大気環境の情報館

どのようなことが起きるか:地球の温暖化

地球は太陽のエネルギーを受けて暖められる一方、宇宙空間にエネルギーを放出して冷えることをくり返すことで平均した温度を保っています。

しかし、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの濃度が上がるとエネルギー放出のじゃまになり、地球が毛布で包まれたような状態になって地表の温度が上がってしまいます。そして、海水面の上昇や洪水、干ばつなどが増えるおそれが出てきました。これが地球温暖化の問題です。 温室効果ガスには、二酸化炭素(CO2)のほかにメタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)などがあります。これら温室効果ガスの大気中の濃度は、1760年代イギリスに始まった産業革命によって産業の形態が大規模生産へと変化していったことから、著しく増加しました。

国際的には、地球温暖化を防ぐための条約(気候変動枠組条約)が1992年(平成4年)に結ばれています。さらに、1997年(平成9年)に京都で開かれた会議では、日本をはじめとする先進国が、二酸化炭素などの温室効果ガスを減らそうという約束(京都議定書)が結ばれました。その後も日本では、二酸化炭素などを減らす目標を立てて努力を続けています。

地球の温暖化

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