呉羽丘陵における地域が一体となった持続可能な里山モデル構築
任意団体 悠久の森実行委員会
活動地域 |
活動分野 |
富山県富山市 |
総合環境保全活動 |
- イベント参加者数
- 延べ2,638人
- メディア掲載回数
- 30回
- 調査・整備スタッフの増員
- 3 人
- 目標達成度
- 85%
学校外での自然体験プログラム
成果と工夫したポイント
大人も巻き込んだ活動に展開していくことを視野に入れて、特に地域の小学生を対象にしたプログラムに力点を置き、子どもを通して里山の現状を大人に伝えることに務めた( 3 年間で延べ1,229名の小学生が参加)。
所在地
〒930-0151
富山県富山市古沢254 富山市ファミリーパーク内
TEL:076-434-1234
FAX:076-434-1208
助成金額
平成26年度 821千円
平成25年度 913千円
平成24年度 821千円
助成の種類
一般助成
3年目
実践
課題
呉羽丘陵では近年、里山荒廃の影響で、ホクリクサンショウウオ等の生き物の減少が懸念されている。このため、地域住民が地域の里山に関心を持ち、一体となって生き物を守る持続可能な仕組みの構築が求められている。
目標
- 学校での授業プログラムを地域の全9 小学校で実施し、定着化させる。
- 上記活動に加え、生息地調査・整備、学校外での自然体験プログラム、活動報告会を実施し、地域を巻き込んで活動を進める仕組みを構築する。
活動内容
- ホクリクサンショウウオの生息状況を調べるため、毎年5 回程度、呉羽丘陵における生息地調査を実施した(産卵地マップも作成)。
- 地域の小学校で、里山の生き物について理解を深めるためのプログラム「学校での授業プログラム」を毎年実施した(児童・教諭延べ1,293名)。
- 野外で、生き物への理解を深めるためのプログラム「学校外での授業プログラム」を毎年実施した(延べ629名が参加)。
- 水辺の生き物の生息環境を改善するため、平成25年度から毎年、生息地整備活動を実施した(計3 ヶ所の生息地で整備が完了)。
- 活動報告会を毎年1 回実施し、来場者(延べ617名)に活動のPR、活動への理解・参加を呼びかけた。
達成できたこと
- 学校での授業プログラムを地域の全9 小学校で実施することができ、6 校で定着化した。
- 呉羽丘陵全域でホクリクサンショウウオの生息地調査を行ってきた結果、10地点の生息地を特定することができた。また、生息地マップも作成することができた。
- 調査員の人手不足が危惧されていたため様々な活動で参加者に声をかけたところ、平成25年度には地元大学の大学生が1 名、平成26年度には地域に住む親子2 名が加わった。
達成できなかったこと
- 学校での授業プログラムを、地域の全九つの小学校のうち3 校で定着化できなかった。
- 地域の小学校を対象にした学校外での自然体験プログラムを、定着化できなかった。
今後の展望
- 学校での授業プログラムを、未定着の小学校3 校で定着化させる。
- 生息地での整備活動を、地権者も巻き込みながら実施する。
- 活動趣旨に理解がある調査員を増やす。
目次