てていきます。

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環境(かんきょう)教育(きょういく)

環境(かんきょう)教育(きょういく)とは、(わたし)たちの()(まわ)りや地球(ちきゅう)全体(ぜんたい)環境(かんきょう)環境(かんきょう)問題(もんだい)について(まな)ぶことです。

未来(みらい)のために地球(ちきゅう)自然(しぜん)環境(かんきょう)興味(きょうみ)()ち、理解(りかい)(ふか)め、それらを大切(たいせつ)にする活動(かつどう)ができるようになることを目的(もくてき)としています。

持続(じぞく)可能(かのう)社会(しゃかい)実現(じつげん)目指(めざ)して、家庭(かてい)学校(がっこう)地域(ちいき)企業(きぎょう)などあらゆるところで環境(かんきょう)問題(もんだい)について(まな)ぶための()()みが(おこな)われています。

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環境(かんきょう)ラベル

環境(かんきょう)ラベルとは、()(もの)をするときに、たくさんの製品(せいひん)から環境(かんきょう)(まも)るために役立(やくだ)製品(せいひん)(えら)べるように、わかりやすく情報(じょうほう)()らせる表示(ひょうじ)マークのことをいいます。

環境(かんきょう)ラベルにはたくさんの種類(しゅるい)があります。

(たと)えば、環境(かんきょう)にやさしいと認定(にんてい)された製品(せいひん)についた「エコマーク」、古紙(こし)使(つか)った製品(せいひん)についた「グリーンマーク」、(ほか)にもペットボトルや牛乳(ぎゅうにゅう)パックの再生(さいせい)(ひん)(あらわ)すマークなど、製品(せいひん)裏側(うらがわ)をチェックしてみるといろいろなマークを()つけることができます。

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間伐(かんばつ)

間伐(かんばつ)とは、密集(みっしゅう)した森林(しんりん)から一部(いちぶ)樹木(じゅもく)()()りする作業(さぎょう)のことです。

間伐(かんばつ)をすることで、(ひかり)地表(ちひょう)(とど)くようになり、()株元(かぶもと)()える植物(しょくぶつ)成長(せいちょう)(うなが)します。また、(のこ)った木々(きぎ)には太陽光(たいようこう)栄養(えいよう)(ぶん)十分(じゅうぶん)()きわたり、森林(しんりん)(すこ)やかに(そだ)てることができるのです。

このように健全(けんぜん)活力(かつりょく)あふれる森林(しんりん)は、雨水(あまみず)がゆっくり地中(ちちゅう)浸透(しんとう)する機能(きのう)()つため、土砂(どしゃ)災害(さいがい)防止(ぼうし)にも役立(やくだ)っています。

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(かん)ばつ

(かん)ばつ(旱魃(かんばつ))とは、(あめ)()らないことで水不足(みずぶそく)となり、土壌(どじょう)(かわ)ききってしまって農作物(のうさくぶつ)(そだ)たない状況(じょうきょう)のことをいいます。「ひでり」ともいわれます。

食糧(しょくりょう)不足(ぶそく)水不足(みずぶそく)となり、地域(ちいき)住民(じゅうみん)深刻(しんこく)飢饉(ききん)をもたらし、さらには山火事(やまかじ)原因(げんいん)ともなります。

最近(さいきん)では、気候(きこう)変動(へんどう)によって、世界(せかい)各地(かくち)(かん)ばつの()(がい)があり、アフリカなどでは深刻(しんこく)食糧(しょくりょう)危機(きき)()()こしています。

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気候(きこう)変動(へんどう)

気候(きこう)変動(へんどう)とは、気温(きおん)湿度(しつど)降水(こうすい)(りょう)などで構成(こうせい)される、地球(ちきゅう)(じょう)の1(ねん)(かん)周期(しゅうき)()(かえ)大気(たいき)状態(じょうたい)()わることをいいます。

気候(きこう)変動(へんどう)原因(げんいん)には、自然(しぜん)要因(よういん)と、人為的(じんいてき)(よう)(いん)があります。

自然(しぜん)要因(よういん)には、海洋(かいよう)変化(へんか)火山(かざん)噴火(ふんか)太陽(たいよう)活動(かつどう)変化(へんか)隕石(いんせき)衝突(しょうとつ)などがあります。

人為的(じんいてき)要因(よういん)には、温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの増加(ぞうか)森林(しんりん)破壊(はかい)大気(たいき)(ちゅう)微粒子(びりゅうし)(エアロゾル)などがあります。

近年(きんねん)化石(かせき)燃料(ねんりょう)消費(しょうひ)による温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの増加(ぞうか)森林(しんりん)破壊(はかい)による生態系(せいたいけい)変化(へんか)など、(おお)くは人為的(じんいてき)要因(よういん)により、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)という気候(きこう)変動(へんどう)()こっていると(かんが)えられています。

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京都議定書(きょうとぎていしょ)

京都議定書(きょうとぎていしょ)とは、温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの削減(さくげん)目標(もくひょう)国別(くにべつ)(さだ)めた国際(こくさい)協定(きょうてい)です。

1997(ねん)12(がつ)京都(きょうと)(ひら)かれた「気候(きこう)変動(へんどう)枠組(わくぐみ)条約(じょうやく)(だい)3(かい)締約(ていやく)(こく)会議(かいぎ)(COP3)」で採択(さいたく)されました。

京都議定書(きょうとぎていしょ)は、参加(さんか)している先進国(せんしんこく)全体(ぜんたい)(たい)し、「温室(おんしつ)効果(こうか)ガスを2008(ねん)から2012(ねん)(あいだ)に、1990(ねん)()(やく)5%削減(さくげん)すること」を(もと)め、(かく)先進国(せんしんこく)数値(すうち)目標(もくひょう)設定(せってい)し、日本(にほん)は6%の削減(さくげん)約束(やくそく)しました。

京都議定書(きょうとぎていしょ)は2005(ねん)2(がつ)発効(はっこう)し、その()毎年(まいとし)COPで枠組(わくぐ)みの議論(ぎろん)(かさ)ねていき、途上国(とじょうこく)(ふく)めた(ぜん)世界(せかい)気候(きこう)変動(へんどう)への枠組(わくぐ)みを(さだ)めた2015(ねん)の「パリ協定(きょうてい)」へとつながっています。

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グリーンインフラ

グリーンインフラとは、「Green Infrastructure」の略語(りゃくご)で、天候(てんこう)土壌(どじょう)植物(しょくぶつ)など自然(しぜん)のはたらきや特長(とくちょう)積極的(せっきょくてき)活用(かつよう)して、道路(どうろ)施設(しせつ)公園(こうえん)などをつくることをいいます。

このように、自然(しぜん)本来(ほんらい)()っている(ちから)や、自然(しぜん)がつくりだす風景(ふうけい)()かした(まち)づくりや、建物(たてもの)道路(どうろ)建設(けんせつ)する()()みが世界的(せかいてき)()えてきています。

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グリーン購入(こうにゅう)

グリーン購入(こうにゅう)とは、()(もの)をするとき、環境(かんきょう)のことや必要性(ひつようせい)をよく(かんが)えて、「環境(かんきょう)への負荷(ふか)ができるだけ(すく)ないもの」を(えら)んで()うことです。

このような()(かた)をすることで、消費者(しょうひしゃ)生活(せいかつ)環境(かんきょう)にやさしいものにするだけでなく、()(がわ)にも環境(かんきょう)負荷(ふか)(すく)ない製品(せいひん)開発(かいはつ)(うなが)していくことができます。

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原生林(げんせいりん)

原生林(げんせいりん)とは、天然(てんねん)自然(しぜん))のままで、伐採(ばっさい)など人間(にんげん)()(くわ)えられていない森林(しんりん)のことです。

原生林(げんせいりん)は、野生(やせい)動物(どうぶつ)植物(しょくぶつ)などが生態系(せいたいけい)のバランスをとりながら生息(せいそく)するために大切(たいせつ)役割(やくわり)(にな)っており、一度(いちど)破壊(はかい)されると回復(かいふく)するのに(すう)百年(ひゃくねん)年月(ねんげつ)がかかるといわれています。

日本(にほん)では、北海道(ほっかいどう)知床(しれとこ)半島(はんとう)や、青森県(あおもりけん)から秋田県(あきたけん)にまたがる白神(しらかみ)山地(さんち)のブナ(りん)奈良県(ならけん)奈良市(ならし)にある春日山(かすがやま)鹿児島県(かごしまけん)屋久島(やくしま)屋久杉(やくすぎ)(そだ)森林(しんりん)などがあります。

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公害(こうがい)健康(けんこう)被害(ひがい)補償法(ほしょうほう)

公害(こうがい)健康(けんこう)被害(ひがい)補償法(ほしょうほう)」とは、「公害(こうがい)対策(たいさく)基本法(きほんほう)」で(さだ)められている公害(こうがい)被害(ひがい)にあわれた方々(かたがた)(たい)する保護(ほご)補償(ほしょう)目的(もくてき)に1973(ねん)施行(しこう)された法律(ほうりつ)のことで、正式(せいしき)(めい)を「公害(こうがい)健康(けんこう)被害(ひがい)補償(ほしょう)(とう)(かん)する法律(ほうりつ)」といいます。

大気(たいき)汚染(おせん)影響(えいきょう)による気管支炎(きかんしえん)気管支(きかんし)ぜん(そく)水俣病(みなまたびょう)やイタイイタイ(びょう)などを対象(たいしょう)に、被害者(ひがいしゃ)(たい)して医療(いりょう)()障害(しょうがい)補償(ほしょう)()支給(しきゅう)などが(おこな)われています。

なお、医療(いりょう)()などの支給(しきゅう)のために必要(ひつよう)費用(ひよう)は、ばい(えん)発生(はっせい)施設(しせつ)(とう)設置者(せっちしゃ)などから独立(どくりつ)行政(ぎょうせい)法人(ほうじん)環境(かんきょう)再生(さいせい)保全(ほぜん)機構(きこう)(おさ)められ、役立(やくだ)てられる仕組(しく)みとなっています。

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光合成(こうごうせい)

光合成(こうごうせい)とは、植物(しょくぶつ)藻類(そうるい)太陽光(たいようこう)()けて、空気(くうき)(ちゅう)二酸化(にさんか)炭素(たんそ)()から(みず)吸収(きゅうしゅう)し、栄養(えいよう)(ぶん)()()し、酸素(さんそ)放出(ほうしゅつ)するはたらきのことです。

光合成(こうごうせい)は、()細胞(さいぼう)にある葉緑体(ようりょくたい)(おこな)われます。

(みずか)栄養(えいよう)(ぶん)酸素(さんそ)(つく)()すことができるのは植物(しょくぶつ)()特別(とくべつ)(ちから)です。そして、(わたし)たち人間(にんげん)(ふく)動物(どうぶつ)にとって、酸素(さんそ)栄養(えいよう)(ぶん)(つく)()植物(しょくぶつ)は、かけがえのない存在(そんざい)です。

(だつ)炭素(たんそ)社会(しゃかい)実現(じつげん)()けて、二酸化(にさんか)炭素(たんそ)活用(かつよう)する「人工(じんこう)(こう)合成(ごうせい)」の研究(けんきゅう)がすすめられています。

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国立(こくりつ)公園(こうえん)

国立(こくりつ)公園(こうえん)とは、(くに)指定(してい)し、保護(ほご)管理(かんり)(おこな)自然(しぜん)公園(こうえん)のことです。

すぐれた自然(しぜん)風景(ふうけい)()保護(ほご)するとともに、その利用(りよう)増進(ぞうしん)(はか)り、国民(こくみん)保健(ほけん)休養(きゅうよう)教化(きょうか)()することを目的(もくてき)としています。

国立(こくりつ)公園(こうえん)自然(しぜん)公園(こうえん)制度(せいど)という体系(たいけい)(なか)(ふく)まれる制度(せいど)で、自然(しぜん)公園(こうえん)には、国立(こくりつ)公園(こうえん)(じゅん)じて(すぐ)れた自然(しぜん)風景地(ふうけいち)として、国定(こくてい)公園(こうえん)都道府県(とどうふけん)(りつ)自然(しぜん)公園(こうえん)(ふく)まれます。

日本(にほん)では1934(ねん)に8箇所(かしょ)指定(してい)され、現在(げんざい)34箇所(かしょ)国立(こくりつ)公園(こうえん)があります。

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COP(こっぷ)

COPとは、締約(ていやく)(こく)会議(かいぎ)(Conference of the parties)の略称(りゃくしょう)です。

(なか)でも(とく)有名(ゆうめい)国連(こくれん)気候(きこう)変動(へんどう)枠組(わくぐみ)条約(じょうやく)COPは、1992(ねん)国連(こくれん)採択(さいたく)された国連(こくれん)気候(きこう)変動(へんどう)枠組(わくぐみ)条約(じょうやく)(もと)づき、その締約(ていやく)(こく)地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)対策(たいさく)枠組(わくぐ)みについて議論(ぎろん)する会議(かいぎ)です。

この会議(かいぎ)究極(きゅうきょく)目標(もくひょう)は、大気(たいき)(ちゅう)温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの濃度(のうど)安定(あんてい)()させることです。

1995(ねん)以降(いこう)毎年(まいとし)開催(かいさい)されており(新型(しんがた)コロナウイルスの影響(えいきょう)による2020(ねん)(のぞ)く)、温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの排出(はいしゅつ)吸収(きゅうしゅう)(りょう)目標(もくひょう)などを(はな)()っています。

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こどもエコクラブ

こどもエコクラブとは、幼児(ようじ)(3(さい))から高校生(こうこうせい)まで(だれ)でも参加(さんか)できる環境(かんきょう)活動(かつどう)のクラブです。環境省(かんきょうしょう)平成(へいせい)7年度(ねんど)から「こどもエコクラブ事業(じぎょう)」として支援(しえん)しています。

()どもたちの環境(かんきょう)保全(ほぜん)活動(かつどう)環境(かんきょう)学習(がくしゅう)支援(しえん)することで、(ひと)環境(かんきょう)(かか)わりについて理解(りかい)(ふか)め、自然(しぜん)大切(たいせつ)(おも)(こころ)や、環境(かんきょう)問題(もんだい)解決(かいけつ)のために(みずか)(かんが)行動(こうどう)する(ちから)育成(いくせい)し、地域(ちいき)環境(かんきょう)保全(ほぜん)活動(かつどう)()(ひろ)げることを目的(もくてき)としています。

(おも)活動(かつどう)には、()どもたちが興味(きょうみ)関心(かんしん)(もと)づいて自主的(じしゅてき)環境(かんきょう)活動(かつどう)をする「エコロジカルあくしょん」や、環境(かんきょう)活動(かつどう)学習(がくしゅう)プログラムに()()む「エコロジカルとれーにんぐ」などがあります。

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固有種(こゆうしゅ)

固有種(こゆうしゅ)とは、(かぎ)られた地域(ちいき)生育(せいいく)あるいは生息(せいそく)する植物(しょくぶつ)または動物(どうぶつ)のことです。

日本(にほん)にも、ニホンザルやムササビ、オオサンショウウオ、ライチョウなど(おお)くの固有種(こゆうしゅ)がいます。

(とく)沖縄(おきなわ)諸島(しょとう)奄美(あまみ)諸島(しょとう)(やく)200(まん)(ねん)(まえ)から大陸(たいりく)(はな)れた(しま)だったため、ヤンバルクイナやアマミノクロウサギなど数多(かずおお)くの固有種(こゆうしゅ)生息(生息)しています。

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サーマルリサイクル

サーマルリサイクルとは、廃棄物(はいきぶつ)から(ねつ)エネルギーを回収(かいしゅう)(さい)利用(りよう)することで、(ねつ)回収(かいしゅう)とも()ばれます。

ごみの焼却(しょうきゃく)から()られる(ねつ)は、施設(しせつ)(ない)暖房(だんぼう)給湯(きゅうとう)温水(おんすい)プール、地域(ちいき)暖房(だんぼう)などに利用(りよう)されています。

サーマルリサイクルはリユース、リサイクルをくり(かえ)した(あと)でも(おこな)えるため、「循環(じゅんかん)(がた)社会(しゃかい)基本法(きほんほう)」では、原則(げんそく)としてリユース、リサイクルをサーマルリサイクルよりも優先(ゆうせん)することとされています。

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災害(さいがい)環境(かんきょう)問題(もんだい)

自然(しぜん)災害(さいがい)とは、台風(たいふう)などによる暴風(ぼうふう)豪雨(ごうう)高潮(たかしお)洪水(こうずい)地震(じしん)津波(つなみ)豪雪(ごうせつ)火山(かざん)噴火(ふんか)など自然(しぜん)(ちから)()()こす災害(さいがい)です。

しかし、これらのなかには、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)などの環境(かんきょう)問題(もんだい)原因(げんいん)となって()()こされているものもあるといわれています。

また、山林(さんりん)乱開発(らんかいはつ)による土砂崩(どしゃくず)れや、地下水(ちかすい)のくみ()()ぎによる地盤沈下(じばんちんか)など、人間(にんげん)経済(けいざい)活動(かつどう)から発生(はっせい)する環境破壊(かんきょうはかい)災害(さいがい)原因(げんいん)になることもあります。

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再生(さいせい)可能(かのう)エネルギー

再生(さいせい)可能(かのう)エネルギーとは、太陽光(たいようこう)風力(ふうりょく)地熱(ちねつ)、バイオマス、中小(ちゅうしょう)水力(すいりょく)など、エネルギーの発生(はっせい)()温室(おんしつ)効果(こうか)ガスを排出(はいしゅつ)しないエネルギーのことです。

石油(せきゆ)石炭(せきたん)天然(てんねん)ガスなどの化石(かせき)燃料(ねんりょう)(ちが)い、自然(しぜん)環境(かんきょう)()かし、()えず再生(さいせい)できる再生(さいせい)可能(かのう)エネルギーは環境(かんきょう)にやさしく、CO2排出(はいしゅつ)(りょう)(すく)なく、地球(ちきゅう)温暖(おんだん)()防止(ぼうし)にも役立(やくだ)つものとして注目(ちゅうもく)されています。

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サステナブルファッション

サステナブルファッションとは、衣服(いふく)生産(せいさん)から着用(ちゃくよう)廃棄(はいき)までのプロセスにおいて、将来(しょうらい)にわたり持続(じぞく)可能(かのう)であることを目指(めざ)し、生態系(せいたいけい)(ふく)地球(ちきゅう)環境(かんきょう)(かか)わる(ひと)社会(しゃかい)配慮(はいりょ)した()()みのことをいいます。

(やす)商品(しょうひん)大量(たいりょう)生産(せいさん)し、()(のこ)りを大量(たいりょう)廃棄(はいき)する生産(せいさん)過程(かてい)問題視(もんだいし)されています。衣服(いふく)をつくる開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)では、人々(ひとびと)不当(ふとう)(てい)賃金(ちんぎん)(はたら)かされているところもあります。また、染色(せんしょく)するときに発生(はっせい)する廃水(はいすい)は、水質(すいしつ)汚染(おせん)につながるともいわれています。

修理(しゅうり)をして、(ふく)(なが)大切(たいせつ)使(つか)うこと。()なくなった(ふく)はリサイクルをする。オーガニックや再生(さいせい)原料(げんりょう)(ふく)()うなど、さまざまな()()みがあります。

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里地(さとち)里山(さとやま)

里地(さとち)里山(さとやま)とは、奥深(おくふか)(やま)都市(とし)中間(ちゅうかん)にあり、集落(しゅうらく)とそれをとりまく(はやし)農地(のうち)、ため(いけ)などで構成(こうせい)されている地域(ちいき)のことです。

里地(さとち)里山(さとやま)は、特有(とくゆう)生物(せいぶつ)生息(せいそく)生育(せいいく)環境(かんきょう)として、また、食料(しょくりょう)木材(もくざい)など自然(しぜん)資源(しげん)供給(きょうきゅう)良好(りょうこう)景観(けいかん)文化(ぶんか)伝承(でんしょう)観点(かんてん)からも重要(じゅうよう)地域(ちいき)です。

()んぼや野菜畑(やさいばたけ)、ため(いけ)用水(ようすい)()などが(つく)られ、そこに昆虫(こんちゅう)(しょう)動物(どうぶつ)などが(あつ)まって(ゆた)かな自然(しぜん)形成(けいせい)され、()()山菜(さんさい)(たきぎ)肥料(ひりょう)としての()()などの(めぐみ)をもたらします。

現在(げんざい)里地(さとち)里山(さとやま)人口(じんこう)減少(げんしょう)による過疎(かそ)()や、鳥獣(ちょうじゅう)被害(ひがい)影響(えいきょう)(おお)きく()けており、保護(ほご)のためのさまざまな(こころ)みが各地(かくち)(おこな)われています。

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酸性雨(さんせいう)

酸性雨(さんせいう)とは、大気(たいき)汚染(おせん)によってpH5.6以下(いか)(さん)(せい)となった(あめ)のことです。酸性雨(さんせいう)森林(しんりん)()らしたり、(みずうみ)(ぬま)などの(みず)酸性(さんせい)にしてしまうなどの被害(ひがい)をもたらします。

酸性雨(さんせいう)自然(しぜん)現象(げんしょう)ではありません。自動車(じどうしゃ)排気(はいき)ガスや工場(こうじょう)排煙(はいえん)など、化石(かせき)燃料(ねんりょう)()やすことで発生(はっせい)する二酸化(にさんか)硫黄(いおう)(SO2)や窒素(ちっそ)酸化物(さんかぶつ)(NOx)などの酸性(さんせい)物質(ぶっしつ)が、大気(たいき)(ちゅう)水蒸気(すいじょうき)にとけて、硝酸(しょうさん)亜硝酸(あしょうさん)硫酸(りゅうさん)などに変化(へんか)し、(あめ)(ゆき)()けることで酸性雨(さんせいう)となります。

対策(たいさく)としては、原因(げんいん)となる自動車(じどうしゃ)排気(はいき)ガスや工場(こうじょう)排煙(はいえん)などを抑制(よくせい)し、化石(かせき)燃料(ねんりょう)()やすことで発生(はっせい)するSO2やNOxなどの酸性(さんせい)物質(ぶっしつ)排出(はいしゅつ)()らすことが(もと)められます。また、酸性(さんせい)物質(ぶっしつ)国境(こっきょう)()長距離(ちょうきょり)移動(いどう)するので、国際(こくさい)協力(きょうりょく)重要(じゅうよう)です。

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次世代(じせだい)自動車(じどうしゃ)

次世代(じせだい)自動車(じどうしゃ)とは、「ハイブリッド(しゃ)(HV)」「プラグインハイブリッド自動車(じどうしゃ)(PHV)」「電気(でんき)自動車(じどうしゃ)(EV)」「燃料(ねんりょう)電池(でんち)自動車(じどうしゃ)」「水素(すいそ)自動車(じどうしゃ)」などのことをいいます。

現在(げんざい)(おお)くの自動車(じどうしゃ)のエネルギーは化石(かせき)燃料(ねんりょう)であるガソリンが主流(しゅりゅう)です。ガソリンを燃料(ねんりょう)とすると、走行(そうこう)()排気(はいき)ガスとして二酸化(にさんか)炭素(たんそ)(CO2)や窒素(ちっそ)酸化物(さんかぶつ)(NOx)、粒子(りゅうし)(じょう)物質(ぶっしつ)(PM)などを排出(はいしゅつ)してしまいますが、次世代(じせだい)自動車(じどうしゃ)はそれらの温室効果(おんしつこうか)ガスや大気(たいき)汚染(おせん)物質(ぶっしつ)排出(はいしゅつ)(すく)ない、または(まった)排出(はいしゅつ)しない、燃費(ねんぴ)性能(せいのう)(すぐ)れているなど環境(かんきょう)にやさしい自動車(じどうしゃ)といわれています。

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循環(じゅんかん)(がた)社会(しゃかい)

循環(じゅんかん)(がた)社会(しゃかい)とは、(かぎ)りある資源(しげん)効率的(こうりつてき)利用(りよう)し、3R(リユース・リデュース・リサイクル)で(さい)利用(りよう)しながら、将来(しょうらい)にわたって循環(じゅんかん)して使(つか)(つづ)けていく社会(しゃかい)のことです。

ものをたくさん生産(せいさん)し、大量(たいりょう)のごみが()社会(しゃかい)では、ごみの処理(しょり)大変(たいへん)なだけでなく、地球(ちきゅう)資源(しげん)()(つづ)け、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)などさまざまな環境(かんきょう)問題(もんだい)()()こしてしまいます。

(わたし)たちは、資源(しげん)をできるだけ有効(ゆうこう)活用(かつよう)することで、ごみの(りょう)()らしながら、ものを大切(たいせつ)(さい)利用(りよう)し、有用(ゆうよう)資源(しげん)再生(さいせい)利用(りよう)していくことが必要(ひつよう)です。

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食品(しょくひん)ロス

食品(しょくひん)ロスは、フードロスとも()ばれており、本来(ほんらい)ならまだ()べられる食品(しょくひん)()(のこ)したり、賞味期限(しょうみきげん)(ちか)いなどの理由(りゆう)()ててしまったりすることです。

日本(にほん)では年間(ねんかん)(やく)523(まん)トン(2021年度(ねんど))もの食品(しょくひん)()てられていて、これは毎日(まいにち)大型(おおがた)トラック(10トン(しゃ)(やく)1,430(だい)(ぶん)食品(しょくひん)廃棄(はいき)していることになります。

()(もの)(のこ)さないだけではなく、お(みせ)では手前(てまえ)から賞味期限(しょうみきげん)順番(じゅんばん)()う(手前(てまえ)()り)といった行動(こうどう)(こころ)がけることが食品(しょくひん)ロスを()らし、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)抑制(よくせい)にもつながります。

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植林(しょくりん)活動(かつどう)

植林(しょくりん)活動(かつどう)とは、()()え、(そだ)てる活動(かつどう)のことです。

かつては木材(もくざい)(よう)()(そだ)てることを目的(もくてき)にした植林(しょくりん)(おお)かったのですが、最近(さいきん)では、自然(しぜん)環境(かんきょう)(まも)るための植林(しょくりん)や、(みず)資源(しげん)確保(かくほ)などのための植林(しょくりん)土壌(どじょう)流出(りゅうしゅつ)(ふせ)ぐための植林(しょくりん)防風(ぼうふう)(りん)防砂(ぼうさ)(りん)など防災(ぼうさい)のための植林(しょくりん)(おこな)われています。

植林(しょくりん)による森林(しんりん)は「人工(じんこう)(りん)」と()ばれます。

森林(しんりん)地球(ちきゅう)温暖(おんだん)()原因(げんいん)でもある大気(たいき)(ちゅう)二酸化炭素(にさんかたんそ)(CO2)を吸収(きゅうしゅう)するため、世界(せかい)各地(かくち)温暖(おんだん)()対策(たいさく)のための植林(しょくりん)活動(かつどう)(おこな)われています。

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森林(しんりん)火災(かさい)

森林(しんりん)火災(かさい)とは、(やま)(もり)で、(ひろ)範囲(はんい)発生(はっせい)する火災(かさい)のことです。山火事(やまかじ)山林(さんりん)火災(かさい)林野(りんや)火災(かさい)ともいわれます。

森林(しんりん)火災(かさい)には自然(しぜん)発火(はっか)して発生(はっせい)するものと、()不始末(ふしまつ)など人間(にんげん)原因(げんいん)発生(はっせい)するものがあります。

自然(しぜん)発火(はっか)する火災(かさい)は、おもに乾燥(かんそう)原因(げんいん)とされています。空気(くうき)乾燥(かんそう)することによって()()同士(どうし)がこすれあい、()がつき、まわりの()()木々(きぎ)()(うつ)って火災(かさい)となるケースが(おお)いといわれています。

最近(さいきん)では、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)気候(きこう)変動(へんどう)によって、世界(せかい)各地(かくち)高温(こうおん)となり、(かん)ばつや乾燥(かんそう)による森林(しんりん)火災(かさい)()えています。

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水力(すいりょく)発電(はつでん)

水力(すいりょく)発電(はつでん)とは、(かわ)などの(みず)(なが)れを利用(りよう)する発電(はつでん)方式(ほうしき)のことです。

ダムのように、(たか)(ところ)から(ひく)(ところ)()ちる(とき)(みず)(なが)れを利用(りよう)して(すい)(しゃ)(まわ)し、その(ちから)発電機(はつでんき)(つた)えて発電(はつでん)します。

自然(しぜん)環境(かんきょう)利用(りよう)した地球(ちきゅう)にやさしい発電(はつでん)ですが、発電(はつでん)するためのダムをつくるには大規模(だいきぼ)開発(かいはつ)必要(ひつよう)です。

現在(げんざい)は、(かわ)用水路(ようすいろ)上下水道(じょうげすいどう)施設(しせつ)などの(みず)(なが)れを利用(りよう)した(しょう)水力(すいりょく)発電(はつでん)が、地域(ちいき)活性化(かっせいか)にもつながる再生(さいせい)可能(かのう)エネルギーとして注目(ちゅうもく)されています。

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生態系(せいたいけい)

生態系(せいたいけい)とは、さまざまな動植物(どうしょくぶつ)がお(たが)いに(かか)わり()いながら、共存(きょうぞん)している仕組(しく)みのことです。

(たと)えば森林(しんりん)生態系(せいたいけい)では、植物(しょくぶつ)()べた昆虫(こんちゅう)(しょう)動物(どうぶつ)()べられ、その(しょう)動物(どうぶつ)がさらに(おお)きな動物(どうぶつ)()べられたりと、あらゆる動植物(どうしょくぶつ)()きていく(うえ)での循環(じゅんかん)をつくりだしています。このような生命(せいめい)循環(じゅんかん)のしくみ全体(ぜんたい)生態系(せいたいけい)といいます。

地球(ちきゅう)をひとつの生態系(せいたいけい)ととらえて、食物連鎖(しょくもつれんさ)など人間(にんげん)とさまざまな動植物(どうしょくぶつ)関係(かんけい)(かんが)えることもあります。

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生物(せいぶつ)多様性(たようせい)

生物(せいぶつ)多様性(たようせい)とは、地球(ちきゅう)(じょう)()(もの)たちのバラエティ(ゆた)かな個性(こせい)とつながりのことをいいます。

地球(ちきゅう)(じょう)()(もの)は46(おく)(ねん)という歴史(れきし)のなかで、さまざまな環境(かんきょう)適応(てきおう)して進化(しんか)し、3,000(まん)(しゅ)ともいわれる多様(たよう)()(もの)()まれました。これらの生命(せいめい)(ひと)つひとつに個性(こせい)があり、すべての()(もの)たちが直接的(ちょくせつてき)に、あるいは間接的(かんせつてき)(ささ)えあって()きています。

生物(せいぶつ)多様性(たようせい)(かん)する条約(じょうやく)生物(せいぶつ)多様性(たようせい)条約(じょうやく))」では、様々(さまざま)生態系(せいたいけい)存在(そんざい)する「生態系(せいたいけい)多様性(たようせい)」、様々(さまざま)生物種(せいぶつしゅ)存在(そんざい)する「(しゅ)多様性(たようせい)」、(しゅ)(おな)じでも様々(さまざま)遺伝子(いでんし)存在(そんざい)する「遺伝子(いでんし)多様性(たようせい)」という3つのレベルで多様性(たようせい)をとらえています。

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生物(せいぶつ)多様性(たようせい)(かん)する条約(じょうやく)
生物(せいぶつ)多様性(たようせい)条約(じょうやく)

生物(せいぶつ)多様性(たようせい)(かん)する条約(じょうやく)生物(せいぶつ)多様性(たようせい)条約(じょうやく))」とは、生物(せいぶつ)多様性(たようせい)保全(ほぜん)し、生物(せいぶつ)資源(しげん)持続(じぞく)可能(かのう)(かたち)利用(りよう)していくための国際(こくさい)条約(じょうやく)です。

1992(ねん)6(がつ)ブラジルで開催(かいさい)された国連(こくれん)環境(かんきょう)開発(かいはつ)会議(かいぎ)地球(ちきゅう)サミット)で署名(しょめい)開始(かいし)され1993(ねん)12(がつ)29(にち)発効(はっこう)しました。

この条約(じょうやく)では、(つぎ)の3(てん)目的(もくてき)としています。
生物(せいぶつ)多様性(たようせい)保全(ほぜん)
生物(せいぶつ)資源(しげん)持続(じぞく)可能(かのう)利用(りよう)
遺伝(いでん)資源(しげん)利用(りよう)から(しょう)ずる利益(りえき)公正(こうせい)かつ衡平(こうへい)配分(はいぶん)

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世界(せかい)自然(しぜん)遺産(いさん)

世界(せかい)自然(しぜん)遺産(いさん)とは、ユネスコ(国連(こくれん)教育(きょういく)科学(かがく)文化(ぶんか)機関(きかん))の「世界(せかい)遺産(いさん)条約(じょうやく)」に(もと)づき、世界(せかい)唯一(ゆいいつ)価値(かち)をもつ地形(ちけい)地質(ちしつ)生態系(せいたいけい)絶滅(ぜつめつ)のおそれのある動植物(どうしょくぶつ)生息(せいそく)生育(せいいく)()など、自然(しぜん)地域(ちいき)として世界(せかい)遺産(いさん)一覧(いちらん)(ひょう)登録(とうろく)されたものです。

日本(にほん)国内(こくない)では、知床(しれとこ)北海道(ほっかいどう))、白神(しらかみ)山地(さんち)青森県(あおもりけん)秋田県(あきたけん))、小笠原(おがさわら)諸島(しょとう)東京都(とうきょうと))、屋久島(やくしま)鹿児島県(かごしまけん))に(くわ)えて、2021(ねん)奄美大島(あまみおおしま)徳之島(とくのしま)沖縄(おきなわ)(とう)北部(ほくぶ)(およ)西表島(いりおもてじま)鹿児島県(かごしまけん)沖縄県(おきなわけん))が(あら)たに登録(とうろく)されました。

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絶滅(ぜつめつ)危惧種(きぐしゅ)

絶滅(ぜつめつ)危惧種(きぐしゅ)とは、絶滅(ぜつめつ)のおそれのある野生(やせい)生物(せいぶつ)のことです。

日本(にほん)絶滅(ぜつめつ)危惧種(きぐしゅ)では、イリオモテヤマネコ、ヤンバルクイナ、ジュゴン、トキなどが()られています。

人間(にんげん)による過剰(かじょう)捕獲(ほかく)森林(しんりん)破壊(はかい)環境(かんきょう)汚染(おせん)地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)などにより絶滅(ぜつめつ)危機(きき)(ひん)している(しゅ)数多(かずおお)く、現在(げんざい)IUCNのレッドリスト(国際(こくさい)自然(しぜん)保護(ほご)連合(れんごう)作成(さくせい)した絶滅(ぜつめつ)のおそれのある野生(やせい)生物(せいぶつ)のリスト)には(ぜん)世界(せかい)(やく)(まん)(しゅ)絶滅(ぜつめつ)危惧種(きぐしゅ)として掲載(けいさい)されています。

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ゼロエミッション

エミッションとは、「排出(はいしゅつ)」という意味(いみ)です。

ゼロエミッションとは、人間(にんげん)活動(かつどう)から発生(はっせい)する環境(かんきょう)汚染(おせん)したり気候(きこう)影響(えいきょう)する廃棄物(はいきぶつ)排出(はいしゅつ)(かぎ)りなくゼロにすることをいいます。

二酸化(にさんか)炭素(たんそ)(CO2)を排出(はいしゅつ)しない電気(でんき)自動車(じどうしゃ)利用(りよう)や、太陽光(たいようこう)発電(はつでん)風力(ふうりょく)発電(はつでん)地熱(ちねつ)発電(はつでん)水力(すいりょく)発電(はつでん)、バイオマス発電(はつでん)など、再生(さいせい)可能(かのう)エネルギーの活用(かつよう)(つう)じて、ゼロエミッションを実現(じつげん)する()()みが注目(ちゅうもく)されています。

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代替(だいたい)(にく)

代替(だいたい)(にく)とは、豚肉(ぶたにく)牛肉(ぎゅうにく)鶏肉(とりにく)といった動物(どうぶつ)(にく)使(つか)わず、大豆(だいず)やえんどう(まめ)などの植物(しょくぶつ)使(つか)って(にく)のようにつくられた食品(しょくひん)のことです。

(たと)えば(うし)(そだ)てるためには、(ひろ)牧場(ぼくじょう)やたくさんのえさ、(みず)必要(ひつよう)なため、森林(しんりん)破壊(はかい)温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの排出(はいしゅつ)水資源(みずしげん)大量(たいりょう)消費(しょうひ)など環境破壊(かんきょうはかい)原因(げんいん)のひとつになっているといわれています。

動物(どうぶつ)(にく)同様(どうよう)にたんぱく(しつ)摂取(せっしゅ)でき、カロリーも(ひく)いなど、環境(かんきょう)だけでなく健康面(けんこうめん)でもメリットがあることで注目(ちゅうもく)されています。

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堆肥(たいひ)()

堆肥(たいひ)()とは、微生物(びせいぶつ)(ちから)で、動物(どうぶつ)のふん尿(にょう)(なま)ごみや()()などの有機物(ゆうきぶつ)分解(ぶんかい)発酵(はっこう)させ、堆肥(たいひ)をつくることです。コンポスト()とも()ばれています。

堆肥(たいひ)は、植物(しょくぶつ)(そだ)ちやすい(つち)にするための材料(ざいりょう)となり、(つち)(みず)肥料(ひりょう)成分(せいぶん)(たも)(ちから)通気性(つうきせい)などを(たか)めます。

堆肥(たいひ)()装置(そうち)は、企業(きぎょう)使用(しよう)する(おお)きなプラントから、家庭(かてい)(よう)小型(こがた)(なま)ごみ処理機(しょりき)まで多種(たしゅ)多様(たよう)なものがあり、(なま)ごみを()れるだけで堆肥(たいひ)ができる家庭(かてい)(よう)のコンポストも販売(はんばい)されています。

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太陽光(たいようこう)発電(はつでん)

太陽光(たいようこう)発電(はつでん)とは、太陽(たいよう)(ひかり)活用(かつよう)した発電(はつでん)方式(ほうしき)のことです。

シリコンなどの半導体(はんどうたい)でつくられた「太陽(たいよう)電池(でんち)」と()ばれる装置(そうち)使(つか)って、太陽(たいよう)(ひかり)エネルギーを直接(ちょくせつ)電気(でんき)変換(へんかん)することができます。

また、太陽(たいよう)電池(でんち)をたくさんつなげたものが「ソーラーパネル」です。発電(はつでん)するときに温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの(ひと)つであるCO2排出(はいしゅつ)しないので、地球(ちきゅう)にやさしいクリーンなエネルギーとして注目(ちゅうもく)(あつ)めています。

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(だつ)炭素(たんそ)(カーボンニュートラル)

(だつ)炭素(たんそ)(カーボンニュートラル)とは、(ひと)活動(かつどう)による温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの排出(はいしゅつ)(りょう)吸収(きゅうしゅう)(りょう)(おな)じにすることで、温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの排出(はいしゅつ)(りょう)全体(ぜんたい)としてゼロにすることです。

2015(ねん)のパリ協定(きょうてい)では、21世紀(せいき)後半(こうはん)達成(たっせい)することを目標(もくひょう)としています。

日本(にほん)でも2050(ねん)での達成(たっせい)目指(めざ)して、(しょう)エネルギーや再生(さいせい)可能(かのう)エネルギーの活用(かつよう)技術革新(ぎじゅつかくしん)研究(けんきゅう)などさまざまな()()みが(おこな)われています。

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地域(ちいき)循環(じゅんかん)共生(きょうせい)(けん)

地方(ちほう)にも都市(とし)にも、自然(しぜん)文化(ぶんか)などの様々(さまざま)な「資源(しげん)」があります。

(かく)地域(ちいき)持続(じぞく)可能(かのう)であるためには、(ひと)やモノ、お(かね)といった、(かく)地域(ちいき)()っている様々(さまざま)資源(しげん)を、できるだけ地域(ちいき)(そと)()さずにそれぞれの地域(ちいき)(なか)循環(じゅんかん)させ、経済(けいざい)社会(しゃかい)活動(かつどう)においてそれらを最大限(さいだいげん)活用(かつよう)することが必要(ひつよう)です。

こうした循環(じゅんかん)は、地域(ちいき)経済(けいざい)社会(しゃかい)元気(げんき)にし、環境(かんきょう)だけでなく、経済(けいざい)社会(しゃかい)課題(かだい)解決(かいけつ)役立(やくだ)つとともに、(かく)地域(ちいき)自立(じりつ)にもつながると(かんが)えられます。

また、それぞれの地域(ちいき)周辺(しゅうへん)地域(ちいき)どうしで(ささ)()うことが重要(じゅうよう)です。

このように、地域(ちいき)資源(しげん)()かした環境(かんきょう)対策(たいさく)地域(ちいき)元気(げんき)にするような()()みが(おこな)われている圏域(けんいき)を「地域(ちいき)循環(じゅんかん)共生(きょうせい)(けん)」といいます。

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地球(ちきゅう)温暖(おんだん)()

地球(ちきゅう)温暖(おんだん)()とは、気候(きこう)変動(へんどう)(ひと)つとして、地球(ちきゅう)全体(ぜんたい)平均(へいきん)気温(きおん)上昇(じょうしょう)している現象(げんしょう)のことです。 近年(きんねん)化石(かせき)燃料(ねんりょう)使用(しよう)森林(しんりん)減少(げんしょう)による温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの増加(ぞうか)によって、地球(ちきゅう)が「(おお)きな温室(おんしつ)(なか)()れられた状態(じょうたい)」となり、気温(きおん)上昇(じょうしょう)しています。

温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの(だい)部分(ぶぶん)()める二酸化炭素(にさんかたんそ)(CO2)は、化石(かせき)燃料(ねんりょう)使(つか)うこと(電気(でんき)やガス、ガソリンを使(つか)うこと)で増加(ぞうか)します。

IPCC(だい)6()報告(ほうこく)(しょ)によると、2010(ねん)~2019(ねん)世界(せかい)平均(へいきん)気温(きおん)は、1850(ねん)~1900(ねん)(くら)べて(やく)1.09℃上昇(じょうしょう)しています。

地球(ちきゅう)温暖(おんだん)()は、海面(かいめん)上昇(じょうしょう)洪水(こうずい)異常(いじょう)高温(こうおん)(かん)ばつなどの異常(いじょう)気象(きしょう)()()こすと予測(よそく)されており、環境(かんきょう)への影響(えいきょう)生態(せいたい)(けい)への影響(えいきょう)など、(わたし)たち人類(じんるい)生活(せいかつ)にも深刻(しんこく)影響(えいきょう)(およ)ぼします。

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地球(ちきゅう)サミット

地球(ちきゅう)サミットとは、1992(ねん)6(がつ)、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにおいて開催(かいさい)された「環境(かんきょう)開発(かいはつ)(かん)する国際(こくさい)連合(れんごう)会議(かいぎ)」の通称(つうしょう)です。

この会議(かいぎ)には、世界(せかい)(ちゅう)のほとんどの(くに)(やく)180カ(こく))が参加(さんか)し、100カ(こく)以上(いじょう)元首(げんしゅ)首脳(しゅのう)(やく)(まん)(にん)(およ)政府(せいふ)代表者(だいひょうしゃ)出席(しゅっせき)する大規模(だいきぼ)会議(かいぎ)となりました。

環境(かんきょう)開発(かいはつ)(かん)するリオ宣言(せんげん)」が()され、持続(じぞく)可能(かのう)開発(かいはつ)推進(すいしん)することとし、市民(しみん)環境(かんきょう)問題(もんだい)()()むことの重要性(じゅうようせい)(あき)らかにされました。

このような(なが)れを()けて、当時(とうじ)環境庁(かんきょうちょう)現在(げんざい)環境省(かんきょうしょう))が中心(ちゅうしん)となり、民間(みんかん)団体(だんたい)(NGO・NPO)による環境(かんきょう)保全(ほぜん)活動(かつどう)への資金(しきん)助成(じょせい)や、その(ほか)支援(しえん)(おこな)うため、1993(ねん)5(がつ)に「地球(ちきゅう)環境(かんきょう)基金(ききん)」が創設(そうせつ)されました。

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地産(ちさん)地消(ちしょう)

地産(ちさん)地消(ちしょう)とは、「地元(じもと)生産(せいさん)されたものを地元(じもと)消費(しょうひ)する」ことです。

(たと)えば、その地域(ちいき)でとれた野菜(やさい)魚介類(ぎょかいるい)を、その地域(ちいき)()って()べることをいいます。

消費者(しょうひしゃ)生産者(せいさんしゃ)との距離(きょり)(ちぢ)まることで安心感(あんしんかん)()られ、地域(ちいき)農林(のうりん)水産業(すいさんぎょう)親近感(しんきんかん)をもつことができます。また、輸送(ゆそう)による費用(ひよう)環境(かんきょう)負荷(ふか)()らすことができます。

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窒素(ちっそ)酸化物(さんかぶつ)

窒素(ちっそ)酸化物(さんかぶつ)とは、通称(つうしょう)「ノックス(NOx)」とも()ばれる窒素(ちっそ)酸化物(さんかぶつ)で、窒素(ちっそ)原子(げんし)(N)と酸素(さんそ)原子(げんし)(O)が()わさってできた物質(ぶっしつ)のことです。

一酸化(いっさんか)窒素(ちっそ)(NO)、二酸化(にさんか)窒素(ちっそ)(NO2)など、さまざまな種類(しゅるい)があります。

(とく)自動車(じどうしゃ)排気(はいき)ガスや工場(こうじょう)排煙(はいえん)など、化石(かせき)燃料(ねんりょう)()やすことで発生(はっせい)する二酸化(にさんか)窒素(ちっそ)(NO2)は、光化学(こうかがく)スモッグや酸性雨(さんせいう)などの大気(たいき)汚染(おせん)原因(げんいん)となり、毒性(どくせい)(つよ)いため「大気(たいき)汚染(おせん)防止法(ぼうしほう)」によって環境(かんきょう)基準(きじゅん)(さだ)められています。

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地熱(ちねつ)発電(はつでん)

地熱(ちねつ)発電(はつでん)とは、地下(ちか)のマグマの(ねつ)エネルギーを利用(りよう)する発電(はつでん)方式(ほうしき)のことです。

火山(かざん)地下(ちか)(ふか)くの「マグマだまり」に雨水(あまみず)がしみこむと、マグマの(ねつ)高温(こうおん)(みず)蒸気(じょうき)になります。井戸(いど)()ってこの高温(こうおん)(みず)水蒸気(すいじょうき)(200℃以上(いじょう))を()()し、発電(はつでん)(よう)タービンを(まわ)すことで発電(はつでん)します。

地下(ちか)のマグマの(ねつ)利用(りよう)するため、CO2排出(はいしゅつ)(りょう)(すく)なく、地球(ちきゅう)環境(かんきょう)にやさしい発電(はつでん)で、エネルギー(げん)枯渇(こかつ)する心配(しんぱい)はないといわれています。

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熱帯(ねったい)雨林(うりん)

熱帯(ねったい)雨林(うりん)とは、熱帯(ねったい)雨林(うりん)気候(きこう)年間(ねんかん)(つう)じて(あめ)(おお)く、(もっと)(さむ)(つき)平均(へいきん)気温(きおん)が 18()以上(いじょう)地域(ちいき)形成(けいせい)される森林(しんりん)のことです。

南米(なんべい)のブラジルのアマゾン(がわ)流域(りゅういき)、アフリカのコンゴ盆地(ぼんち)、ニューギニア(とう)、マレーシアのボルネオ(とう)など高温(こうおん)多雨(たう)地域(ちいき)分布(ぶんぷ)し、(つき)平均(へいきん)気温(きおん)は25()以上(いじょう)年間(ねんかん)雨量(うりょう)は2,000mm以上(いじょう)にもなります。常緑樹(じょうりょくじゅ)構成(こうせい)されるため、二酸化(にさんか)炭素(たんそ)吸収(きゅうしゅう)して酸素(さんそ)放出(ほうしゅつ)する光合成(こうごうせい)活発(かっぱつ)(おこな)います。

また、世界(せかい)野生(やせい)生物種(せいぶつしゅ)(やく)半数(はんすう)生息(せいそく)しているといわれ、さまざまな植物(しょくぶつ)宝庫(ほうこ)でもあります。

最近(さいきん)では、伐採(ばっさい)などによる熱帯(ねったい)雨林(うりん)減少(げんしょう)急速(きゅうそく)(すす)んでいることが(おお)きな問題(もんだい)となっており、このまま減少(げんしょう)(つづ)けば、熱帯(ねったい)雨林(うりん)消失(しょうしつ)するという予測(よそく)もあります。

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バイオマス

バイオマスとは、動植物(どうしょくぶつ)などの有機物(ゆうきぶつ)から()まれた生物(せいぶつ)資源(しげん)のことです。

()くず、可燃性(かねんせい)ごみ、廃油(はいゆ)家畜(かちく)のふん尿(にょう)など、本来(ほんらい)なら廃棄(はいき)される生物(せいぶつ)資源(しげん)利用(りよう)して発電(はつでん)する「バイオマス発電(はつでん)」や、生物(せいぶつ)資源(しげん)燃料(ねんりょう)にする「バイオマス燃料(ねんりょう)」の開発(かいはつ)(すす)んでいます。

バイオマス資源(しげん)有効(ゆうこう)活用(かつよう)することから、循環(じゅんかん)(がた)社会(しゃかい)実現(じつげん)()けて活用(かつよう)期待(きたい)されているエネルギーのひとつです。

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白化(はっか)現象(げんしょう)

サンゴの白化(はっか)現象(げんしょう)とは、サンゴが(しろ)脱色(だっしょく)したようになることです。

サンゴの体内(たいない)には褐虫藻(かっちゅうそう)という藻類(そうるい)共生(きょうせい)していて光合成(こうごうせい)(おこな)っていますが、海水温(かいすいおん)が30℃を()えたり、サンゴがストレスを()けると()()してしまうため、(しろ)()えるようになります。

白化(はっか)長時間(ちょうじかん)(つづ)くとサンゴの死滅(しめつ)や、サンゴ(しょう)自体(じたい)()くなってしまう可能性(かのうせい)もあります。

地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)によって海水温(かいすいおん)上昇(じょうしょう)(すす)()と、大規模(だいきぼ)なサンゴの白化(はっか)()こると(かんが)えられています。

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パリ協定(きょうてい)

パリ協定(きょうてい)とは、2020(ねん)以降(いこう)気候(きこう)変動(へんどう)問題(もんだい)(かん)する国際的(こくさいてき)枠組(わくぐ)みで、京都議定書(きょうとぎていしょ)後継(こうけい)となるものです。

2015(ねん)12(がつ)にフランス・パリで開催(かいさい)されたCOP21(気候変動枠組条約(きこうへんどうわくぐみじょうやく)(だい)21(かい)締約国会議(ていやくこくかいぎ))で合意(ごうい)されたもので、世界(せかい)平均(へいきん)気温(きおん)上昇(じょうしょう)産業(さんぎょう)革命(かくめい)以前(いぜん)(くら)べて1.5℃に(おさ)える努力(どりょく)をすることを目的(もくてき)としています。

温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの排出(はいしゅつ)(りょう)()らすことに(つと)め、21世紀(せいき)後半(こうはん)には、(ひと)活動(かつどう)による温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの排出(はいしゅつ)(りょう)吸収(きゅうしゅう)(りょう)(おな)じにすること(カーボンニュートラル)を目指(めざ)しています。

パリ協定(きょうてい)では、開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)(ふく)(すべ)ての参加国(さんかこく)地域(ちいき)に、温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの削減(さくげん)抑制(よくせい)目標(もくひょう)(さだ)めることを(もと)めています。また長期的(ちょうきてき)な「(てい)排出(はいしゅつ)発展(はってん)戦略(せんりゃく)」を提出(ていしゅつ)する努力(どりょく)をするよう規定(きてい)されています。

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PRTR(ぴーあーるてぃーあーる)

PRTRとは、Pollutant Release and Transfer Registerの略称(りゃくしょう)で、「化学(かがく)物質(ぶっしつ)排出(はいしゅつ)移動(いどう)(りょう)届出(とどけで)制度(せいど)」のことです。

日常(にちじょう)生活(せいかつ)事業(じぎょう)活動(かつどう)利用(りよう)されている化学(かがく)物質(ぶっしつ)は、大気(たいき)(みず)土壌(どじょう)(つう)じて排出(はいしゅつ)され、環境(かんきょう)(ひと)健康(けんこう)影響(えいきょう)(およ)ぼすおそれがあります。どんな化学(かがく)物質(ぶっしつ)が、どこから、どれだけ排出(はいしゅつ)されているかなどの情報(じょうほう)(くに)集計(しゅうけい)し、公表(こうひょう)しています。

PRTRデータを利用(りよう)して、市民(しみん)事業者(じぎょうしゃ)行政(ぎょうせい)化学(かがく)物質(ぶっしつ)排出(はいしゅつ)状況(じょうきょう)対策(たいさく)について(はな)()いながら協力(きょうりょく)して対策(たいさく)(すす)めていくことが期待(きたい)されています。

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PM(ぴーえむ)2.5(微小(びしょう)粒子(りゅうし)(じょう)物質(ぶっしつ)

PM2.5とは、大気(たいき)(ちゅう)浮遊(ふゆう)している2.5μm(1μm(マイクロメートル)は1mmの1,000(ぶん)の1)以下(いか)(ちい)さな粒子(りゅうし)のことで、従来(じゅうらい)から環境(かんきょう)基準(きじゅん)(さだ)めて対策(たいさく)(すす)めてきた浮遊(ふゆう)粒子(りゅうし)(じょう)物質(ぶっしつ)(SPM:10μm以下(いか)粒子(りゅうし))よりも(ちい)さな粒子(りゅうし)です。

PM2.5の原因(げんいん)には、工場(こうじょう)排煙(はいえん)自動車(じどうしゃ)排気(はいき)ガスなどの人為(じんい)(てき)要因(よういん)と、火山(かざん)噴火(ふんか)黄砂(こうさ)などの自然(しぜん)要因(よういん)があります。

PM2.5は非常(ひじょう)(ちい)さいため((かみ)()(ふと)さの1/30程度(ていど))、(はい)奥深(おくふか)くまで(はい)りやすく、呼吸(こきゅう)()(けい)への影響(えいきょう)(くわ)え、循環(じゅんかん)()(けい)への影響(えいきょう)心配(しんぱい)されています。

PM2.5対策(たいさく)としては、調査(ちょうさ)研究(けんきゅう)をさらに(すす)めるとともに、原因(げんいん)となる人為的(じんいてき)汚染(おせん)物質(ぶっしつ)抑制(よくせい)することが重要(じゅうよう)です。

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ヒートアイランド現象(げんしょう)

ヒートアイランド現象(げんしょう)とは、郊外(こうがい)(くら)べ、都市部(としぶ)ほど気温(きおん)(たか)くなる現象(げんしょう)のことです。

都市(とし)とその周辺(しゅうへん)地域(ちいき)等温線(とうおんせん)()くと、都市部(としぶ)(しま)のように()かびあがることから、ヒートアイランド(Heat Island=(ねつ)(しま)現象(げんしょう)といわれています。

都市部(としぶ)では、コンクリートのビルやアスファルト道路(どうろ)(おお)いため、太陽熱(たいようねつ)地面(じめん)にたまりやすくなります。

また、エアコンから()(ねつ)(くるま)排気(はいき)ガスなどによっても気温(きおん)上昇(じょうしょう)します。一方(いっぽう)樹木(じゅもく)などの(みどり)(すく)ないため、水分(すいぶん)蒸発(じょうはつ)による気温(きおん)低下(ていか)(すく)なくなります。

これらの理由(りゆう)から、(とく)(なつ)都市部(としぶ)気温(きおん)周囲(しゅうい)郊外(こうがい)(くら)べて数度(すうど)(たか)状態(じょうたい)になり、ヒートアイランド現象(げんしょう)原因(げんいん)となります。

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氷河(ひょうが)

氷河(ひょうが)とは、長年(ながねん)地上(ちじょう)()もった(ゆき)堆積(たいせき)し、(こおり)となったもので、南極(なんきょく)大陸(たいりく)やグリーンランドにある「氷床(ひょうしょう)」と()ばれる大陸(たいりく)氷河(ひょうが)や、アラスカやヒマラヤ、ヨーロッパアルプスなどにある山岳(さんがく)氷河(ひょうが)があります。

地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)により山岳(さんがく)氷河(ひょうが)()けると洪水(こうずい)原因(げんいん)となります。また氷河(ひょうが)太陽(たいよう)(ねつ)反射(はんしゃ)しているため、それがなくなると(ねつ)吸収(きゅうしゅう)することになり、さらなる地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)原因(げんいん)にもなります。

さらに、南極(なんきょく)やグリーンランドの氷河(ひょうが)()けて(うみ)(なが)()すことで、海面(かいめん)上昇(じょうしょう)()こると予想(よそう)されています。

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5R(ふぁいぶあーる)

5R(ふぁいぶあーる)とは、ごみを()らし循環(じゅんかん)(がた)社会(しゃかい)目指(めざ)すための5つの行動(こうどう)のことで、「3R(すりーあーる)」Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)に、Refuse(リフューズ)とRepair(リペア)の2つを(くわ)えたものです。

Reduce(リデュース):()らす
必要(ひつよう)なものだけを()う、(なが)使(つか)うなど、ごみの発生(はっせい)(すく)なくするということ。

Reuse(リユース):(さい)使用(しよう)
フリーマーケットやリサイクルショップで中古(ちゅうこ)(ひん)()うなど、ものを()(かえ)(なが)使(つか)うこと。

Recycle(リサイクル):(さい)利用(りよう)
原材料(げんざいりょう)として(さい)利用(りよう)したり、エネルギーとして有効(ゆうこう)活用(かつよう)すること。

Refuse(リフューズ):(ことわ)
エコバッグやタンブラーを使(つか)うなど、ごみになる使(つか)()容器(ようき)(ふくろ)をもらわないこと。

Repair(リペア):修理(しゅうり)
(ふく)電化(でんか)製品(せいひん)など、ものが(こわ)れた(とき)修理(しゅうり)して、できるだけ(なが)使(つか)うこと。

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風力(ふうりょく)発電(はつでん)

風力(ふうりょく)発電(はつでん)とは、自然(しぜん)(かぜ)のエネルギーを利用(りよう)する発電(はつでん)方式(ほうしき)のことです。

(かぜ)(ちから)利用(りよう)して風車(ふうしゃ)(まわ)し、風車(ふうしゃ)回転(かいてん)運動(うんどう)発電(はつでん)()(つう)じて電気(でんき)変換(へんかん)することで発電(はつでん)しています。

太陽光(たいようこう)発電(はつでん)(おな)じく、発電(はつでん)するときに温室(おんしつ)効果(こうか)ガスの(ひと)つであるCO2排出(はいしゅつ)しないので、地球(ちきゅう)にやさしいクリーンなエネルギーとして注目(ちゅうもく)されています。

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フェアトレード

フェアトレード(Fair trade)とは、公正(こうせい)取引(とりひき)のことで、開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)でつくられた農作物(のうさくぶつ)商品(しょうひん)を、先進(せんしん)(こく)適正(てきせい)価格(かかく)継続的(けいぞくてき)取引(とりひき)することをいいます。

生産者(せいさんしゃ)適正(てきせい)賃金(ちんぎん)支払(しはら)いをし、労働(ろうどう)環境(かんきょう)整備(せいび)などをすることで、生産者(せいさんしゃ)生活(せいかつ)向上(こうじょう)(はか)ることが(だい)一の目的(もくてき)です。

フェアトレードには、経済的(けいざいてき)社会的(しゃかいてき)環境的(かんきょうてき)基準(きじゅん)について(さだ)めた「国際(こくさい)フェアトレード基準(きじゅん)」があります。

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不法(ふほう)投棄(とうき)

不法(ふほう)投棄(とうき)とは、「廃棄物(はいきぶつ)処理(しょり)(およ)清掃(せいそう)(かん)する法律(ほうりつ)」に違反(いはん)して、(さだ)められた処分(しょぶん)(じょう)以外(いがい)廃棄物(はいきぶつ)(ごみ)を投棄(とうき)することです。

廃棄物(はいきぶつ)(ごみ)は(さだ)められたルールに(したが)って適正(てきせい)処理(しょり)しなければいけませんが、ルールを無視(むし)して山林(さんりん)原野(げんや)勝手(かって)()ててしまう行為(こうい)不法(ふほう)投棄(とうき)といいます。

(ただ)しい処理(しょり)方法(ほうほう)(おこな)わずに不法(ふほう)投棄(とうき)された廃棄物(はいきぶつ)(ごみ)からは、有害(ゆうがい)物質(ぶっしつ)がもれだし、環境破壊(かんきょうはかい)()()こすこともあります。その場合(ばあい)地域(ちいき)土壌(どじょう)水質(すいしつ)重大(じゅうだい)被害(ひがい)(あた)えてしまいます。もとの(うつく)しい自然(しぜん)回復(かいふく)するのは(むずか)しく、多大(ただい)費用(ひよう)がかかります。

また、「家電(かでん)リサイクル(ほう)」によりテレビ・冷蔵(れいぞう)()・エアコン・洗濯機(せんたくき)衣類(いるい)乾燥機(かんそうき)などは、リサイクルをして適切(てきせつ)処理(しょり)することが(さだ)められており、勝手(かって)()てることはできません。

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浮遊(ふゆう)粒子(りゅうし)(じょう)物質(ぶっしつ)

浮遊(ふゆう)粒子(りゅうし)(じょう)物質(ぶっしつ)とは,大気(たいき)(ちゅう)浮遊(ふゆう)する粒子(りゅうし)(じょう)物質(ぶっしつ)であって,その粒径(りゅうけい)10μm(マイクロメートル)(0.01mm)以下(いか)のものです。

浮遊(ふゆう)粒子(りゅうし)(じょう)物質(ぶっしつ)原因(げんいん)には、工場(こうじょう)排煙(はいえん)自動車(じどうしゃ)排気(はいき)ガスなどの人為的(じんいてき)要因(よういん)と、火山(かざん)噴火(ふんか)黄砂(こうさ)などの自然(しぜん)(よう)(いん)があります。

とても(ちい)さいため非常(ひじょう)(かる)く、すぐには落下(らっか)せず、空気(くうき)(ちゅう)浮遊(ふゆう)しています。浮遊(ふゆう)粒子(りゅうし)(じょう)物質(ぶっしつ)にはPM2.5(0.0025mm以下(いか)(ちい)さな粒子(りゅうし))など微細(びさい)なものも(ふく)まれています。

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フロンガス

フロンガスは、フッ()塩素(えんそ)などを(ふく)むハロゲン()炭化(たんか)水素(すいそ)で、かつては冷蔵(れいぞう)()やエアコンの冷媒(れいばい)、スプレー(かん)など()(まわ)りにある製品(せいひん)幅広(はばひろ)使(つか)われてきました。

しかし、フロンガスは成層圏(せいそうけん)(とど)くとオゾン(そう)破壊(はかい)してしまうだけでなく、非常(ひじょう)温室(おんしつ)効果(こうか)(たか)いガスであることがわかりました。

1985(ねん)「オゾン(そう)保護(ほご)のためのウィーン条約(じょうやく)」が(さだ)められ、1987(ねん)「オゾン(そう)破壊(はかい)する物質(ぶっしつ)(かん)するモントリオール議定書(ぎていしょ)」により、フロンガスの生産(せいさん)(りょう)消費(しょうひ)(りょう)削減(さくげん)されることとなり、最終的(さいしゅうてき)には全廃(ぜんぱい)することが()まりました。日本(にほん)でも、オゾン(そう)保護法(ほごほう)やフロン回収(かいしゅう)破壊(はかい)(ほう)などの対策(たいさく)(すす)められています。

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マングローブ

マングローブとは、熱帯(ねったい)から亜熱帯(あねったい)地域(ちいき)海水(かいすい)淡水(たんすい)()()じる湿地帯(しっちたい)干潟(ひがた)などに生息(せいそく)する、常緑(じょうりょく)高木(こうぼく)のヒルギ()などの植物(しょくぶつ)総称(そうしょう)です。

ヒルギ()植物(しょくぶつ)は、(みき)からタコ(あし)のような気根(きこん)支柱(しちゅう)(こん)呼吸(こきゅう)(こん)などを()し、()母樹(ぼじゅ)についたまま種子(しゅし)発芽(はつが)してから落下(らっか)し、生育(せいいく)します。

マングローブ(りん)には、(さかな)、カニなどさまざまな生物(せいぶつ)生息(せいそく)しており、陸上(りくじょう)森林(しんりん)のような生態系(せいたいけい)形成(けいせい)しています。日本(にほん)では鹿児島県(かごしまけん)沖縄県(おきなわけん)島々(しまじま)にもマングローブの原生林(げんせいりん)があります。

東南(とうなん)アジアでは、養殖(ようしょく)(いけ)農地(のうち)開発(かいはつ)などのため、マングローブ(りん)急減(きゅうげん)しており、水害(すいがい)地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)原因(げんいん)として問題(もんだい)になっています。

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有害(ゆうがい)化学(かがく)物質(ぶっしつ)

化学(かがく)物質(ぶっしつ)とは、一般(いっぱん)元素(げんそ)(およ)化合物(かごうぶつ)をいい、(むかし)から地球(ちきゅう)(じょう)自然(しぜん)にあったものだけではなく、科学技術(かがくぎじゅつ)発展(はってん)とともに人間(にんげん)がつくり()した物質(ぶっしつ)(ふく)みます。

有害(ゆうがい)化学(かがく)物質(ぶっしつ)とは、(ひと)健康(けんこう)動植物(どうしょくぶつ)有害(ゆうがい)作用(さよう)(およ)ぼす化学(かがく)物質(ぶっしつ)のことをいいます。

有害(ゆうがい)化学(かがく)物質(ぶっしつ)には、
有機水銀(ゆうきすいぎん)や、カドミウムなどの重金属(じゅうきんぞく)
以前(いぜん)農薬(のうやく)殺虫剤(さっちゅうざい)利用(りよう)されていた残留性(ざんりゅうせい)有機(ゆうき)汚染(おせん)物質(ぶっしつ)
③ダイオキシンやポリ塩化(えんか)ビフェニル
などがあります。

またシックハウス症候群(しょうこうぐん)()()こすといわれるホルムアルデヒドなども有害(ゆうがい)化学(かがく)物質(ぶっしつ)といわれています。

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有機肥料(ゆうきひりょう)

有機肥料(ゆうきひりょう)とは、(けい)ふんや魚粉(ぎょふん)、カキ(がら)など動物性(どうぶつせい)有機物(ゆうきぶつ)(あぶら)かすや(こめ)ぬかなど植物性(しょくぶつせい)有機物(ゆうきぶつ)原料(げんりょう)にした(ふる)くから使(つか)われている肥料(ひりょう)のことです。

本来(ほんらい)なら()てられる廃棄物(はいきぶつ)原料(げんりょう)にしているという(てん)と、化学肥料(かがくひりょう)にくらべて環境(かんきょう)にやさしいという(てん)から、積極的(せっきょくてき)活用(かつよう)()けて注目(ちゅうもく)されています。

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UNEP(ゆねっぷ)国連(こくれん)環境(かんきょう)計画(けいかく)

UNEP(国連(こくれん)環境(かんきょう)計画(けいかく))とは、国際(こくさい)連合(れんごう)国連(こくれん))のなかにつくられた機関(きかん)です。1972(ねん)6(がつ)スウェーデンのストックホルムで開催(かいさい)された「国連(こくれん)人間(にんげん)環境(かんきょう)会議(かいぎ)」がきっかけとなり設立(せつりつ)されました。

この会議(かいぎ)では、113カ(こく)による議論(ぎろん)によって「人間(にんげん)環境(かんきょう)宣言(せんげん)」や「環境(かんきょう)国際(こくさい)行動(こうどう)計画(けいかく)」という世界的(せかいてき)環境(かんきょう)保全(ほぜん)(かん)する(かんが)(かた)やきまりが(つく)られ、UNEPではこれらの実施(じっし)()()んでいます。

環境(かんきょう)分野(ぶんや)における国連(こくれん)主要(しゅよう)機関(きかん)として、環境(かんきょう)保護(ほご)改善(かいぜん)や、環境(かんきょう)問題(もんだい)への国際(こくさい)協力(きょうりょく)(すす)めるための活動(かつどう)(つう)じて、環境(かんきょう)保全(ほぜん)のグローバルリーダーとしての役割(やくわり)(にな)っています。

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四大(よんだい)公害(こうがい)(びょう)

四大(よんだい)公害(こうがい)(びょう)とは、「水俣病(みなまたびょう)」「新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)」「四日市(よっかいち)ぜん(そく)」「イタイイタイ(びょう)」のことをいいます。

高度(こうど)経済(けいざい)成長期(せいちょうき)の1960年代(ねんだい)産業(さんぎょう)による健康(けんこう)被害(ひがい)(あき)らかになり、公害(こうがい)への対策(たいさく)(もと)める世論(せろん)形成(けいせい)され、1967(ねん)には「公害(こうがい)対策(たいさく)基本法(きほんほう)」が制定(せいてい)されました。

水俣病(みなまたびょう)熊本県(くまもとけん))と新潟(にいがた)水俣病(みなまたびょう)新潟県(にいがたけん))は、工場(こうじょう)から河川(かせん)などに排出(はいしゅつ)されたメチル水銀(すいぎん)による中毒(ちゅうどく)(しょう)です。

四日市(よっかいち)ぜん(そく)三重県(みえけん))は、コンビナートに隣接(りんせつ)する地域(ちいき)発生(はっせい)した硫黄(いおう)酸化物(さんかぶつ)などによる大気(たいき)汚染(おせん)原因(げんいん)呼吸器(こきゅうき)疾患(しっかん)です。

イタイイタイ(びょう)富山県(とやまけん))は、神通川(じんつうがわ)流域(りゅういき)における鉱山(こうざん)排水(はいすい)(ふく)まれたカドミウムによる中毒(ちゅうどく)(しょう)です。

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ラムサール条約(じょうやく)

「ラムサール条約(じょうやく)」とは、1971(ねん)2(がつ)2(にち)にイランのラムサールという都市(とし)開催(かいさい)された国際(こくさい)会議(かいぎ)採択(さいたく)された、湿地(しっち)(かん)する条約(じょうやく)です。

正式(せいしき)名称(めいしょう)は「(とく)水鳥(みずとり)生息(せいそく)()として国際的(こくさいてき)重要(じゅうよう)湿地(しっち)(かん)する条約(じょうやく)」といい、湿地(しっち)保全(ほぜん)賢明(けんめい)利用(りよう)、これらを促進(そくしん)する交流(こうりゅう)学習(がくしゅう)について(さだ)めた国際(こくさい)条約(じょうやく)です。

「ラムサール条約(じょうやく)」における湿地(しっち)とは、湿原(しつげん)湖沼(こしょう)、ダム()河川(かせん)、ため(いけ)湧水(ゆうすい)()水田(すいでん)遊水(ゆうすい)()地下水(ちかすい)(けい)(えん)(せい)湿地(しっち)、マングローブ(りん)干潟(ひがた)、サンゴ(しょう)などが(ふく)まれており、日本(にほん)では、釧路(くしろ)湿原(しつげん)や、奥日光(おくにっこう)湿地(しっち)などが登録(とうろく)されています。

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レアメタル

レアメタルとは、天然(てんねん)産出(さんしゅつ)(りょう)(すく)なく、抽出(ちゅうしゅつ)するのにとても手間(てま)がかかる希少(きしょう)非鉄(ひてつ)金属(きんぞく)です。そのため、積極的(せっきょくてき)なリサイクルが(もと)められています。

(わたし)たちが使(つか)電子(でんし)機器(きき)にもたくさん使用(しよう)されており、スマートフォンにもリチウム、コバルト、ニッケルなどのレアメタルが使(つか)われています。

(おも)なレアメタル
リチウム/ベリリウム/ホウ()希土類(きどるい))/チタン/バナジウム/クロム/マンガン/コバルト/ニッケル/ゲルマニウム/ジルコニウム/パラジウム/インジウム/セシウム/バリウム/白金(はっきん)

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レッドデータブック

レッドデータブックとは、レッドリストとも()ばれ、絶滅(ぜつめつ)のおそれのある野生(やせい)生物(せいぶつ)(かん)する保全(ほぜん)状況(じょうきょう)分布(ぶんぷ)生態(せいたい)影響(えいきょう)(あた)えている要因(よういん)などの情報(じょうほう)記載(きさい)した(ほん)です。表紙(ひょうし)(あか)いことから、「レッドデータブック」と()ばれています。

1966(ねん)国際(こくさい)自然(しぜん)保護(ほご)連合(れんごう)(IUCN)が中心(ちゅうしん)となって作成(さくせい)されたものに(はじ)まり、現在(げんざい)各国(かっこく)団体(だんたい)などによってもこれに(じゅん)じるものが作成(さくせい)されています。

日本(にほん)では、環境省(かんきょうしょう)がレッドリスト(日本(にほん)絶滅(ぜつめつ)のおそれのある野生(やせい)生物(せいぶつ)(しゅ)のリスト)を公表(こうひょう)しています。
独自(どくじ)のレッドリストを作成(さくせい)している都道府県(とどうふけん)もあります。

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ワシントン条約(じょうやく)

「ワシントン条約(じょうやく)」とは、正式(せいしき)名称(めいしょう)を「絶滅(ぜつめつ)のおそれのある野生(やせい)動植物(どうしょくぶつ)(しゅ)国際(こくさい)取引(とりひき)(かん)する条約(じょうやく)」といい、動植物(どうしょくぶつ)輸出(ゆしゅつ)する(くに)輸入(ゆにゅう)する(くに)とが協力(きょうりょく)して国際(こくさい)取引(とりひき)規制(きせい)実施(じっし)することで、野生(やせい)動植物(どうしょくぶつ)(しゅ)絶滅(ぜつめつ)防止(ぼうし)し、それらの(しゅ)保全(ほぜん)(はか)ることを目的(もくてき)とした条約(じょうやく)です。

(れい)として、アフリカゾウやトラ、サボテンやランなどがあります。

1973(ねん)採択(さいたく)され、1975(ねん)7(がつ)1(にち)発効(はっこう)し、日本(にほん)は1980(ねん)条約(じょうやく)締結(ていけつ)しました。2021(ねん)現在(げんざい)で184カ(こく)加入(かにゅう)しています。

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