
光化学スモッグが発生すると、目がチカチカしたり、のどが痛くなったり、頭痛がしたりします。また、農作物にも影響を与えます。
光化学オキシダント(光化学スモッグの原因物質)濃度の一時間値が0.12ppm※以上になると、都道府県等より光化学オキシダント注意報が発令され、住民に知らせるとともに、工場から出る煙の量を減らしてもらったり、自動車の使用をひかえてもらったりするなどの協力を求めることになっています。
平成22年の光化学オキシダント注意報発令延日数は182日で、近い過去で最高だった平成12年の259日よりは減っているものの、毎年100日以上で推移しています。なお、大気汚染が最も著しかった1970年代前半には、「注意報発令のべ日数」が300日を越え、被害届出人数が4万人を越えた年もありました。
※ppm(parts per million)…100万分の1。ある量が全体の100万分のいくつであるかを表す単位。
平成10年 | 平成12年 | 平成14年 | 平成16年 | 平成18年 | 平成20年 | 平成22年 | |
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注意報等発令延 日数(日) |
135 | 259 | 184 | 189 | 177 | 144 | 182 |
被害届出人数(人) | 1,270 | 1,479 | 1,347 | 393 | 289 | 400 | 128 |