
大気汚染状況の常時監視は、環境基準の達成状況の把握、大気汚染防止対策の確立等のために不可欠です。
大気環境の監視測定体制は次のようになっています。
大気汚染を全国的な視野で把握するとともに、大気保全の推進等のための資料を得る目的で、国設大気環境測定所(9ヶ所)と国設自動車交通環境測定所(10ヶ所)が設置されています。
これらの国設大気環境測定所に国設酸性雨測定所を加えた、全国の大気測定網の配置は以下のとおりです。
地方においては、大気汚染防止法に基づき、都道府県及び大気汚染防止法上の政令市により、平成22年度末現在、全国で1,913の測定局(一般環境大気測定局:1,494局、自動車排出ガス測定局:419局)において、大気汚染の常時監視が行われています。
住宅地などの一般的な生活空間における大気汚染の状況を把握するため設置された測定局を一般大気測定局といいます。
平成22年度末現在の測定項目別設置状況は、
自動車排出ガスの影響による大気汚染の状況を把握するため、道路周辺に配置されたものを自動車排出ガス測定局といいます。
平成22年度末現在の測定項目別設置状況は、
それぞれの大気汚染物質ごとの概要と、環境濃度の推移、環境基準達成状況は、以下のとおりです。