大気環境の情報館

どのようなことが起きるか:光化学スモッグ

自動車や工場などから排出された窒素酸化物(NOx)や、ガソリンやシンナーなどに含まれる炭化水素(HC)などが、太陽の強い紫外線を受けて光化学反応により、光化学オキシダント(Ox)という新たな物質に変化します。光化学オキシダント(Ox)が濃くなると、白いモヤがかかったようになります。この現象を光化学スモッグといいます。

光化学スモッグは、わたしたちの目をチカチカさせたり、のどの痛みをおこさせます。そのため、光化学オキシダント(Ox)について「1時間値が0.06ppm以下であること」という環境基準※が設定されています。光化学スモッグは、とくに6月~8月頃の、風が弱くて気温が高く晴れた日に発生しやすくなります。

※ 環境基準
人の健康を保護する上で、維持することが望ましいとされる基準。

光化学スモッグ

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