大気環境の情報館

TEQ

毒性の強さを加味して足し合せたダイオキシン類の総量を表す指標。Toxicity Equivalency Quantity の略称で毒性等量ともいう。ダイオキシン類には、多数の種類があり、また、毒性の強さも同じではない。したがって、ダイオキシン類の含有量を測定した際、単純にそれぞれのダイオキシンの測定結果を足し合わせただけでは毒性の評価に使えない。(つまり、足し合せた合計のダイオキシン類の重さが同じaピコグラムだったとしても、毒性の強いダイオキシンがたくさん含まれている場合とそうでない場合では健康への影響の程度が違ってくる。) そこで、毒性が強く研究データも多い2,3,7,8-TCDDの毒性を1として、各ダイオキシンごとに毒性の強さによって係数(毒性等価係数)を設定し、実測した値にこの係数をかけて合計したものがTEQである。

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