都市住宅地におけるエネルギーの効率利用「がまんの省エネから快適なエネルギー生活へ」
(特非) 世田谷みんなのエネルギー
活動地域 |
活動分野 |
東京都世田谷区 |
地球温暖化防止 |
- イベント参加者数
- 延べ90人
- イベント満足度
- 90%
- 熱/エネルギーの実験回数
- 50回以上
- 目標達成度
- 90%
親子教室で子どもたちもわいわいと熱調査
成果と工夫したポイント
エネルギー全体の利用を考えることでがまんの節電より、より快適な環境をつくれることを、実験と先進例の視察など、「体感」で学べるように工夫したことによって、100%の参加者が意識が変わったと回答した。
所在地
〒157-0061
東京都世田谷区北烏山1 -59-24
TEL:090-9965-2374
FAX:03-6413-9956
http://setagaya-energy.jimdo.com
助成金額
平成26年度 2,241千円
助成の種類
入門助成
1年目
実践
課題
地域主導型のエネルギーシフトを行う際に、特に都市部では自然エネルギー発電だけでなく、エネルギー利用の効率化が必要で、しかもがまんの節電ではなく、より快適な住環境になる方向で行う工夫が必要である。
目標
断熱や身近な太陽・風のエネルギーを活用することが省エネと快適性につながることを、講習会や実験、視察、ブックレットによる啓発、そしてモデルハウスで実体験する機会を増やし、地域住民の関心を高める。
活動内容
- 「 エネルギーシフト未来工房」と称し、親子教室や講習会、断熱実験等の月1 回の連続ワークショップを行い、計80名ほどの参加者があった。また、断熱や蓄熱等が体験できるモデルハウスの作成を指導者のもとで行い、地域のイベント等で展示した。
- 近隣のエコハウス等の先進例を見学する公開視察会を8回行った。たとえば、小金井エクセルギーハウス、モーラの家、秩父パッシブハウス、富山コンパクトタウン、柏の葉スマートシティ等である。参加者は数名から20名。
- 実験や視察(スタッフによる与那国、フライブルクの調査研究含む)の結果を20ページの小冊子にまとめて、 2000部印刷して、イベント参加者以外にもアピールした。
達成できたこと
- 親子教室は、20名の子どもと親の参加があり、大変好評でその後他の区内の子どもイベントにも呼ばれるなどの反響があった。
- 体験ワークショップでは、簡単にできる工夫の効果を実際に温度を測定したり、体感して実感してもらえた。
- 成果物であるブックレットを用いてさらに多くの人に訴えかけた。読者より熱さや寒さの今までの常識が覆されたとの声が多かった。
- 先進例の視察により目標のイメージを共有した。
達成できなかったこと
公共的な建物の省エネ改修ワークショップを計画していたが、地区計画や建物主との交渉に時間がかかっており次年度以降にて実施する。
今後の展望
子どもの環境教育としての評価が高かったので、出前講座を行っていくよう教育機関や公共機関に働きかける。また「環境エネルギーまちづくり」というコンセプトで緑化活動などとも協働していく。
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