大気環境の情報館

環境にやさしい交通体系の実現に向けた取り組み

はじめに

現在、国、地方公共団体において、自動車単体規制の強化や低公害車の導入促進等を始めとする様々な自動車環境対策が進められていますが、幹線道路沿道等の局地的な大気汚染の改善を図ることは、依然として厳しい状況が続いています。

こうした中、各地域でバス利用の推進や低公害車の導入、パークアンドライド、共同集配の実施など環境にやさしい交通施策の取り組みが数多く実施されています。ここでは、大気環境改善を図るための交通施策の事例紹介や今後の取り組みの方向性等について、地方公共団体が行う交通施策に役立つ情報を取りまとめています。

環境にやさしい交通施策の取り組み事例

OECD(経済協力開発機構)において提案され、我が国においても環境省及び国土交通省などで取り上げられている「環境的に持続可能な交通」(EST)政策の動向等も参考にしつつ、我が国におけるバス利用の推進や低公害車の導入、パークアンドライド、共同集配の実施等に係る地域事例について、その背景にある行政ニーズや利害関係者間の合意形成過程、事業効果及び環境改善効果の把握方法等について、事例収集を行ったものです。

ESTとは?

EST(Environmentally Sustainable Transport)はOECD(経済協力開発機構)が提案する新しい政策ビジョンであり、長期的な視野で環境面から持続可能な交通ビジョンを踏まえて交通・環境政策を策定・実施する取組みです。

人々に対し未来の交通のあるべき姿を示すことにより、人々の意識改革を促し、環境負荷の少ない交通行動や生活様式を選択することを期待しています。

EST関連ホームページへのリンク

環境省 水・大気環境局自動車環境対策課によるESTの紹介
http://www.env.go.jp/air/traffic_env/index.html

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