令和7年度アレルギー指導研修
令和7年度アレルギー指導研修をオンライン形式(事前に収録した動画配信)にて開催いたします。
1.趣旨
近年、自己管理によるぜん息、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患の治療の重要性が高まっており、患者教育を通して患者やその家族が主体的に自己管理を継続できるよう指導することが求められております。
このような背景を踏まえ、独立行政法人環境再生保全機構(以下「機構」という。)では、公害健康被害予防事業対象地域において治療・管理に係る患者教育スタッフの養成を推進し、患者の自己管理支援体制の充実を図ることを目的として、「アレルギー指導研修」を実施しています。
今回、令和7年度「アレルギー指導研修」を次のとおり、オンライン形式(事前に収録した動画配信)にて実施いたします。
2.対象者
次の(1)~(4)のいずれかに該当する者とします。
- (1)公害健康被害予防事業に従事する医師、看護師、保健師等(予定の者を含む。)
- (2)自治体の保健事業に関わる医療・保健指導従事者で、自治体の責任において特に受講させることが必要と認められる者
- (3)一般社団法人日本アレルギー学会認定専門医、または指導医の下で、ぜん息、アトピー性皮膚炎等、アレルギー疾患患者への療養指導に取り組んでいる者(予定の者を含む。)
- (4)一般社団法人日本小児臨床アレルギー学会認定小児アレルギーエデュケーターの認定者で、ぜん息、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患患者へ効果的なケアの提供、指導に取り組んでいる者(予定の者を含む。)
なお、(2)~(4)の要件のいずれかを満たす者であれば、その者の勤務先(所在地)が公害健康被害予防事業対象地域外*であっても本研修の受講は可能です。
(※対象地域についてはhttps://www.erca.go.jp/fukakin/seido/gaiyo.htmlを参照)
3.配信期間
(1)第1回:令和7年10月30日(木) ~ 令和7年12月1日(月)(予定)
(2)第2回:令和8年1月15日(木)~令和8年2月16日(月)(予定)
4.費用
無料
5.研修内容 ※全講義の受講に要する時間は4時間程度です。
| 講義内容 |
講師 |
| ぜん息発症予防のためのアトピー性皮膚炎・食物アレルギーの基礎知識と患者教育の重要性 |
独立行政法人国立病院機構相模原病院
臨床研究センター アレルギー性疾患研究部
部長 佐藤 さくら 先生
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| 患者教育のためのアレルギー疾患の基礎知識と指導のポイント(食物アレルギー・アトピー性皮膚炎) |
独立行政法人国立病院機構三重病院 臨床研究部
部長 長尾 みづほ 先生
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| アトピー性皮膚炎における保健指導の実際 |
なすのがはらクリニック
小児アレルギーエデュケーター
益子 育代 先生
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| 食物アレルギーにおける栄養指導の実際 |
別府大学食物栄養科学部食物栄養学科
教授 高松 伸枝 先生
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6.申込期間
(1)第1回:令和7年10月30日(木) ~ 令和7年12月1日(月)(予定)
(2)第2回:令和8年1月15日(木)~令和8年2月16日(月)(予定)
7.申込方法
準備中(※申込期間になりましたら、こちらにリンクを表示いたします。)
8.修了条件
研修の全講義を受講し、その後のアンケートに回答した者に対して修了証を発行します。
9.修了後
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(1)本研修の修了者は、参加者自身のスキル向上だけではなく、地域や医療機関でのぜん息、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患の治療・管理に係る患者教育の普及等に努めてください。
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(2)本研修の修了者は、機構が別途設置する「予防事業人材バンク」に登録することができます。登録いただいた方には、地方公共団体が行う講演会等の事業にて、講師、補助スタッフ等として協力を依頼する場合があります。
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(3)本研修は、一般社団法人日本小児臨床アレルギー学会の小児アレルギーエデュケーター制度の認定更新に必要な業績(単位)認定研修です。修了者は、修了証をもって小児アレルギーエデュケーターの認定更新に必要な単位(5単位)を取得できます。なお、詳細については、同学会のホームページを参照してください。
10.その他
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(1)本研修にて用いる講義動画の一部は、機構が別途実施する研修においても活用しているため、複数の研修を受講された場合には他の研修と一部内容が重複することがあります。また、令和6年度の同研修に参加した場合には、令和6年度の講義と一部内容重複することがあります。
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(2)講義中で紹介する環境再生保全機構が作成したパンフレット等について、参照されたい場合には、次のURL(https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/index.html)より受講者にて手配してください。(なお、手配に係る費用は無料です。)
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(3)本研修は2回の配信を予定していますが、配信の内容については1回目と2回目ともに同じ内容です。本研修の配信1回目で期間内に修了が出来ず、2回目の受講をした場合は1回目の受講状況(進捗)は引き継ぎません。
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(4)本研修の配信を2回とも受講することはできますが、小児アレルギーエデュケーターの認定の更新に必要な単位の付与については1度のみとなります。