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倉敷公害訴訟

学校や病院での取り組み

小中学生の公害病患者を救済するために、地元の病院は特別な入院施設を作ったり、夏休みの転地療養などに取り組みました。

◆あおぞら学園のあゆみ

「あおぞら学園」は小・中学生が喘息を治療するための特別入院施設で、水島協同病院が病院の近くに1978年5月25日設立しました。子どもたちは親元を離れての集団生活を通じて基本的な生活習慣を身に付け、発作時の対処方法や発作の原因を学び、運動訓練によって体力を向上させました。『あおぞら学園のあゆみ』は6年間の活動をふりかえり、医療・看護・生活指導における成果をまとめたもので、1985年10月に発行されました。『あおぞら学園のあゆみ』には子どもたちの1日のスケジュール表や1年間の主な行事が掲載されており、あおぞら学園での生活の様子を知ることができます。

1985/10

◆緑の学校第2回の記録

「グリーン・スクール」は水島地区の環境破壊によって健康被害を受けた小・中学生の心身の鍛錬と学業の遅れを取り戻すことを目的に、夏休みに子どもたちを転地療養に連れて行く催しです。公害病友の会が1973年に第1回目を実施しました。第2回目は1974年7月28日から8月4日まで7泊8日、倉敷市と倉敷市教育委員会の後援を得て開催され、報告書『緑の学校』が作成されました。第4回目からは倉敷市の事業へと引き継がれました。

1974/7~8
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