助成について

インドネシア中部ジャワにおける越境河川流域保全キャンペーン

ビナ・カルタ・レスタリ(BINTARI)財団

活動地域 活動分野
インドネシア共和国 総合環境保全活動
イベント参加者数
延べ500人
イベント満足度
90%
目標達成度
90%
企業向け普及啓発ワークショップ
企業向け普及啓発ワークショップ

成果と工夫したポイント

過去2 年間の協働保全活動づくりの経験をまとめた2 種類のガイドを完成し、普及啓発イベントやコミュニティキャラバン、環境教育を通じて様々なステークホルダー、コミュニティに広めた。

所在地

Jl. Tirto Agung Barat V/21 Pedalangan, Banyumanik, Semarang, INDONESIA
TEL:62-24-70777220
FAX:62-24-70777220
http://bintari.org

助成金額

平成26年度 2,383千円
平成25年度 2,295千円
平成24年度 2,412千円

助成の種類

一般助成
3年目
知識の提供・普及啓発

課題

インドネシア・スマラン市では、ガラン川の水不足の原 因である土壌侵食、土砂堆積問題への対策が必要とされて おり、流域を利用する様々な利害関係者の協働保全活動の 実現が求められた。

目標

  • スマラン県とスマラン市が共有する総合的な流域保全管理政策・計画が策定され、実施される。
  • 流域住民の行動・意識が向上する。
  • 安定した水供給と洪水制御のための提案が策定される。

活動内容

  • リーダーシップ研修の開催(約30組織・個人が参加)
  • 環境教育の実施(小学生60人、指導者17人が参加)
  • 「 協働ダイアログ」の設置
  • 土壌侵食、堆積問題の参加型調査・分析・公表(計150人以上参加)
  • 改善戦略のグランドデザイン策定
  • コミュニティワークショップの開催(37人の住民が参加)
  • 普及啓発ツールの開発
  • 普及啓発イベントの実施(大学から8 人、企業から20人が参加)
  • ESD(Education for S u s t a i n a b l e Development)や環境教育イベントを通じた普及啓発(中学校から80人、女性グループから150人、都市コミュニティから100人が参加)
  • コミュニティ会合の実施(五つの地域から25人が参加)

達成できたこと

  • 農民、都市コミュニティ、若者、女性たちに広く流域保全の重要性が理解され、正しい知識が普及することで、持続可能な農村生活へのシフトが促進された。
  • 大学の流域保全のための人材育成に貢献した。
  • 民間企業に流域保全のための持続可能なCSRが検討され始めた。
  • 流域保全のコンセプトを様々なコミュニティや利害関係者と共有し、それぞれの分野での行動が検討された。

達成できなかったこと

  • 行政のプログラムの時期と重なり、農民向けのESD 活動は実施できなかった。
  • 参加者の所属団体の意識・行動変化は確認ができなかった。

今後の展望

  • 活動を通じて構築された流域保全のための協働体制の維持、発展を図る。
  • 各参加グループやステークホルダーの個別の活動をモニタリング、支援していく。

目次

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