WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

小児ぜん息 その他のアレルギーすこやかライフNo.45 2015年3月発行

特集

アレルギー児の安心・安全な学校生活のために 入学・進学のときに知っておきたいこと

入学、進学の季節がやってきました。新しい環境への期待とともに、学校生活への不安を抱えているアレルギー児の保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、学校のアレルギー対策の現状と、アレルギー児が学校生活を安心・安全に送るために必要な知識、学校との関係作りの方法などについて、昭和大学医学部小児科学講座講師 今井孝成先生と、NPO 法人アレルギーを考える母の会 園部まり子さん、長岡徹さんにお話をうかがいました。

より詳しくは、次のメニューからご覧ください

お話をうかがった先生

昭和大学医学部 小児科学講座講師 今井 孝成先生

今井 孝成先生

プロフィール

1996年東京慈恵医科大学医学部卒業後、昭和大学医学部小児科学講座入局。
2004年独立行政法人国立病院機構相模原病院小児科、11年同病院小児科医長に。12年より現職。

メッセージ

学校におけるアレルギー対応は追い風が吹いており、充実の方向に向かっています。しかし、まだ地域差や学校ごとの温度差が大きいのが現状です。状況を変えるためには、保護者は正しい知識を学び、アレルギー対応を学校に任せるのではなく、地域医療とともに手をたずさえて、皆で充実させていく気持ちを持つことが必要です。お子さんが楽しくて安心できる学校生活が送れるように、意識を変えて皆で頑張っていきましょう。

NPO法人アレルギーを考える母の会 代表/園部 まり子さん・事務局長/長岡 徹さん

園部 まり子さん・長岡 徹さん

メッセージ

ひと昔前は、食物アレルギーでは原因食物を一生除去、ぜん息やアトピー性皮膚炎は体質だから、とあきらめてしまう方が多くいました。しかし、今ではぜん息やアトピー性皮膚炎は症状をコントロールできるようになり、食物アレルギーでは必要最小限の除去が基本となっています。保護者と学校関係者が力をあわせ、アレルギー児を支えながら楽しい学校生活を送れるよういい協力体制を作り、アレルギー児がアレルギー疾患を克服できる日を目指していきましょう。

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