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徐放性テオフィリン薬(徐放性キサンチン系薬)

効能:
ゆっくり溶ける作用時間の長い薬で、気管支拡張作用があり、気管支の炎症をおさえる作用もあります。
副作用:
悪心、嘔吐、食欲不振、頻脈、不眠、興奮、不安、頭痛など
用法:
経口

気管支を拡張させる作用があり、軽い気管支の炎症をおさえる効果もあるので、テオフィリン薬はキサンチン系薬剤とも呼ばれます。「徐放性」というのは徐々に吸収されて効果が長く続くという意味です。

テオフィリン薬の特徴は、定期的に飲むことによって一定の血中濃度を維持できることです。徐放性テオフィリン薬の血中半減期(薬が分解されて、血液中の薬の濃度が半分になってしまう時間)は約8時間で、1日1~2回の服用で血中濃度を維持することができます。
血中濃度が高すぎると、はき気、嘔吐、動悸、頭痛、けいれんなどの副作用が起こりやすくなります。

テオフィリンの血中濃度は、年齢、併用している薬物、肥満などにより大きく変動しますので、医師の指示どおりに服用しなくてはいけません。6ヶ月未満の乳児やてんかんや熱性けいれんのあるこどもには使用しません。また、発熱時には、量を減らしたり、中止したりすることがあります。

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