アスベスト(石綿)とは?

アスベスト(石綿)はどのくらいの量が使われてきたのか

わが国で使用される石綿の大半は輸入によるもので、これまでに輸入された石綿は1000万トンに達しました。主な輸入元は、カナダ(65.9%)、ブラジル(19.5%)、ジンバブエ(10.6%)となっています(2004年)。

図2にあるとおり、1970年から90年にかけて年間約30万トンという大量の石綿が輸入されており、これらの石綿のうち8割以上は建材に使用されたと言われています。

わが国では、1975年に石綿吹き付け作業は原則禁止されました。その後、1995年に石綿のうち有害性の高い茶石綿(アモサイト)と青石綿(クロシドライト)の製造等が禁止となり、白石綿(クリソタイル)についても近年代替化が進んできたことから、2004年10月に労働安全衛生法施行令が改正され、白石綿等の石綿を含有する建材、摩擦材、接着剤の製造等が禁止となりました。さらに2006年9月以降は、代替が困難な一定の適用除外製品等を除き、石綿および石綿をその重量の0.1%を超えて含有するすべての物の製造等が禁止されました。

石綿の輸入量は2004年は8162トン、2005年は110トンであり、2006年には0トンとなりました。

わが国の石綿輸入量の推移と法的規制の歴史

今後は石綿が大量に輸入使用された1970年から1990年頃に建てられた建築物の老朽化に伴い、建築物の解体が増加します。

そこで、解体等の工事における石綿のばく露防止対策の一層の徹底を図ることなどの目的から石綿に関して独立した規則として「石綿障害予防規則」が2005年7月に施行され、2006年9月に一部改正が行われています。

EU加盟国では、2005年1月から原則的に白石綿の使用が禁止になりました。ただし、ドイツ、フランス、イギリス等はすでに石綿の使用を禁止しています。

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