
石綿による健康被害と言われている中皮腫の患者は年々増えつづけています。厚生労働省の人口動態統計によると、1960年代の石綿輸入量の増加した時期に潜伏期間(平均約40年)を加えた時期にあたる最近において急増してきています。2017年に中皮腫で死亡された方は1,555名で、1995年の3倍以上になっています。
平成29年度の石綿ばく露による労災の支給決定件数を業種別にみると、製造業と建設業が多くなっています。
出典:厚生労働省「平成29年度 石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況まとめ(確定値)」より
※ 中皮腫、肺がん、石綿肺、良性石綿胸水、びまん性胸膜肥厚