
ここでいう「軽いぜん息発作」とは小発作をさします。こうした発作状態での日常生活の過ごし方を以下にまとめました。
1)登校:
朝方、軽いぜん息発作があっても日中には軽快することも多く、指示に従った服薬をして軽快すれば、通学しても良いでしょう。
2)運動:
運動はその強度、種目によって対応は異なりますが、本人ができる範囲でなるべく運動へ参加するようにしましょう。注意する点としては、運動によって運動誘発ぜん息が出現することです。「運動誘発ぜん息とは何ですか?」 「運動誘発ぜん息を防ぐ方法がありますか?」で述べている運動誘発ぜん息についてよく理解し、学校の先生とも病状について連絡を密にしておくことで、発作を軽減または予防するようにしましょう。そして、基本的には「ぜん息発作が起こるから運動を控えるのではなく、ぜん息を改善するために適切に運動をさせる」という考え方が大切だと思います。
3)入浴:
軽い発作でも悪化するのではと心配になり、入浴を避ける場合も多いと思います。しかし、長湯にならないように注意すれば入浴は特に問題ないと思われます。