大気環境の情報館

二酸化窒素(NO2)の概要、年平均値の推移

二酸化窒素(NO2)の概要

物質名 二酸化窒素(NO2
物質の概要 NO(一酸化窒素)、NO2を主体とするNOx(窒素酸化物)は、高温燃焼に伴い必然的に発生するため、自動車や工場での燃焼だけでなくビル、家庭からの排出、自然界からの排出も無視できない。一次生成物であるNOが大気中でオゾン等により酸化されてNO2となり、更に紫外線や炭化水素が関与して光化学オキシダントが生成される。大気汚染防止法では有害物質、特定物質に含まれるが、他の有害物質に比べ排出量が多く、排出源も多様である。また、自動車、船舶、航空機などの移動発生源が、排出量に大きく寄与していることが他の有害物質と異なる点である。
主な発生源 自動車、工場から排出される一酸化窒素(NO)の二次生成物
健康影響 高濃度で、呼吸器に望ましくない影響を与える。
環境基準 1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。
測定方法 ザルツマン試薬を用いる吸光光度法又はオゾンを用いる化学発光法
環境基準 達成状況 環境基準達成率は、一般局では近年すべての測定局で環境基準を達成しており、平成18年度から5年連続で100%となりました。自排局では97.8%で平成21年度(95.7%)と比較するとやや改善されました。自動車NOx・PM法の対策地域については、一般局では平成18年度から5年連続で100%となり、自排局では95.7%で、平成21年度(92.9%)からやや改善されました。
また、年平均値の推移については、一般局、自排局とも近年ゆるやかな改善傾向となっています。(環境省・平成24年2月24日報道発表)

二酸化窒素(NO2)濃度の年平均値の推移

<図表>二酸化窒素(NO2)濃度の年平均値の推移

環境省・平成24年2月24日報道発表(平成22年度大気汚染状況について)

二酸化窒素(NO<sub>2</sub>)濃度の年平均値の推移

<図表>一般大気測定局

環境省・平成24年2月24日報道発表(平成22年度大気汚染状況について)

測定局数 達成局数

<図表>自動車排出ガス測定局

環境省・平成24年2月24日報道発表(平成22年度大気汚染状況について)

測定局数 達成局数
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